雀の手箱

折々の記録と墨彩画

夏祭り

2009年08月02日 | 雀の足跡
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画像2枚は戸畑祇園の夜の提灯山と、昼間の幟山です。


 「今年は夏祭りにも出かけなかったね」「博多山笠を見たでしょう。」「あれは出掛けたついでだったから。」
 どうやら北九州の夏祭りが一斉集合で催される“わっしょい百万夏祭り”に出かけるつもりのようでした。それではと十数年ぶりに小倉まで祭見物のお付き合いをしました。
 この祭りは22年ほど前に、旧五市が北九州市として合併する前、各地で催されていた祇園祭を中心に各地区から出場するもので、地域の意地をかけた誇りがみられたものでした。

 お気に入りの湖月堂で夕食をすまして、夕闇のせまるころ、人出で混む魚町を抜けて小文字通りの会場へと向いました。孫が小学生のころの夏休みに連れて来て以来のことです。
 あのころはもっと混雑していたように思いますが、はしゃぐ幼い人たちを見るのは気持ちもやわらぎます。中の橋のモニュメントの台座に腰を下ろしての見物です。
 祭りも少し様変わりして、他郷からの輸入ねぶたなども加わり、子どもだけのグループもみられました。前とは何となく気合も薄れてきているように感じました。 折角出てきたというのに、40分もすると「もう帰る」とのたまう始末です。
 戸畑の提灯山をしばらく見ていないし、今年は雨で火が消えてしまったようだから、あれだけは見て帰りたいので「お先にどうぞ」と一人で居残りしました。
「ヨイトサ!ヨイトサ!!」の掛け声に元気をもらって、山を肩に駆け抜ける提灯山笠を2基だけ見て、早々に帰宅しました。今日は総踊りと花火でフィナーレです。


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<戸畑祇園山笠 昼の幟山の人々>

                画像は5枚です。