雀の手箱

折々の記録と墨彩画

松を描く

2010年04月16日 | 日々好日
 今月は松をテーマに、今までに描いていた松とは違った松を描くことにしました。
 
 目指すのは琳派の松を面影にして、私流の琳派もどきの松です。やきものの絵付けのための下絵のつもりもあります。
 左の乾山の蓋物に描かれた銹絵金銀彩の松をイメージして、約束事を押さえた他は自由にと思って筆を取りましたが、なかなか自由のところが難しいのです。
 模索でまだ落款は押せないのですが、描いた逆順に置いています。








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2 コメント

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自由に遊ぶ ()
2010-04-18 15:56:34
 雪持松 我が美術館にお借りしています。(↑URLにて)生命感に溢れていて好きな作品です。ありがとうございます。
 
 うえに来るほど後で描いた…やはりだんだん伸びやかになっていますね。松を一度も描いたことがないので何も判りませんがお許しください。何枚も描いてすっかりからだに入れて。こころの詩が、絵になっているのですね。簡略化されていても、そのものを率直に表している。自由に… これがいちばんむずかしいのも共感します。

 器の意匠… 平らでない、やきものに描くこと さぞかし面白く楽しみでしょう。
 作品が待ち遠しいです。
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松・待つ (ふくら雀)
2010-04-18 16:50:18
賀状には、今年は竹、昨年は松をしたためましたし、扇面や、色紙にも何度も描いています。それでも、松の持つ力強い高雅な逞しさには程遠いのです。
潮風に吹きたわめられた磯馴松には風格があります。これでも、7枚の中から選択したものです。

関東は時ならぬ雪持ち松の出現で大変でしたね。もう寒は去ったようですが、火山灰も
旅の予定を狂わし自然の猛威を示しています。寒いと痛みが出るので外出を自粛しておとなしく読書三昧です。
寒暖の差は体調を損ないがちです。どうぞお大事に
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