本日はベートーヴェンの最初の交響曲2曲を取り上げます。ベートーヴェンの交響曲と言えばどうしても第3番「英雄」以降の作品に人気が偏りがちで、最初の2曲は地味ですね。楽曲の規模も小さく1番は約25分、2番が約30分です。続く「英雄」が50分を超える大作だけに小ぢんまりした感じを受けますね。曲風も一聴したところハイドンやモーツァルトなど18世紀の古典派音楽の影響が強く、何だか物足りない感じを正直受けます。ただ、繰り返し聴いてるうちにやはりベートーヴェンならではの旋律が浮かび上がってきます。
一般的には第1番と第2番を比べると、後者の方が完成度を増しているというのが定評のようですが、個人的には第1番の方が若きベートーヴェンの男性的な力強さが表れて好きですね。勇壮な第1楽章もいいですし、跳ねるような第3楽章メヌエットから壮麗な第4楽章のフィナーレへと続く流れも素晴らしいです。一方、第2番はひたすら明るい第1番に比べると規模も大きくなった反面、後期のベートーヴェンに通じる内省的な重苦しさも感じられます。確かにこの方がベートーヴェンらしいとも言えますが。希望に満ちあふれた青年作曲家から、成熟した大作曲家へと成長していく過程の作品とも言えますね。CDはクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のものです。解説を読むとベーレンライター版とか言う新しい楽譜をもとによる演奏とありますが、私のようななんちゃってクラシックファンにはよくわからないです。普通にいい演奏だな~、で良いと思いますが?
一般的には第1番と第2番を比べると、後者の方が完成度を増しているというのが定評のようですが、個人的には第1番の方が若きベートーヴェンの男性的な力強さが表れて好きですね。勇壮な第1楽章もいいですし、跳ねるような第3楽章メヌエットから壮麗な第4楽章のフィナーレへと続く流れも素晴らしいです。一方、第2番はひたすら明るい第1番に比べると規模も大きくなった反面、後期のベートーヴェンに通じる内省的な重苦しさも感じられます。確かにこの方がベートーヴェンらしいとも言えますが。希望に満ちあふれた青年作曲家から、成熟した大作曲家へと成長していく過程の作品とも言えますね。CDはクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のものです。解説を読むとベーレンライター版とか言う新しい楽譜をもとによる演奏とありますが、私のようななんちゃってクラシックファンにはよくわからないです。普通にいい演奏だな~、で良いと思いますが?