ハードバピッシュ&アレグロな日々

CD(主にジャズ・クラシック)の感想を書き留めます

ブルックナー/交響曲第8番

2015-01-12 18:07:58 | クラシック(交響曲)
本日は久々にブルックナーの交響曲を取り上げたいと思います。ブルックナーに関しては3年ほど前に一度交響曲第4番をアップしましたが、そこでも書いたように個人的にはどうしても取っつきにくい印象が拭えません。作品はほとんどが交響曲で、どれも1時間を超える大作ばかり。旋律もそんなに親しみやすいとは言えない。ブログで紹介した4番も実はその後ほとんど聴いてないですし、第3番も第5番も聴いてはみたものの良さがわからない。唯一以前から親しんでいた7番のみを時折聴くという感じでした。この8番もご多分にもれず85分を超える超大作で、なかなか手が伸びずにいたのですが、いざ買ってみるとこれはなかなか聴き応えありました。



曲は4楽章形式で、特に第3楽章と第4楽章は20分を超える長大なボリュームですが、随所に盛り上がるパートがあって、私のようななんちゃってクラシックファンでも十分に楽しめる内容です。特に終楽章の荘厳なフィナーレは感動的です。同じ交響曲作家でもマーラーは後期になればなるほど複雑でわかりにくくなっていくのですが、ブルックナーの方は7番・8番と逆にわかりやすくなっていく、のかな?9番がまだ未聴ですのでまた聴いてみたいと思います。CDは数々の名指揮者による録音が残されていますが、私が買ったのはクラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のものです。
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