本日はアラム・ハチャトゥリアンの管弦楽作品を取り上げたいと思います。ハチャトゥリアンと言えば旧ソ連を代表する作曲家ですが、ロシア人であるショスタコーヴィチやプロコフィエフと違い、出身地であるカフカス地方の民族音楽を取り入れたややオリエンタルな作風が特徴的です。
今日ご紹介する作品もまさに強烈な異国情緒に満ちた作品です。まず、「ガイーヌ」は同名のバレエの附随音楽ですが、今ではその中の一曲である「剣の舞」だけが突出して有名になってしまいました。運動会でも定番のあのメロディですね。あらゆるクラシック音楽の中でも最も知られた曲の一つですが、ハチャトゥリアン自身はこの曲だけで作品のイメージが決定づけられることを快く思っていなかったとか。確かに民族色豊かな「アイシャの目覚めと踊り」や愛らしい「バラの乙女の踊り」など他の曲も魅力的です。
続く「仮面舞踏会」は全5曲あるのですが、その中でも「ワルツ」が浅田真央ちゃんのスケートに使用されたため日本では圧倒的に有名になりました。タイトル通り舞踏用の音楽なんですが、中間部のオリエンタルな旋律が何とも言えず魅力的です。コンサートのアンコールピースにもよく使われますし、個人的にも大好きな曲です。
「スパルタクス」は古代ローマの剣闘士を題材にしたバレエのための音楽で、上記2作品に比べればマイナーな作品です。ただ、内容は捨てがたい。特に組曲第2番第1曲の「スパルタクスとフリーギアのアダージョ」の美しいメロディは絶品。後半のトランペットソロがムードたっぷりです。その他の曲はいかにもハチャトゥリアンらしいオリエンタル情緒あふれる内容で古代ローマには正直そぐわない気もしますが、細かいこと言わずメロディを楽しむ分にはOKです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/f5/f31ad9353e7bde77c05c07ade7e1038f.jpg)
CDはアレクサンデル・ラザレフ指揮ボリショイ管弦楽団のものを買いました。上記の代表作3つからの抜粋版で、「ガイーヌ」から4曲、「仮面舞踏会」から2曲、「スパルタクス」から7曲と美味しいところだけを上手く集めた感じです。ジャケットの絵がアルメニアじゃなくてトルコ風なのがツッコミ所ですが、西欧から見たら似たようなもんなんでしょうか?
今日ご紹介する作品もまさに強烈な異国情緒に満ちた作品です。まず、「ガイーヌ」は同名のバレエの附随音楽ですが、今ではその中の一曲である「剣の舞」だけが突出して有名になってしまいました。運動会でも定番のあのメロディですね。あらゆるクラシック音楽の中でも最も知られた曲の一つですが、ハチャトゥリアン自身はこの曲だけで作品のイメージが決定づけられることを快く思っていなかったとか。確かに民族色豊かな「アイシャの目覚めと踊り」や愛らしい「バラの乙女の踊り」など他の曲も魅力的です。
続く「仮面舞踏会」は全5曲あるのですが、その中でも「ワルツ」が浅田真央ちゃんのスケートに使用されたため日本では圧倒的に有名になりました。タイトル通り舞踏用の音楽なんですが、中間部のオリエンタルな旋律が何とも言えず魅力的です。コンサートのアンコールピースにもよく使われますし、個人的にも大好きな曲です。
「スパルタクス」は古代ローマの剣闘士を題材にしたバレエのための音楽で、上記2作品に比べればマイナーな作品です。ただ、内容は捨てがたい。特に組曲第2番第1曲の「スパルタクスとフリーギアのアダージョ」の美しいメロディは絶品。後半のトランペットソロがムードたっぷりです。その他の曲はいかにもハチャトゥリアンらしいオリエンタル情緒あふれる内容で古代ローマには正直そぐわない気もしますが、細かいこと言わずメロディを楽しむ分にはOKです。
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CDはアレクサンデル・ラザレフ指揮ボリショイ管弦楽団のものを買いました。上記の代表作3つからの抜粋版で、「ガイーヌ」から4曲、「仮面舞踏会」から2曲、「スパルタクス」から7曲と美味しいところだけを上手く集めた感じです。ジャケットの絵がアルメニアじゃなくてトルコ風なのがツッコミ所ですが、西欧から見たら似たようなもんなんでしょうか?