簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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大糸線(JR乗り潰しの旅・大糸線)

2021-04-09 | Weblog


 大糸線は、長野県松本市の松本駅から新潟県糸魚川市の糸魚川駅の間、
105.4㎞を42の駅で結ぶJRの路線である。
線名の由来は信濃大町と糸魚川を結ぶ路線として建設されたことから、
信濃大町の「大」と、糸魚川の「糸」を一文字ずつ取って名付けられた。



 前身は信濃鉄道(松本~信濃大町)と国鉄(信濃大町~糸魚川)で、
各々部分開通後に延伸され、戦後の昭和32(1957)年に松本~糸魚川
間が全通し大糸線となった、比較的新しい路線である。

 途中の南小谷までがJR東日本が管轄する電化区間で、関東方面から
の特急も乗り入れている。
その先は非電化区間と成り、JR西日本の管轄となる。



 路線は日本を二分する、中央地溝帯(フォッサマグナ)の谷間を走る。
松本盆地を北上し、安曇野と呼ばれる日本の原風景とも言える地を駆け
抜けるが、ここら辺りまで来ると車窓左側には、北アルプス(飛騨山脈
)の常念岳、鹿島槍ヶ岳などの山々が素晴らしい景観を見せてくれる。



 途中信濃大町を過ぎる辺りから、盆地は途切れ山岳地帯へと入り込み、
車窓風景が一変する。
その先で間近に木崎湖、中綱湖、青木湖の仁科三湖が現れると、スキー
場などでも知られる白馬岳の白馬三山などの雄大な風景が展開する。



 分水嶺を越えると日本海に注ぐ姫川に沿って北上するが、車窓風景は
優しい川の名とは裏腹な厳しい崖、岩だらけの河原などフォッサマグナ
の荒々しい地勢が展開する。

 ここでは連続するトンネルで視界は遮られることが多いが、その隙間
から、強固に作られた護岸壁や、砂防・水防のダムなど人口の構造物を
しばしば目にし、厳しい自然との闘いの歴史を伺い知ることが出来る。(続)



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