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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

びゅうプラザ移転/2017ダイヤ改正

2016-12-18 23:57:17 | 秋田のいろいろ
この記事後半で秋田駅の改良工事をお伝えした矢先、また変化が。ほんとうにテキパキと進行していくもんだ。

先週中頃までは、びゅうプラザの前に仮囲いが設置されて営業継続、向かいの旧待合室は仮囲いが取れてシャッターが下りた中、びゅうプラザになるべく内部での工事・作業が進んでいるようだった。
先週後半には、
びゅうプラザが移転!
びゅうプラザが、待合室跡の新しい場所でオープンしていた!
右隣がみどりの窓口
工事前に少し前へ出された飲料の次世代自動販売機は、引っ込まずにそのままの位置。【21日追記】自販機の後ろの壁には、業務用のドアが設けられた。
これで、自由通路北側は、西から、トピコ(階段)トイレ・ビューアルッテ・びゅうプラザ・みどりの窓口(駐車場予約・指定席券売機)・近距離券売機・中央改札口の配置となった。

今までのみどりの窓口では、内装を撤去する工事が行われていた模様。
びゅうプラザが移転する旨の掲示などはなかったようだ。まあ、真向かいだから見れば分かるけど。

外から見る限り、新しいびゅうプラザは、今までよりちょっと小さく・狭くなった印象。今までは大人の休日倶楽部の窓口とかカフェとかと渾然一体となって、横に長かったけど、びゅうプラザ部分単独では対して変わらないのかもしれない。【19日追記】カウンターの数は1つくらい減ったかも。
通路から見える看板が不足な気がしなくもない。

前記事のコメントにもあったが、最近のJR東日本では、みどりの窓口とびゅうプラザの仕切りをなくして一体化した形式に改装する駅が多い。秋田駅でも、両者が隣接するとのことでそうなるかと思っていた。しかし、
指定席券売機を背後にしてみどりの窓口の東隅から、びゅうプラザ方向
上の写真で、左奥にガラス扉が見えるように、ドアはあるものの壁で明確に仕切られた構造。かつてのみどりの窓口・待合室の仕切りをそのまま活かしたということか。

みどりの窓口は、妙にだだっ広いというか、横に長くなったような気がする。バックヤードの位置の変更などによるもので、実際には大して違わないのだろうけど。

北側ができて、あとは南側の待合スペースへの改装と、立体駐車場の建設ということかな。あと新支社ビルも。

【19日追記】19日に行ってみると、びゅうプラザ、みどりの窓口とも、通路に面した窓やドアのガラスを縁取るように、白く光る部分ができ(上の写真でも既に設置されている)、そこにそれぞれの名称が表示されるようになった。※続きはこちら



16日、JR各社・JR東日本各支社から、来春2017年のダイヤ改正の内容が発表された。※2016年春の改正
全体的には新幹線開業などの大きな変化が久々になく、また3月4日・土曜日という、久々にちょっと早い時期の実施。【19日追記・目立った廃止列車も見当たらないが、後述の通り、JR北海道ではいくつかの変化あり】

JR東日本秋田支社管内でも、大きな変化はなさそう。※ご利用の際は各自、ご確認ください。
まずは、男鹿線の蓄電池電車EV-E801系の運用が明らかになった。
運転開始日は別途告知(=3月4日ではない可能性が高い)、従来車両で代走する場合がある旨の注記付き。
秋田-男鹿を午前と午後(8~16時台)に1往復ずつ。【19日追記】そのうちの1本、秋田13時39分発にたまに乗ることがあるが、2両編成で2両ともロングシートの車両が入ることが多い気がする。定員としてはほぼ変わらないことになりそう。
運行時刻も所要時間も、現行とほぼ同じ。性能からすれば、特に奥羽本線内では時間短縮できるはずだけど、既存車両が代走することを考えれば仕方ない。
列車番号も気動車(ディーゼルカー)を示す「~D」が、同番で電車を示す「~M」に変わっただけ。でも、男鹿線を「~M」が走るのは画期的なこと。

今の時点ではEV-E801は2両編成1本だけだから、3両以上が必要な朝夕の時間帯には不向きなんだろうし、トラブル発生時の対処などで明るい時間帯のほうがいいのかもしれない。

先に蓄電池車が投入されている烏山線では、来春に増備されて、全列車が置き換わるという。
男鹿線は必要車両数も多そうだし、冬期の運転実績も必要そうだけど、5年後くらいにはそうなるかもしれない。



あとは、普通列車の接続改善や行き先の変更。多くが運行順の入れ替えということのようだけど、奥羽本線・新庄-横手間では、1往復減。
その中で記録しておきたいのが、奥羽本線・弘前→大館→鷹ノ巣の朝の列車。
弘前発の2番列車(1番列車は秋田行き快速)1630Mは、大館行きで7時33分着。そこから7時38分始発の鷹ノ巣行き1634Dに乗り換える必要があった。
これが、弘前発鷹ノ巣行き1630Mとして統合される。

今まで大館で乗り換えが必要だったのは、車両運用の都合上。
大館発鷹ノ巣行きは、花輪線用の気動車(現在はキハ110系、以前はキハ58またはキハ52)が使われていたのだ。花輪線の大館での折り返し時間を使って奥羽本線鷹ノ巣まで出張する“間合い運用”。それに代わって、弘前から来る701系電車が通しで走ることになるようだ。
今回のリリースには出ていないが、鷹ノ巣から大館に戻ってくる分にも、その電車が入ると思われる。これにより、奥羽本線をキハ110系で走る定期列車はなくなる。

余談だけど、以前は、現・1630Mに相当する弘前→大館も、鷹ノ巣行きとは別の運用で花輪線の車両が走っていた(下りは前夜の運行で、弘前に滞泊)。
さらに以前は、近い時間帯に急行「よねしろ」(鹿角花輪→秋田。末期は無名快速)も走っており、朝の大館周辺の奥羽本線は気動車が行き交っていた。僕は弘前から朝に秋田へ帰る時には、たまに乗ったり(朝イチは特急「白鳥」で混んで高いので…)、すれ違ったりした列車であった。


昨年も一部減便された、五能線の東能代-能代の1駅だけの短距離列車は、今改正では朝の通学時間帯後の1往復がさらに廃止。
能代発東能代行きは、7分後に鰺ケ沢始発が続行しているので問題ないだろう。東能代発のほうは、7時50分の次は9時37分までないことになる。

【19日追記】田沢湖線・大曲-角館では、昼前後の1往復がいずれも1時間繰り上がる。本数が少ないだけに要注意。


管轄としては盛岡支社だが、北上線では、普通列車6本(下り4本、上り2本)を快速化。3駅を通過するもので、所要時間は多くが4~5分短縮。(1本は9分、1本は切り離し作業解消に伴い22分短縮)
3駅のうち2駅(秋田県の平石、矢美津)は、今冬から冬期間は全列車通過となっており、それを冬以外の一部列車にも拡大した形とも言える。最終的には廃駅となるのかもしれない。
ちなみに、現行ダイヤの秋田県側の運行本数は、下り8本、上り6本。


盛岡支社管内青森県内では、青い森鉄道から奥羽本線・新青森駅への乗り入れ(朝の青森→新青森→青森・八戸)廃止。これで「リゾートあすなろ」以外の直通運転はなくなるのかな。
ほかに、朝の新青森駅での上り北海道新幹線と青森方面の接続改善により、奥津軽いまべつ駅から青森市内(特に東側)への通勤通学可能範囲が拡大されるとか。【19日追記】青森市東側ということは、奥羽本線からさらに青い森鉄道に乗り換えるわけだが、上記の通り直通列車は廃止されてしまうので、その点では利便性は悪い。


JR北海道では、老朽車両のすべてを更新するだけの費用がないため、運行距離を短縮して必要車両数をかせぐ(というか少なく済ませる)ための運転系統の見直しを実施。札幌発着の特急列車の一部が旭川発着に短縮されて、「大雪」などが運行開始。

また、北海道新幹線開通で廃止された「スーパー白鳥」用だった789系電車(関連記事)を、予定通り札幌-旭川に投入。
既存の塗装が違う同型車両による「スーパーカムイ」に揃えて改装するのかと思ったら、そのまま使うようで、列車名も「ライラック」として区別。スーパーカムイにはなかったグリーン車も存続。

さらに「スーパーカムイ」「スーパー宗谷」から「スーパー」が取れることもあり、大雪、ライラック、カムイ、宗谷と、往年の国鉄の急行列車の名前が復活する形になった。
コメント (6)
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