雀の手箱

折々の記録と墨彩画

消えた住所録

2011年12月23日 | できごと
 八年近く馴染んでいたXPからこの新しいパソコンに乗り換えるとき、前の年賀状ソフトのファイルをバックアップしたつもりでした。
 ところがなるほどファイルはコピーが残っているのですが、中身が空白になっています。 うっかり普通のドキュメントと同じ扱いをしたのです。「このファイルを開けません。」と断り書きが出て、いろいろと面倒な手順がかかれています。

 年賀状を作成する段になって、まだよく呑み込めない7と新しいプリンターですから、今年まではXPで印刷までしようと思っていたので、大慌てです。メーカーに問い合わせても、需要の多い時期、なかなか繋がらないし、やっと繋がっても、ソフトは各ソフトのメカーに問い合わせるようにというのです。はじめからパソコンに組み込まれていたソフトなのにと腹が立ちますが、調べてみると結構面倒なようなので、もう対応していないのならウイルス感染の危険もあるだろうからと諦めて住所録を新しく作成することにしました。
 恩師はほとんど鬼籍に入られて、周辺も死去で空白にした虫食い状の住所録になっていましたから、作り直しの時機だったのだと諦めも早くつきました。
 ただ、あと何回使用することができるのかと思うと、作業も身が入らず滞りがちです。

 家事の合間に136枚のカードを入力するのに2日かかってしまいました。年に一度の賀状ぐらいは古い友人たちと消息を交換したいものと思っています。その気持ちがあっても、そう長い時間ではないでしょうが。
 寒さが堪える変形の拇指をいたわっての今年の年賀状は元日に間に合いますかどうか。