庭のハギ、いつも咲いてくれる木だけれど、何という種類か知りませんでした。先日、樹木観察会で見分け方を教えてもらった野生種のポイントは
花枝が葉より短い・・・マルバハギ。花枝が葉より長い・・・ツクシハギ(葉裏の毛の長さ1/3ミリという印象)、ヤマハギ(1/2ミリくらいの印象)、ビッチュウヤマハギ(葉の表面に毛がびっしり)
これでわかるか!とルーペで調べたところ、比較できないので葉の裏の毛の長さははっきりわかりませんでしたが、表面に毛はなく、裏にやっと確認できる程度の毛。ツクシハギかヤマハギか?ネットで調べてな~んだ、花色が薄くて葉の先がへこんでいるものが多い、ガクの先は丸い、ツクシハギらしいことがわかりました。
ハギの仲間はヨーロッパにはないそうですね。日本では古くから、秋の代表のように大切にされる仲間で、万葉集にも一番多く出てくる植物名だそうです。山に咲くこんな見栄えのしない花に秋を感じるとは、日本人のものの感じ方の個性です。ツクシハギ、花の色が薄くてパッとしない萩だとずうっと思っていたので、なまえがわかってとてもすっきりしました。
先日山の縁に咲いていた萩に似た花、コマツナギだそうです。在来のコマツナギとは違う雰囲気で、のり面緑化に導入されて繁殖しているトウコマツナギかもしれませんが、はっきり分類できないとのことでした。
うちののり面緑化は、ササとネコハギ・・・ササ撃退には至っていません。