簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

吉備線 (JR乗り潰し・桃太郎線)

2016-06-24 | Weblog
 岡山駅は、山陽本線や瀬戸大橋線など7線が乗り入れ、山陽新幹線は全ての
列車が停車する、中国地方では屈指の鉄道結節点である。



 東と西を結ぶ動脈であり、山陰方面や、四国各県の県庁所在地へ接続の特急
列車が発着する一大ターミナル駅で、一日の乗降客数はおよそ12万人だ。



 そんな比較的長距離路線が乗り入れる中、僅か20.4Km、10駅ほどの短い路線、
非電化の単線で、各駅停車しか走らない路線が吉備線である。
1904年に私鉄の中国鉄道として開業したのが始まりで、岡山県内でこれは津山線
に次ぐ古さであり、2014年には開業110周年を迎え、賑やかに記念のイベントが繰
り広げられた。





 岡山市と総社市を結ぶ沿線各地は、宅地開発も進み、人口が増加し岡山市の
ベットタウン化が進んでいる。また高校・大学や、病院・スーパーなどの立地も多く、
朝夕は通勤通学の乗客で混み合っているが、現在は朝夕のピーク時は2~3本ある
ものの、日中は1~2本程度で、決して便利の良い路線とは言い難い。



 また沿線一帯は古代に栄えた「吉備の国」の中心地であったとされる地域で、今
は「吉備路」と言われる地を東西に横断する。
ミステリアスな古代遺跡や巨大な古墳群、歴史ある神社仏閣を初め城跡、江戸時
代の町並みなど多彩で歴史ロマンを感じさせる。
春の花、夏の新緑、秋の紅葉などの名所の多くも点在する観光路線である。



 こんな吉備線に、「桃太郎線」と言う愛称が付けられ、路線記号は「U」、イメージ
カラーは「ピンク」に決まり、2016年4月から運用が始まっている。
桃太郎伝説のモデルとされる吉備津彦命にまつわる場所や、史跡が多いことが
考慮されてのことだという。(続)



デスティネーションキャンペーン
 晴れの国 おかやま 観光情報はこちら








にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スローな因美線(JR乗り潰... | トップ | 一つ星平野(JR乗り潰し・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事