最近、秋田市内で見つけたものをいくつか。
●すずらん通りの看板
秋田市中心部の歓楽街「川反(かわばた)」。
そのうち、旭川に架かる三丁目橋から赤れんが郷土館の脇へ西に伸びるのが「すずらん通り」。スズランの花型の街灯が設置されたことにちなむ名だという。
現在は、「すずらん通り商店会」があり、街路灯の維持管理を自身で行なっている。
「すずらん」と書かれたスズラン型街灯がある
昔はもっと賑やかな通りだったそうだが、今も飲食店を中心にそれ以外の店も多少はあり、飲み屋ばかりの他の川反の通りとは、多少雰囲気が違うような気がする。
12月上旬、ここで工事が行われていた。
工事中
すずらん通りの3か所に、ゲート型というかアーチ型の看板が設置されているのだが、そのうち2つが、新しいものに更新されていた。
ゲートは「すゞらん通り」表記。これも商店会の管轄だろうか。
たまたま更新前のものを撮影していた、三丁目橋たもとで比較。
更新前/更新後
以前は、ゲートは全体がグレーで、スズランの花の形が浮き出ていただけだが、新しいものは背景が緑、花が白に着色された。
「清酒 高清水」の広告も更新
赤れんが館通り(大町通り)に面したゲートも更新。(上の工事中の写真はここ)
三丁目橋より幅が広い
以上は「1区」だそうで、赤れんが館通りを渡った側が「2区」と分かれているようだ。2区側では、茶町通りに面する場所だけにゲートがある。ここがすずらん通りの西端か。
赤れんが館通り・三丁目橋方向を見る。こちらはもっと幅が広そう
西端のゲートは更新されなかったが、今回の更新前の1区のものよりは新しそうに見えるから、更新対象外だったのだろう。
こちらはグレー塗装ではなく無着色のように見える
●家具屋の跡
すずらん通りから2ブロック南へ行った「家具の町」にある、「清水良太郎家具店」が解体されたことを紹介していた。
その後の状況。
白い軽自動車がいる位置がかつての家具店
跡地はやはり、
月ぎめ駐車場になった
「清水パーキング」という名前だけが、かつて家具店だったことを偲ばせる。
それにしてもこの辺りは駐車場が増え、家具の町ならぬ「駐車の町」だ。
●お稲荷さん
千秋公園に「與次郎(よじろう)稲荷神社」がある。
ここのキツネが昔、飛脚に姿を変えて佐竹のお殿様に仕えたという伝説があり、中通一丁目再開発のキャラクターのモチーフにもなった。
千秋公園以外にも與次郎稲荷神社がある。山形県にもあるらしいが、千秋公園から直線で2キロも離れていない、楢山南中町(ならやまみなみなかちょう)にも、同名の神社がある。由緒などは不明。
有楽町の通りの1本裏側の通り、楢山登町との境目にある小さな神社。
お隣はアパート
実はこの神社、今年の夏頃までは木に囲まれていて、やや薄暗いような感さえあったのに、秋ごろに樹木がほとんど伐採されてしまったのだ。
(少なくとも11月末頃の段階では)伐採された枝や幹が、まだ境内に積み上げられていて、撤去されるようでもない。
どうするんだろう
※その後(2013年)に大きな変化が
●2年ぶりの新車は新モデル??
秋田中央交通の路線バスの車両は、ほとんどが首都圏など他の事業者の中古車を購入しており、新車の導入は少ない。
新車は、2010年初めに、同社にとって初のノンステップバスを2台導入したのが最後だった。(その車両がバスまつりで展示された様子)
しかし、ちょうど1年前頃から今年にかけて、小田急バスの中型ノンステップバスの中古車を続々と導入しており、ノンステップバスの割合は増えてきている。
小田急の中古のノンステップ車
最近、こんなバスを発見。
これは??
自社購入・小田急の中古どちらにしても、中央交通に多い「いすゞエルガミオ」だから、識別が難しい。
小田急中古のいちばん新しいものでも、ナンバーは890番台だったと思うが、それより新しい「904」だから、“新入り”であることは間違いない。
小田急の中古と同じ位置・書体で、正面に「ノンステップバス」の表示がある。しかし、客席の窓ガラスは、小田急の中古は無着色なのに対し、この車は着色ガラス。
中古ではなく、新車のようだ。
中央交通にとってほぼ2年ぶりの一般路線バス用の新車で、3台目の新車のノンステップバスとなる。
小田急中古にはない「国土交通省認定 標準仕様ノンステップバス」のシールが貼られている。
2010年の新車にはこのシールがあるが、たしか中ドアにだけ貼られたためドアが開くと見えなくなったし、正面の文字の表示もなかったので、ノンステップ車であることのアピールが不足していたが、これなら目に付くだろう。
正面中央には小さいながら「ISUZU」のエンブレムがある。中央交通の一般路線バスでは初めてではないだろうか。
後部。広告枠が空いている
後部は2010年車と同じく「人と環境にやさしいアイドリングストップバス」を大きく、「NON STEP」は小さく表示。(中古車では「アイドリングストップ」と表示したりしなかったり…)
右ウインカーの上にも標準仕様ノンステップのシールが貼られた。
また、右ウインカーとリアガラスの間にあった「ISUZU ERGAmio」の表示がなくなり、ウインカーの下に「ISUZU」ロゴだけ表示されている。
側面後部の社名は通常の丸ゴシック体で、いすゞ製新車伝統の「秋田中“宍”交通」書体ではなくなってしまった。
発車していくところで、反対面などじっくりと見られなかったが、上記以外には目立った相違点は見つけられなかった。
ところで、後で調べてみると、エルガミオは、今年11月21日にモデルチェンジされていた!
外観は同じだが、新しい排出ガス規制に適合し、エンジンのダウンサイジング、ABSの標準装備など、環境・経済性・安全性にいっそう配慮しているそうだ。
導入時期や従来とは異なるロゴ表示からすれば、この車がその新モデルなのかもしれない。(憶測です)
ちなみに、東京地区におけるノンステップ仕様の希望小売価格は税込1978万円。
新車が使用されていた路線は新国道経由追分線。
2010年の新車のノンステップバスが主に運行されている路線と同じだ。もしかしたら、潟上市からの補助金で購入した車両で、臨海営業所所属なのかもしれない。
とすれば、2010年導入車と同様、追分方面を中心にして、合間に他の新国道経由の路線(セリオン行きや飯島北行きで見たことがある)、車庫への出入りを兼ねて臨海営業所線などに限定して使われ、臨海営業所管轄でも新屋線とか神田線では使われないと考えられる。(憶測です)
【2014年6月18日追記】その後、「904」は追分線は走らなくなり、五城目線専属で運用されるようになった。(臨海営業所担当ダイヤを毎日固定運用)そのため、しばらくは五城目線と入出庫の臨海営業所線でしか見ることがない状態が続いた。
さらにその後、2014年6月14日には、新国道・土崎・高専経由秋田厚生医療センター行きに使われていたのを初めて目撃。
2010年導入の2台も、2012年には新屋線など新国道経由以外の路線でも運用されるようになった。(引き続き追分方面に優先的に入るようではある)
購入後一定の期間が経過すれば、他の路線でも運用できるとか決まりがあるのだろうか?
【2016年2月2日追記】2016年1月時点でも、五城目線を中心に運行されるものの、添川線に入ることもある。この記事後半参照。
●すずらん通りの看板
秋田市中心部の歓楽街「川反(かわばた)」。
そのうち、旭川に架かる三丁目橋から赤れんが郷土館の脇へ西に伸びるのが「すずらん通り」。スズランの花型の街灯が設置されたことにちなむ名だという。
現在は、「すずらん通り商店会」があり、街路灯の維持管理を自身で行なっている。
「すずらん」と書かれたスズラン型街灯がある
昔はもっと賑やかな通りだったそうだが、今も飲食店を中心にそれ以外の店も多少はあり、飲み屋ばかりの他の川反の通りとは、多少雰囲気が違うような気がする。
12月上旬、ここで工事が行われていた。
工事中
すずらん通りの3か所に、ゲート型というかアーチ型の看板が設置されているのだが、そのうち2つが、新しいものに更新されていた。
ゲートは「すゞらん通り」表記。これも商店会の管轄だろうか。
たまたま更新前のものを撮影していた、三丁目橋たもとで比較。
更新前/更新後
以前は、ゲートは全体がグレーで、スズランの花の形が浮き出ていただけだが、新しいものは背景が緑、花が白に着色された。
「清酒 高清水」の広告も更新
赤れんが館通り(大町通り)に面したゲートも更新。(上の工事中の写真はここ)
三丁目橋より幅が広い
以上は「1区」だそうで、赤れんが館通りを渡った側が「2区」と分かれているようだ。2区側では、茶町通りに面する場所だけにゲートがある。ここがすずらん通りの西端か。
赤れんが館通り・三丁目橋方向を見る。こちらはもっと幅が広そう
西端のゲートは更新されなかったが、今回の更新前の1区のものよりは新しそうに見えるから、更新対象外だったのだろう。
こちらはグレー塗装ではなく無着色のように見える
●家具屋の跡
すずらん通りから2ブロック南へ行った「家具の町」にある、「清水良太郎家具店」が解体されたことを紹介していた。
その後の状況。
白い軽自動車がいる位置がかつての家具店
跡地はやはり、
月ぎめ駐車場になった
「清水パーキング」という名前だけが、かつて家具店だったことを偲ばせる。
それにしてもこの辺りは駐車場が増え、家具の町ならぬ「駐車の町」だ。
●お稲荷さん
千秋公園に「與次郎(よじろう)稲荷神社」がある。
ここのキツネが昔、飛脚に姿を変えて佐竹のお殿様に仕えたという伝説があり、中通一丁目再開発のキャラクターのモチーフにもなった。
千秋公園以外にも與次郎稲荷神社がある。山形県にもあるらしいが、千秋公園から直線で2キロも離れていない、楢山南中町(ならやまみなみなかちょう)にも、同名の神社がある。由緒などは不明。
有楽町の通りの1本裏側の通り、楢山登町との境目にある小さな神社。
お隣はアパート
実はこの神社、今年の夏頃までは木に囲まれていて、やや薄暗いような感さえあったのに、秋ごろに樹木がほとんど伐採されてしまったのだ。
(少なくとも11月末頃の段階では)伐採された枝や幹が、まだ境内に積み上げられていて、撤去されるようでもない。
どうするんだろう
※その後(2013年)に大きな変化が
●2年ぶりの新車は新モデル??
秋田中央交通の路線バスの車両は、ほとんどが首都圏など他の事業者の中古車を購入しており、新車の導入は少ない。
新車は、2010年初めに、同社にとって初のノンステップバスを2台導入したのが最後だった。(その車両がバスまつりで展示された様子)
しかし、ちょうど1年前頃から今年にかけて、小田急バスの中型ノンステップバスの中古車を続々と導入しており、ノンステップバスの割合は増えてきている。
小田急の中古のノンステップ車
最近、こんなバスを発見。
これは??
自社購入・小田急の中古どちらにしても、中央交通に多い「いすゞエルガミオ」だから、識別が難しい。
小田急中古のいちばん新しいものでも、ナンバーは890番台だったと思うが、それより新しい「904」だから、“新入り”であることは間違いない。
小田急の中古と同じ位置・書体で、正面に「ノンステップバス」の表示がある。しかし、客席の窓ガラスは、小田急の中古は無着色なのに対し、この車は着色ガラス。
中古ではなく、新車のようだ。
中央交通にとってほぼ2年ぶりの一般路線バス用の新車で、3台目の新車のノンステップバスとなる。
小田急中古にはない「国土交通省認定 標準仕様ノンステップバス」のシールが貼られている。
2010年の新車にはこのシールがあるが、たしか中ドアにだけ貼られたためドアが開くと見えなくなったし、正面の文字の表示もなかったので、ノンステップ車であることのアピールが不足していたが、これなら目に付くだろう。
正面中央には小さいながら「ISUZU」のエンブレムがある。中央交通の一般路線バスでは初めてではないだろうか。
後部。広告枠が空いている
後部は2010年車と同じく「人と環境にやさしいアイドリングストップバス」を大きく、「NON STEP」は小さく表示。(中古車では「アイドリングストップ」と表示したりしなかったり…)
右ウインカーの上にも標準仕様ノンステップのシールが貼られた。
また、右ウインカーとリアガラスの間にあった「ISUZU ERGAmio」の表示がなくなり、ウインカーの下に「ISUZU」ロゴだけ表示されている。
側面後部の社名は通常の丸ゴシック体で、いすゞ製新車伝統の「秋田中“宍”交通」書体ではなくなってしまった。
発車していくところで、反対面などじっくりと見られなかったが、上記以外には目立った相違点は見つけられなかった。
ところで、後で調べてみると、エルガミオは、今年11月21日にモデルチェンジされていた!
外観は同じだが、新しい排出ガス規制に適合し、エンジンのダウンサイジング、ABSの標準装備など、環境・経済性・安全性にいっそう配慮しているそうだ。
導入時期や従来とは異なるロゴ表示からすれば、この車がその新モデルなのかもしれない。(憶測です)
ちなみに、東京地区におけるノンステップ仕様の希望小売価格は税込1978万円。
新車が使用されていた路線は新国道経由追分線。
2010年の新車のノンステップバスが主に運行されている路線と同じだ。もしかしたら、潟上市からの補助金で購入した車両で、臨海営業所所属なのかもしれない。
とすれば、2010年導入車と同様、追分方面を中心にして、合間に他の新国道経由の路線(セリオン行きや飯島北行きで見たことがある)、車庫への出入りを兼ねて臨海営業所線などに限定して使われ、臨海営業所管轄でも新屋線とか神田線では使われないと考えられる。(憶測です)
【2014年6月18日追記】その後、「904」は追分線は走らなくなり、五城目線専属で運用されるようになった。(臨海営業所担当ダイヤを毎日固定運用)そのため、しばらくは五城目線と入出庫の臨海営業所線でしか見ることがない状態が続いた。
さらにその後、2014年6月14日には、新国道・土崎・高専経由秋田厚生医療センター行きに使われていたのを初めて目撃。
2010年導入の2台も、2012年には新屋線など新国道経由以外の路線でも運用されるようになった。(引き続き追分方面に優先的に入るようではある)
購入後一定の期間が経過すれば、他の路線でも運用できるとか決まりがあるのだろうか?
【2016年2月2日追記】2016年1月時点でも、五城目線を中心に運行されるものの、添川線に入ることもある。この記事後半参照。