雀の手箱

折々の記録と墨彩画

慈光院

2009年05月25日 | 雀の足跡
 石上神宮の参詣をすまして、まだ帰るには早すぎるから慈光院に回ろうということになり、車を大和郡山へと走らせました。金魚の飼育で全国的に知られた柳沢氏15万石の城下町です。
 慈光院はこの大和郡山市にある臨済宗大徳寺派の寺院です。片桐且元の甥、片桐石見守貞昌(石州)の建立。
 さつき1種類の刈り込みは、ちらほらと赤い花をのぞかせていました。禅寺にしては庭に石組みをほとんど見かけません。かつては大和平野を一望できたのに今はスーパーなどの大型施設で眺望の借景が損なわれているという妹の嘆きでした。それでも、遠景の高円、三笠、春日と連なる山々を書院から見はるかしながらいただく一服のお茶は、さわやかなものでした。三畳茶室、二畳台目茶室なども拝見しました。

慈光院
<
書院から見る庭園
丘の上の慈光院入り口一の門
入り口から山門までの霰石敷きの苑路
山門(茨木城楼門)
書院外観
手水鉢
茶室
慈光院案内
<
<<


 夕食までに時間があるからと、帰り道、郡山城址を見学。かつては、市役所として使われていたという建築物や堀の石垣の見事さに見とれ、桜のころは賑わうという城址を散策して引揚げました。

<<>


 おまけの画像は堀と石垣。大手門。元市役所。