雀の手箱

折々の記録と墨彩画

歳歳年年人不同

2019年04月06日 | 日々好日
 金毘羅山の桜

 櫻という櫻が満開の時を謳歌しています。寒の戻りで、花冷えの日々を耐えてまだ散らずにいる櫻を眺めると、毎年、小倉城の櫻を見に行かねば気がすまなかった亡き人を切に思い出します。思えば市内の桜の名所を定期観光コースと称して、車で回ったものでした。この時期のブログも櫻尽くしでした。
 昨年は奈良で妹の心づくしの桜めぐりを堪能しましたが、今年は花見としての外出はせず、「年年歳歳花相似 歳歳年々人不同」と、唐の詩人劉 希夷の詩句を口ずさみながら、家に篭っています。






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2 コメント

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桜餅 (渚一号)
2019-04-09 00:16:11
先年 学校の入学時期を9月にすべきとの話題があり立ち消えに。
確か アメリカ かぶれの方々のご提案。
ピカピカの小学一年生から 大学一年生の入学式の
当日には 満開の桜が欠かせません。
因みに
終戦間際の 4月 疎開先の小学校の入学式の記憶は全くゼロも 空襲のあった 福山城のある東の空が 赤くなっていたことはしっかり覚えているが。

最近 桜餅の小振りを頂いています。

またぞろ 食べ物に脱線 失礼しました。

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桜餅の葉 (ふくら雀)
2019-04-09 17:46:09
入学式と満開の桜、本当にふさわしい風景ですね。昨日は近くの小学校の入学式で、下の道を母親と手をつないだ晴れ着姿の一年生が通っていきました。晴れ着姿も満開の桜に似つかわしいいい眺めでした。

ところで、桜餅といえば、関西風か関東風か、その違いは措いて、桜餅の葉を剥がしていただくか、そのままかで、好物の桜餅を前に夫は、そのまま一緒にいただく私に眉を顰めていました。

塩漬けにすることで葉が香り立つその移り香が、かすかな塩味と一緒に味わい深いという主張にたいして、移り香は、葉を剥がしても十分あるし第一味が下品になるとのたまうのです。長命寺と違って道明寺粉の蒸し菓子の関西風の桜餅の葉は剥がしにくいし、何と言われても、黒文字では切りにくいお茶席の桜餅以外は、葉を取らずに食べていました。

兼好法師ではありませんが、「今は亡き人なればかばかりのことも忘れがたし」です。どちらでもいいことでしょうが。
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