名古屋の繁華街の一つである大須にある、
江戸時代から十代も続いている庶民のお店との事。
あぶり煎餅から始まり、明治時代に生菓子屋となり、
新幹線開業と同時に鯛焼きとみたらし団子のお店になった。
店頭にこの看板があり、名古屋名物あんバターを、
ついうっかり買うところだった。
ぐっとこらえて一般的な鯛焼きと五平餅を購入した。
天然鯛焼きは1匹220円、甘美味もちは1本210円。
五平餅は中部地方の山間部が発祥、
長野県、岐阜県、富山県、愛知県、静岡県あたり。
炊いたうるち米をつぶして平たい形にして串や割り箸にさして焼く。
醤油や味噌、胡麻などのタレを付けるのが一般的。
これは八丁味噌と胡麻のミックス。
鯛焼きに天然と養殖がある事を知ったのは昨年。
(インド生活が長かったのでと言い訳するが。)
天然は一匹づつの型で焼いた物で、
養殖は五・六匹の鯛をいっぺんに焼ける型で焼いた物。
昔は一匹づつ焼いていたんだね。
私が物心ついた頃からほとんど養殖だったような気がするが。
あんバターでも良かったかなぁと後で思うのだった。
名古屋と言うか東海と言えば赤みそですよね。
私は味噌にこだわりがありませんので、
赤みそ、八丁味噌もありと思います。
五平餅は秋田のきりたんぽみたいな形ですよね。
どちらもうるち米ですし。
それが名古屋・大須で売られるようになるとは。
メディア等で報じられる機会が増え、浸透していったのでしょう。
記事中の五平餅の形状は、食べやすいように丸く団子状になっていますが、本来の五平餅は御幣(ごへい)
の形で平べったくツチノコのような形です。