簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

熱川温泉と太田道灌(JR乗り潰しの旅)

2015-04-10 | Weblog


 熱川の駅を降りると駅前に白い湯気に包まれた源泉櫓が見える。
この町のシンボル的存在で、温泉街を中心に16か所も有ると言う。
ここ熱川の温泉は殆どが自噴で、その温度は100度にも及ぶらしい。



 櫓の下に「湯の華ぱあーく」が有る。
ここはすぐ脇にある源泉の湯が掛け流しの足湯で、無料で利用出来るので、列車
待ちに立ち寄るには丁度良い。



 大小温泉旅館が犇めく狭い道路沿いには、名物の干物などを売るお店も混じり、
そんなお店を冷やかしながら海岸に向けて坂を下ると赤い欄干の橋向こうに「流れ
る温泉 あそべる広場 熱川ほっとぱあーく」が有り、ここでも無料の足湯を楽しむ
ことが出来る。



 その脇に、猿を従えた太田道灌の像が建っている。
熱川温泉はその昔、太田道灌が発見したと伝えられていて、天城山での巻狩りの
帰りに、湯気が上がる濁川の河畔に傷を癒している猿を見つけた。



 自らも狩りの疲れを癒そうと湧き出る温泉で湯あみをすると、たちどころに全身に
生気が漲った。
この恵みに感謝した道灌は、この熱い湯の川を「熱川」と名付けたと言う。



 太田道灌と言えば、江戸城を築城したことが知られている。
神のご加護が篤いこの地を見て、天城山の溶岩流で出来た海岸にある岩石を切り
出して江戸城の築城石にすることを決意したと言う。
伊豆半島からは、多くの石垣用の石が切り出されたらしい。(続)

    表紙写真更新しました。 


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