雀の手箱

折々の記録と墨彩画

銀杏並木

2017年11月12日 | 塵界茫々
 朝夕の冷え込みで木々の紅葉も進んでいるようです。
 晴天が続くこの頃洗濯物を干したあと、庭を歩いてみるとサルスベリやニシキギ、ドウダンツツジが次第に色を変え、鮮やかに色づく姿に慰められます。
 病院の帰りに気に入りのコースを通ると、銀杏並木の黄葉が二十日でもう散り始めていました。
 連れ合いが手術で入院中、毎日通っていた道です。ある日には夕日を浴びて、晶子の歌さながらに「金色の小さき鳥の形して」舞う姿を、通りが少ないのをいいことにして車を停めて見とれていた日を思い出します。もう11年を経過しています。

 つい先日、この通りのすぐ傍のマンションで、自宅の部屋で飼い犬を猟銃で撃って自分も自殺した人がいました。
ストレスの多い現代、心を病む人も増えるようで、悲惨な恐ろしい事件が増えていくようです。