チャイコフスキーと言えば後期の3大交響曲、ピアノ協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲と超有名曲がいくつもありますが、一般的な認知度と言う点では言えばやはり三大バレエ、「くるみ割り人形」「眠りの森の美女」「白鳥の湖」にとどめをさすのではないでしょうか?特に「くるみ割り人形」と「白鳥の湖」はクラシックに何の興味もないお茶の間の老若男女でも「あ!この曲知ってる!」という曲のオンパレードです。多くはCMで使われていて、中には変な歌詞をつけてパロディにされたりしてますが、それも昔から広く親しまれていることの証左です。どれもバレエの付随音楽で、それぞれ全曲で演奏すると一番短い「くるみ割り人形」でも約1時間30分、「眠りの森の美女」が3時間、「白鳥の湖」で2時間と大作揃いですが、よほどのマニアでない限り全曲盤を聴く必要はなく、管弦楽版のハイライトでいいでしょう。3大バレエは昔からあらゆる名指揮者が録音していますが、収録曲もだいたい似通っているのであとは好みの問題。そんな中で私が選んだのはアレクサンドル・ラザレフ指揮ボリショイ劇場管弦楽団のCDです。最大の魅力は1000円という廉価ですが、帝政ロシア時代から続く本場の名門オケだけあって演奏も超一流なので安心です。
まず「くるみ割り人形」ですが、3大バレエの中でもお茶の間浸透度では随一ですね。超定番の「花のワルツ」「行進曲」に加え、最近は「葦笛の踊り」もソフトバンクのCMで有名になりました。他にも弦楽合奏がキュートな「序曲」、力強いロシアの民族舞踊「トレパーク」も捨て難いですね。私は唯一このバレエだけはニューヨークで本物の舞台を見たことがありますが、それはそれは素晴らしかったですね。「眠りの森の美女」は3作の中では一番マイナーですね。あえて言えば「ワルツ」がどこかで聴いたことあるぐらいか。ただ、曲はどれもいいですね。「序奏」「アダージョ」「パノラマ」と優雅なメロディの曲が多いのが特徴です。続く「白鳥の湖」は小学生でも知っている例の哀調を帯びた主題「情景」が何と言っても有名。ややコミカルな曲調の「小さな白鳥の踊り」もいろいろな場面で使われていますね。ただ、個人的に好きなのはむしろアップテンポの曲の方。軽やかな「ワルツ」、ハンガリー舞踊の「チャルダーシュ」、ポーランドの民族舞曲「マズルカ」と意外と明るく楽しい曲が多いです。
まず「くるみ割り人形」ですが、3大バレエの中でもお茶の間浸透度では随一ですね。超定番の「花のワルツ」「行進曲」に加え、最近は「葦笛の踊り」もソフトバンクのCMで有名になりました。他にも弦楽合奏がキュートな「序曲」、力強いロシアの民族舞踊「トレパーク」も捨て難いですね。私は唯一このバレエだけはニューヨークで本物の舞台を見たことがありますが、それはそれは素晴らしかったですね。「眠りの森の美女」は3作の中では一番マイナーですね。あえて言えば「ワルツ」がどこかで聴いたことあるぐらいか。ただ、曲はどれもいいですね。「序奏」「アダージョ」「パノラマ」と優雅なメロディの曲が多いのが特徴です。続く「白鳥の湖」は小学生でも知っている例の哀調を帯びた主題「情景」が何と言っても有名。ややコミカルな曲調の「小さな白鳥の踊り」もいろいろな場面で使われていますね。ただ、個人的に好きなのはむしろアップテンポの曲の方。軽やかな「ワルツ」、ハンガリー舞踊の「チャルダーシュ」、ポーランドの民族舞曲「マズルカ」と意外と明るく楽しい曲が多いです。