雀の手箱

折々の記録と墨彩画

博多祇園山笠 追い山ならしの日

2009年07月13日 | 雀の足跡
 今年も1日から博多祇園山笠の季節に入っています。街を歩くと15日の早朝の追い山に向けて徐々に祭りのテンションが上がってゆくのをひしひしと感じます。

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画像は3枚です。

 所用があって博多に出かける連れ合いに「今日12日は追い山ならしのはずだから」と誘われて久しぶりの午後からの博多行きでした。
 用を済ませて新天町の賑わいの中を歩き、中州の和紙の店で画材を購入して、櫛田入りする追い山ならしを見物しました。これは15日の追い山のためのいわばリハーサルで、本番より1キロ短い(約4キロ)コースを走ります。

 勢い水のしぶきを浴びての見物はテレビでの見物とは一味も二味も異なります。 速いスピードと、人混みですので思うように写真は撮れません。詳細と映像はこちらのページでご覧ください。

 交通規制で車は市内の通行が複雑になっているため、久しぶりにJRを利用しての博多行きですっかり疲れました。

   飾り山3枚の画像は1枚目が博多座前 2枚目は博多駅前 3枚目はソラリアビルの中、吹き抜けのロビーに飾られた山笠。クリックでどうぞ。

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 舁き山のなかで最後に櫛田入りする上川端の山だけは、高さ10メートル余りの飾り山をそのまま舁きます。したがって追い山のタイム争いからは除外です。重量も普通の舁き山が1トン余りなのに対して、2,5トンです。電線に障るからと禁じられた高さの問題は、頭頂部を下げる仕掛けで解決。この飾り山は15日には煙を吐いて壮観です。正面から写したかったのですが、水と人混みを分けて出る気がしなくて見送り側からの撮影です。次第に気合が入っていき、上が引っ込み、水法被が男衆の体に貼りつくころには興奮がこちらにも伝わります。

動く飾り山
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2 コメント

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猛暑の祭り ()
2009-07-15 14:46:22
 ふくら雀さんを虜にする歴史ある祭りを沢山の画像でつぶさに拝見できました。ありがとうございます。
 
 豪快な祭りにこめる思い、みなさまがこころ熱くなるのも分かる気がします。災厄払いや祇園信仰の結びつき。伝統の祭りの美しさに惹かれました。飾り山に山笠など。水法被の男衆も観客もみんなそろえて壮大な見せ場になるのですね。

 こちらの夏祭りは子供御輿などありましたが、世話役もご高齢、マンションが建ち並び、住民の意識や顔ぶれも変わって、とうとう廃止されました。

 今日は35度以上、暑い熱い夏です。 お体に気をつけてくださいね。
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山のぼせ (ふくら雀)
2009-07-16 12:09:12
博多には山のぼせという言葉があります。
ひと月を山笠に夢中になる男衆をいう言葉ですが、それを可能にし、支える”ごりょんさん”があって初めて家を外にのぼせておられるわけです。
この季節北九州は熱くなります。次に控える小倉祇園、戸畑祇園と次々です。
日本の音100選に唯一採られている人の声は、この「オィサオィサ」の掛け声です。
一種の結いであり、山笠をとおして人間形成もなされ、行儀や上下のケジメも学ぶようです。
京都の優雅な「コンチキチン」「ヨーイトサ」もいいのですが、九州の祭りには山笠が似合います。
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