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明日葉って素晴らしい!

2007年06月04日 06時51分17秒 | 食品・お料理・栄養情報
みなさま、おはようございます。海風おねいさんです。
昨夜、編集中にエラーが起こり、編集画面が消えてしまいました。
ショックで倒れそうでしたが、気を取り直して、再度書きたいと思います。

明日葉についてネットでいろいろ調べていましたら、
すでに八丈島内で、詳しい記事を書かれている方々がいらっしゃいました。
ご紹介したいと思います。

「愛光観光」  「あしたばの話」

「不精庵 髪切居士」  「健康野菜明日葉」

有名な明日葉の徐福伝説については、こちらにまとめられてあります。

徐福(徐市)の伝説

明日葉は、学名をAngelica keiskei(アンジェリカ・ケイスケイ)といいます。
セリ科アンジェリカ属の大型多年草です。
Angelicaは、ラテン語の Angelus が語源で、「天使」の意味。
昔から「天使の葉っぱ」と呼ばれています。
死者をも甦らす強い生命力という意味で名付けられたようです。
keiskeiは、明治時代の植物学者、伊藤圭介さんの名前です。

大島に「ange=あんじぇ」の名前でブログを書いてるお友だちがいます。
明日葉の意味です。彼女とは明日葉が縁で知り合いました。
彼女もわたしも明日葉が大好き、ということでお友だちになりました。
八丈島のみならず、伊豆諸島ではとても愛されている大切な野菜が明日葉です。

明日葉に含まれる栄養成分ついては、こちらをごらんください。

(五訂)日本食品成分表による明日葉の茎葉(茹で)

さて、明日葉の貴重な成分カルコンについては昨日書きましたが、
その他に、明日葉中の成分で注目すべきはクマリン化合物とカリウムです。
これらの成分の総合的な働きにより、明日葉は注目の野菜とされています。

‥では、クマリンてなに?

カルコンは色の成分でしたが、クマリン化合物は香りの成分。
セリ科の野菜に多く含まれます。
クマリンにもカルコンと同じく抗菌作用がありますが、
2001年に宝酒造が日本薬学会などに発表した研究結果により、
さらに大きな注目を集めることとなりました。

「老人性の痴呆症や糖尿病由来の末梢神経障害の予防と治療に効果が期待される」
との発表です。この成分がクマリン化合物です。

では、カリウムの働きは?

カリウムは、人の神経の働きにとても重要です。
神経は電気が流れることにより信号を送っていますが、
この調節にカリウムとナトリウムが重要な働きをします。
ただ、ナトリウム(塩分)は、摂取しすぎると高血圧になってしまいますよね。
この余分な塩分を上手に排除してくれるのがカリウムです。

また、カリウムは多くの酵素を活性化させる働きがあり、
筋肉のエネルギー代謝にも必要です。
カリウムが不足すると筋肉の動きがスムーズに行かず、だるさを感じます。
夏場、汗によりカリウムを失ったときに生じるのが夏バテです。

ですから、これからの夏バテ対策にもカリウム豊富な明日葉はとてもいいんですね。
さらに、腸内の筋肉を促進することで便秘が改善されたり、
腎臓における老廃物の排泄を促し、むくみをとる働きがあるといわれています。

カリウムは多くの自然食材に含まれるミネラルですから、
本来はバランスのよい食生活を送っていれば問題はありません。
しかし、加工食品の多い現代の食生活と様々なストレスなどから、
現代人にはカリウムが不足しがちとなっているようです。

さて、明日葉の栄養成分&効果について、いろいろ書いてまいりました。
伊豆諸島が誇る明日葉は、特に中高年の方々にとっては
理想的ともいえる素晴らしい成分を持った優良野菜であることが
おわかりいただけたかと思います。

みなさま、もっともっと明日葉を食べましょうね。
そして、明日葉を入手しづらい夏場などは、明日葉茶や粉末明日葉などを
上手にご利用されることをおすすめいたします。

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コメント (6)
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