広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

こころ旅@青森

2014-07-17 00:24:58 | 津軽のいろいろ
NHK BSプレミアム「にっぽん縦断こころ旅」は、秋田県に続いて7月8日から11日に青森県を旅したので、簡単に記録しておきます。
順につがる市、六ヶ所村、八戸市(蕪島)、階上町が目的地となった。

先立って7日月曜に紹介されたボツネタの1つに、弘前市の「独狐(とっこ)の森公園」があった。※「独鈷」の間違いではなく「独狐」が正当
特徴的なその名前と、眼下に広がるリンゴ畑の向こうに岩木山が見える場所だということは知っていたが、情報は多くなくてよく分からない場所だった。
改めて調べると、弘前市中心部から見て北西、堂ヶ沢または鰺ヶ沢行きの路線バスが通る県道31号線から入った所。掲載されていない地図が多いが「とっこ保育園」の北側。
シチュエーションとしては、りんご公園に似ているようだ。(りんご公園は人工の山だし、各種施設が整備され、リンゴ畑自体も公園の一部という違いはある)


8日放送の349日目は、弘前公園の本丸が最初の場面。
その県最初の日は、前週の県で手紙を読んでから移動することが多いが、今回は違った。
「この番組、けっこうお城からスタートするのが監督さんたち好きみたいで」と、天守閣が映る。(本丸側から映像で見る限り、天守閣の曳家工事の目立った準備はされていなかった。)
そして、「もっとでかい城がこっちにあって…」と反対側を向く。
「どーんと…これがお岩木、“岩木城”です。おれの好きな山なんだ」
蓮池越しに岩木山が見える場所だが、梅雨空で裾野しか見えない。
「でも、顔は見せてない。これだけでも見せてくれてうれしいよね」
そこで手紙を読む。
条件が良ければこんな眺め(2005年7月撮影 ※この年はハスがあまり茂っていなかった?)
子どもの頃、木造町(現・つがる市)に住んでいたむつ市の女性(60)からの手紙。
通っていた向陽小学校から、「キリマンジャロのようにとんがって」いた岩木山を見て過ごした。4年生の遠足で弘前公園に来て本丸から岩木山を見たものの形が違い、「凛々しくもなく、毎日見ていた山ではなかった」「ふがいない」と感じた。
「私の心の岩木山は、あのとんがりの山なのです」という内容。

弘前から岩木山の西側を見て過ごした僕は、北側からの岩木山に違和感を覚えるが、それと真逆。

弘前公園から30キロ先の向陽小学校を目指す。
桜のトンネルの西濠の「春陽橋」を渡って公園の外へ。
渡る直前、左側の公園内の桜のトンネルに「立入禁止」というコーンが立っているのが見えたが、何かやっていたのだろうか?【28日追記】樹木の剪定・消毒作業かもしれない。
県道31号線の「富士見橋」で岩木川を渡った。

板柳町の喫茶店でナポリタンを食べたり、途中のリンゴ農家の自走式の農薬散布車に興味を示したりした。
青森ではよく見かける農薬散布車は、必ず赤い車体で、消防車のおもちゃのようにも見える。テレビでは「リンゴ農家などで使われている害虫を防除する専用車」と字幕が出た。正式には「スピードスプレーヤー」、略して「SS」と呼ばれる。

向陽小学校にとうちゃこしたが、最後まで岩木山のてっぺんは見えなかった。
こころ旅では、今までにも岩木山が取り上げられたが、1度も上が見えたことがなかった。
2011年6月には弘前大学北鷹寮(学園町のほう)から、2013年10月には向陽小学校の隣の木造高校からそれぞれ眺める岩木山が目的地となっていた。
大学からも高校からも小学校からも見えなかったということで、「後は中学からのお手紙を待つしかない、保育園でもいいな」。



翌日8日は、弘前駅中央口のバス乗り場・案内所前の円形のベンチで手紙を読んでから、鉄道で野辺地へ移動して、六ヶ所へ向かった。
とうちゃこ版の映像からは、弘前駅前の背後のバス乗り場で発車を待つバスの行き先表示が「富田大通り経由 狼森」行きではないかと思われる。(車両はヘッドライトが4灯である初期のレインボー2)
午前の狼森行きは、8時15分、9時45分、10時45分しかないので、そのいずれか。
奥羽本線の列車は、701系の前3両+後2両の5両編成。「N13」編成の先頭に乗車。



ところで、13日の陸奥新報のサイトに「弘前ねぷたと竿燈組み合わせ地元誘客」というニュースが掲載されていた。
東京の「JTB国内旅行企画」に派遣されている弘前市役所職員が、「竿燈・弘前ねぷた2大祭り3日間」 というツアーを企画したという話。

ねぷたを取り上げたツアーがないことを知って、「弘前行きを作らなければ」と作ったそうだが、その組み合わせ先に秋田市の竿燈まつりを選んでくれたとは、秋田市民としてはうれしい。

青森や五所川原などの各種「ねぶた」では、(違いはあるにせよ)弘前ねぷたと際立った違いは少ないから、見る人のインパクトとして竿燈を選んでくれたのかもしれない。
あるいは、行きと帰りが異なる周遊ルートにするという意図や秋田市周辺の宿泊場所のキャパシティ、JTBとしては秋田の桟敷席や宿泊先を押さえやすい(既に大量に確保済み)という事情もありそうではある。
コメント
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