雀の手箱

折々の記録と墨彩画

半夏生

2015年07月02日 | 日々好日
 速いもので1年も折り返しました。雨の毎日の中で、水引草が早くも赤い小さな粒をつけ、桔梗も咲きはじめています。雨が多いせいでしょうか、ホオズキは実が赤くなりかけのまま勢いがなくなり萎れています。
 紫陽花の競演が終わりに近づく中で、花笠木槿だけは猛々しいほどに花をつけ、まわりを威圧するかのようです。



 今日2日は暦の上では半夏生(ハンゲショウ)。夏至から数えて11日目ぐらいの時期になります。
 梅雨の終りごろの蒸し暑い時季で嫌われますが、昔の農家ではこの日までに田植えを完了しておくという大切な節目の日だったようです。
 蛸を食べる風習も関西では知られています。これもタコの足のように根を張るという豊作への願いを込めてのことと聞きました。

 ところで、こちらの植物のほうの半夏生ですが、今年の我が家の半夏生は、花笠木槿の陰になってまだ化粧は半ばにも至っていません。日なたの方に居を構えているのがやっと白塗りを始めています。
 午前中は整形外科でリハビリ、午後は食料の買い出しで絵に向かう気力が萎え、写真だけになりました。