簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

穂高神社(JR乗り潰しの旅・大糸線)

2021-04-16 | Weblog


 大糸線・穂高駅から歩いて3分ほどの地に、穂高神社の本宮(里宮)
が鎮座している。
JRの駅名の由来となった神社で、御祭神は海神系の穗高見命である。
上高地の明神池畔に奥宮が、奥穗高岳山頂(3190m)に嶺宮があるこ
とから、「日本アルプスの総鎮守」と称されている。



 境内は、鬱そうとした緑濃い森に囲まれている。 
正面の石鳥居を潜ると左手に参集殿と社務所があり、その先に進み小
さな川に架かる石橋を渡り、更にもう一つ鳥居を潜る。
そこが神域で正面に神楽殿が建ち、右に若宮社が有り、それを廻りこん
だところが拝殿で、その奥に巨木に囲まれてご本殿が配されている。
本殿は中央に中殿、その左右に左殿、右殿を配する三殿方式が特徴だ。



 神社の最も重要で最大の祭が、ご本殿を20年毎に造り変える式年遷宮だ。
最も古い記録では、文明15(1483)年の記録が残されていて、500年以上
も続く歴史を伝えている。
今でも、古式に則り厳かに行われる遷宮祭は、市の無形民俗文化財に指定
されている。



 厳かな気が漂う境内には、パワースポットも幾つかある。
その一つが樹齢500年を超えると言う、ご神木の大杉・孝養杉だ。
境内に聳え立つ杉は、大正時代に地元の女子が母親の病気平癒を祈願し
た神木である。
娘の一念は通じ、母を回復させ、願いを叶えさせたと言う。



 海の無い信州のこの神社では、毎年9月に「御船祭」が行われる。
舟形の大きな山車をぶつけ合う、豪壮で迫力のある祭らしい。
御祭神の祖である、北九州や朝鮮半島を拠点とする海族「安曇族」の戦
死を弔い、追悼する祭として始まったとされている。(続)



  こちらも、見てね 


にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする