本日はグスタフ・マーラーの交響曲第2番「復活」です。マーラーの交響曲の中でも有名な作品ですが、私自身は1、4、5のみ所有しており、他の交響曲については敬遠しておりました。理由は単純に長すぎるからです。その他の作品はどれも例外なく長大で、2番も3番も6番も7番もCD2枚組なので、どうしても聴く前に身構えてしまうんですよね。
でも、気合いを入れて買ってみたらやはり大正解でした。さすがに名曲と評されるだけあります。全部で80分以上ありますが、決して冗長にならず良い意味での満腹感が味わえます。第1楽章はこれだけで約22分あるんですが、いきなりお腹に響くような重低音の弦楽アンサンブルから始まり、途中天国的な穏やかな曲想を経て最後は重苦しいムードで終わり。第2楽章と第3楽章は牧歌的な曲調でこの大作の中の箸休め的存在と言った感じでしょうか?第4楽章は美しいアルト独唱が入ります。この声楽が入るというのがマーラーの交響曲の特徴ですね。
第5楽章はそれだけで33分もある長大な楽章でなおかつ本作のハイライトともいえる部分です。前半はオーケストラのみ、後半部分は合唱付きという構成ですが、後半静かな女声コーラスに男性コーラスも加わり、フィナーレに向けて徐々に盛り上がっていく所が最高です。特にラストの3分近くはコーラス、オーケストラともに空前の盛り上がりで、ベートーヴェンの第9を彷彿とさせるような宇宙的広がりを感じさせます。曲が終わった瞬間には思わずブラボーと拍手したくなる圧巻のフィナーレですね。
CDは大野和士指揮ベルギー王立歌劇場管弦楽団&合唱団のものを買いました。「復活」ともなれば、過去・現代問わず大指揮者達がたくさん録音を残していますが、2枚組1800円の廉価+日本人指揮者のCDということで選びました。クラシックに一家言ある人からしたら「復活」は○○指揮でなければ、というこだわりがあるのかもしれませんが、私にはこれで十分感動的です。
でも、気合いを入れて買ってみたらやはり大正解でした。さすがに名曲と評されるだけあります。全部で80分以上ありますが、決して冗長にならず良い意味での満腹感が味わえます。第1楽章はこれだけで約22分あるんですが、いきなりお腹に響くような重低音の弦楽アンサンブルから始まり、途中天国的な穏やかな曲想を経て最後は重苦しいムードで終わり。第2楽章と第3楽章は牧歌的な曲調でこの大作の中の箸休め的存在と言った感じでしょうか?第4楽章は美しいアルト独唱が入ります。この声楽が入るというのがマーラーの交響曲の特徴ですね。
第5楽章はそれだけで33分もある長大な楽章でなおかつ本作のハイライトともいえる部分です。前半はオーケストラのみ、後半部分は合唱付きという構成ですが、後半静かな女声コーラスに男性コーラスも加わり、フィナーレに向けて徐々に盛り上がっていく所が最高です。特にラストの3分近くはコーラス、オーケストラともに空前の盛り上がりで、ベートーヴェンの第9を彷彿とさせるような宇宙的広がりを感じさせます。曲が終わった瞬間には思わずブラボーと拍手したくなる圧巻のフィナーレですね。
CDは大野和士指揮ベルギー王立歌劇場管弦楽団&合唱団のものを買いました。「復活」ともなれば、過去・現代問わず大指揮者達がたくさん録音を残していますが、2枚組1800円の廉価+日本人指揮者のCDということで選びました。クラシックに一家言ある人からしたら「復活」は○○指揮でなければ、というこだわりがあるのかもしれませんが、私にはこれで十分感動的です。