海外の友人から、庭の紅葉が懐かしいとメールが入っていました。毎年この季節には訪日の日を思い出してくれるようです。
今年のいろはもみじは色がくすみを持って今一つで、おまけに大きな枝が葉をちじらせ、枯れていたのを、先月の剪定の折に庭師が鋸で切っていました。庭木も年老いたようで、混みすぎて見苦しくなっています。遠出はままならぬので、せめての季節の移ろいと、秋の名残りを庭で惜しむ日々です。
桜紅葉、錦木、満天星、令法と目を楽しませてくれています。ただ、落ち葉の始末は今では、負担になる作業になっています。グールモンの落葉の詩や、白楽天の漢詩の風流を愉しんだ日は、今は昔です。