雀の手箱

折々の記録と墨彩画

福島善三展

2018年10月11日 | できごと


 このところ私の体調が回復してきているのを知ってか、弟から迎えに行くから出かけないかと誘いがありました。お世話になっている整形外科の先生とご一緒に、福岡三越へ出かけてきました。人間国宝認定記念の企画展です。台風一過の心地よい快晴に恵まれた2年ぶりの博多天神は歩きにくいほどの人出でした。
 中野飴釉や赫釉、鉄釉といった多彩な福島先生の作品の中でも、中野月白青瓷の凛とした気品あるたたずまいに惹かれて、私は自分用のぐい飲みと湯呑をもとめていました。特別な折のお酒の味わいを格別にしてくれる少し大ぶりのものを愛用しています。
 今回は世に問う記念の個展ですから、広い会場は大作が中心で、宮内庁お買い上げのものと同じ窯の大皿や、暦年の受賞作品が並び華やいだ会場は 最終日にも関わらずかなりの来場者でした。
 まだ50代の若さもあってか、気さくな福島先生ご夫妻は終始和やかに歓談されていました。盛会のお祝いを申し上げ、小石原への再訪をお約束して会場を後にしました。