大津市は、歴史的風土を守り、活かしながら、古都にふさわしい風格
あるまちづくりを進めるために、平成16(2004)年4月「古都大津の風
格ある景観をつくる基本計画」を策定した。
市域を7つの景観地域と2つの景観軸に区分し、それぞれの景観づくり
の方針を定めた。(大津市HPより)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/cc/59984ec08cb536e9eaf273c19917d74b.jpg)
比良山系などの「山地景観地域」、比叡山・坂本や、近江大津京跡、
園城寺、石山寺などの「古都緑地景観地域」、湖岸等から丘陵部にかけ
て広がる「田園集落景観地域」、大津の都心に位置づけられる浜大津か
ら膳所、副都心に位置づけられる堅田駅周辺、石山駅周辺、瀬田駅周辺
の「都心景観地域」などである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/55/6ec30d2de750cd28214efa663c90d97e.jpg)
景観造りは、東海道で繋がる草津市とも連携し行われている。
施策の中心は、「東海道統一案内看板設置」で、既に大津市内の街道筋
にも20カ所近い場所に看板が掲げられている。草津市で見てきた物と同
じ物である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/24/9fc0e116f517ed7e30c918b3c610d57f.jpg)
琵琶湖水運で栄えた湊町でもある大津宿は、実際には96町ではあるが、
「大津百町」と言わ、町の大きさが誇示されていた。
東西に長い町並は、東海道を初め、三本の大通り沿いに形成されている。
この辺りには、嘗て繁栄を誇った往時の名残か、登録有形文化財に指定
された町屋が多く残されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/6e/bf1c1d50fdb9585136c5f5761da4062c.jpg)
北に面して建つ平入町家、「小川家住宅主屋」もそのひとつだ。
大津祭巡行がある通り側には大きく窓を開ける、という特長を持っている。
近世の小規模町家を、近代風に改修した歴史をよく伝える住宅が評価され
ているらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/3e/4ec2a2d0f77eb3af0c25db9041aeb2f2.jpg)
「大津魚忠」は、呉服商の住居として建てられた物だが、現在は料亭を
営む町家だ。正面1階は格子、2階には虫籠窓を設け、深い軒を腕木と出
桁で受けている。軒高が高く、木割の細い繊細な構えは,明治後期の商家
の姿を良く留めていると言われている。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/f8/f1738d34d70dc86c27cccc5648bb0ab3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
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あるまちづくりを進めるために、平成16(2004)年4月「古都大津の風
格ある景観をつくる基本計画」を策定した。
市域を7つの景観地域と2つの景観軸に区分し、それぞれの景観づくり
の方針を定めた。(大津市HPより)
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比良山系などの「山地景観地域」、比叡山・坂本や、近江大津京跡、
園城寺、石山寺などの「古都緑地景観地域」、湖岸等から丘陵部にかけ
て広がる「田園集落景観地域」、大津の都心に位置づけられる浜大津か
ら膳所、副都心に位置づけられる堅田駅周辺、石山駅周辺、瀬田駅周辺
の「都心景観地域」などである。
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景観造りは、東海道で繋がる草津市とも連携し行われている。
施策の中心は、「東海道統一案内看板設置」で、既に大津市内の街道筋
にも20カ所近い場所に看板が掲げられている。草津市で見てきた物と同
じ物である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/24/9fc0e116f517ed7e30c918b3c610d57f.jpg)
琵琶湖水運で栄えた湊町でもある大津宿は、実際には96町ではあるが、
「大津百町」と言わ、町の大きさが誇示されていた。
東西に長い町並は、東海道を初め、三本の大通り沿いに形成されている。
この辺りには、嘗て繁栄を誇った往時の名残か、登録有形文化財に指定
された町屋が多く残されている。
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北に面して建つ平入町家、「小川家住宅主屋」もそのひとつだ。
大津祭巡行がある通り側には大きく窓を開ける、という特長を持っている。
近世の小規模町家を、近代風に改修した歴史をよく伝える住宅が評価され
ているらしい。
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「大津魚忠」は、呉服商の住居として建てられた物だが、現在は料亭を
営む町家だ。正面1階は格子、2階には虫籠窓を設け、深い軒を腕木と出
桁で受けている。軒高が高く、木割の細い繊細な構えは,明治後期の商家
の姿を良く留めていると言われている。(続)
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