1ヶ月ぶりの更新です。本日はハイドンのミサ曲を取り上げたいと思います。ハイドンは生涯に100を超える交響曲を作曲し、「交響曲の父」として知られていますが、一方で宗教曲もたくさん残しています。本ブログでも過去にオラトリオの代表作である「天地創造」と「四季」をご紹介しましたが、ミサ曲も12曲残しており、そのうち今日ご紹介する「戦時のミサ」は第7番に当たります。「戦時のミサ」と言っても、特に戦争をテーマにしたわけではなく、単に作曲中にオーストリアがナポレオン軍と戦争の真っ最中だったため、ハイドンが楽譜にメモ書きを残したというだけだそうです。ハイドンは交響曲にもそれぞれニックネームが付いていますが、なにせ作品数が膨大なので、覚えやすくするために付けたのでしょうね。
曲の内容ですが、あくまで教会で演奏されるミサ曲ですので、構成はカトリックの典礼に則っています。全体的には荘厳な雰囲気ですが、その中でもハイドンらしい魅力的な旋律がそこかしこに散りばめられており、宗教音楽だからと言って肩肘張らずに楽しめる内容です。特に「グロリア」冒頭の爆発的な盛り上がり、「クレド」終盤の壮麗な合唱、「サンクトゥス」の静謐な美しさ、そして「アニュス・デイ」で感動的なフィナーレを迎えます。CDですが、タワーレコード限定版で発売されているレナード・バーンスタイン指揮バイエルン放送交響楽団&合唱団のものを買いました。ハイドンのミサ曲自体は録音も少ないですが、それだけに20世紀を代表する巨匠が残した本盤は貴重です。曲の長さも45分強で、オラトリオほど長くないのが良いですね。
曲の内容ですが、あくまで教会で演奏されるミサ曲ですので、構成はカトリックの典礼に則っています。全体的には荘厳な雰囲気ですが、その中でもハイドンらしい魅力的な旋律がそこかしこに散りばめられており、宗教音楽だからと言って肩肘張らずに楽しめる内容です。特に「グロリア」冒頭の爆発的な盛り上がり、「クレド」終盤の壮麗な合唱、「サンクトゥス」の静謐な美しさ、そして「アニュス・デイ」で感動的なフィナーレを迎えます。CDですが、タワーレコード限定版で発売されているレナード・バーンスタイン指揮バイエルン放送交響楽団&合唱団のものを買いました。ハイドンのミサ曲自体は録音も少ないですが、それだけに20世紀を代表する巨匠が残した本盤は貴重です。曲の長さも45分強で、オラトリオほど長くないのが良いですね。