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簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

大王わさび農場(JR乗り潰しの旅・大糸線)

2021-04-26 | Weblog


 安曇野観光の拠点駅の穗高駅は、観光名所「大王わさび農場」の最寄
り駅である。
駅からは2.5キロほども離れ、歩いて行けば40分程の処にある。
駅前からなら、レンタサイクルを借りる事も出来るが、「あづみの周遊
バス」なら、一日数便(季節運行・要時刻確認)有り、10分ほどだ。




 農園の歴史は古く大正4(1915)年、扇状地の豊富な湧水に着目した
先代が、砂利ばかり、雑草だらけの荒れ地を取得し、わさび畑の開拓を
思い付いたことに始まる。
 5町村に跨がる15丁歩の土地を、個人の所有にするのに2年も要した
と言う。そこから始まった開拓の歴史は、20年の歳月をかけようやく新
畑を完成させている。



 しかしその後も苦難の歴史は続き、実生苗の育成に着手したのは昭和
39(1964)年だ。こうして始まった栽培も、今では4.5万坪の広大な農
場と成り、年間150トンもの収穫量を誇るほどになった。
これは日本の総生産量の凡そ1割に相当するそうだ。



 その後農場内に、売店やレストランが作られ、北畑、東畑、大王畑、
古畑に分かれ栽培されているわさび田を巡る遊歩道が整備され、積極
的に観光客を迎い入れる体制が整った。
今日では日本国内では最大規模、世界でも有数なわさび農場に成長し、
訪れる観光客は年間120万人を越えると言う。



 こんな農場百年にわたる奮闘の歴史は、入口入って直ぐの所にある
「百年記念館」で詳しく伺い知ることが出来る。
「水といきる」をメインテーマに、「面白くて、為になる」を基本コン
セプトに構成された展示施設で、農場開拓百年を記念して建てられた。
場内を周遊する前に、まず立ち寄り基礎知識を仕入れるのが良いようだ。(続)





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