NHKの連続テレビ小説について。
あらかじめ断っておきますが、僕は元々ドラマ全般を見ないし、昨今のNHKのドラマへの力の入れ方には疑問を感じている。
NHK内の別番組にドラマ出演者がゲスト出演する“番宣”的番組のみならず、他局の番組(TBS「ぴったんこカン・カン」等)においても、誰もがそのドラマを見ている前提で話を進めるのには、嫌悪感すら覚える。
昔の「おしん」は大ブームになったけれど、現在のように他の番組で騒ぎ立てることはほとんどなく、自然発生的にブームが起きて広がったと思う。
今は、騒ぎ立てることで無理やりブームを作って視聴させようとしているように感じる。
6月6日付秋田魁新報 県央地域面に「朝ドラ登場のかりんとう!?/独特の形状、放送後話題に/五城目町 伊藤菓子店」が掲載された。
5日に放送されたNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の中で、円盤状(と記事では表記しているが、単なる板状では?)で渦巻き模様のものを、「秋田のかりんとうなんだって」「うめえな」と主人公らが食べるシーンが放送されたという。
五城目町の夫婦で営む菓子店が同じようなかりんとうを製造販売しており、放送後に購入場所の問い合わせ電話や、得意先から追加注文が入っているというニュース。
※秋田市のアトリオンの県産品プラザ、東京の秋田ふるさと館でも扱っているとのこと。
記事によれば、
五城目の店には、「ドラマ関係者から3月上旬に「劇中でかりんとうを使用したい」との申し出があった。どの場面で使用するかなどの説明は一切なかったという。その後、連絡はなく」、実際に放送されたことは視聴していた「友人の電話で初めて知った。」
ネット上ではこの店のかりんとうだと指摘する声があったそうだが、「NHKによると、劇中のかりんとうが同店のものかどうかは記録がないため分からないという。」
店のご主人(67)は喜んで張り切っているようだが、タイミング悪く「6日に白内障の手術をするといい、」一時休業。「追加注文には来週以降に対応したい」という。
NHKの対応が、傲慢に感じてしまう。
ろくに説明もせずに使用許可だけもらったのもなんだかなと思うが、了解をもらってそれっきりというのが冷たいし相手のことを考えていない。改めて「使わせていただいたシーンは、5日に放送します。ありがとうございました」ぐらいのあいさつがあってしかるべきだろう。
それがあれば、あらかじめ多めに生産したり、店主の手術日程を変更したりして、需要に応える(&より儲かる)こともできただろうに。
また、(おそらく魁の取材に対して)「記録がないため分からない」というのもおかしい。
何年も前のことならともかく、現在進行中の番組。経費を精算する必要もあるだろう。ほんとうに記録がないのなら問題だし、不正経理などの可能性もある。原資は受信料なんだし。
要は、「公共放送だから特定の企業や店の宣伝になることはできない」「ドラマというフィクションの中のこととしてとらえてほしい」ということなのだと思う。そこのところを上手にコメントできないものだろうか。
まあ、秋田の宣伝になったのならば、素直に喜ぶべきなんでしょうけれど。
もし、秋田がドラマの舞台になったら、ものすごい経済効果がもたらされるのだろう。それは否定できない。
前から述べている(この記事末尾)ように、個人的には、連続テレビ小説ベスト作品は「あぐり」。
ちょうど20年前のことになる。そういえば、その1997年は、ほかにもおもしろく見たドラマがあった。いずれまた。
あらかじめ断っておきますが、僕は元々ドラマ全般を見ないし、昨今のNHKのドラマへの力の入れ方には疑問を感じている。
NHK内の別番組にドラマ出演者がゲスト出演する“番宣”的番組のみならず、他局の番組(TBS「ぴったんこカン・カン」等)においても、誰もがそのドラマを見ている前提で話を進めるのには、嫌悪感すら覚える。
昔の「おしん」は大ブームになったけれど、現在のように他の番組で騒ぎ立てることはほとんどなく、自然発生的にブームが起きて広がったと思う。
今は、騒ぎ立てることで無理やりブームを作って視聴させようとしているように感じる。
6月6日付秋田魁新報 県央地域面に「朝ドラ登場のかりんとう!?/独特の形状、放送後話題に/五城目町 伊藤菓子店」が掲載された。
5日に放送されたNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の中で、円盤状(と記事では表記しているが、単なる板状では?)で渦巻き模様のものを、「秋田のかりんとうなんだって」「うめえな」と主人公らが食べるシーンが放送されたという。
五城目町の夫婦で営む菓子店が同じようなかりんとうを製造販売しており、放送後に購入場所の問い合わせ電話や、得意先から追加注文が入っているというニュース。
※秋田市のアトリオンの県産品プラザ、東京の秋田ふるさと館でも扱っているとのこと。
記事によれば、
五城目の店には、「ドラマ関係者から3月上旬に「劇中でかりんとうを使用したい」との申し出があった。どの場面で使用するかなどの説明は一切なかったという。その後、連絡はなく」、実際に放送されたことは視聴していた「友人の電話で初めて知った。」
ネット上ではこの店のかりんとうだと指摘する声があったそうだが、「NHKによると、劇中のかりんとうが同店のものかどうかは記録がないため分からないという。」
店のご主人(67)は喜んで張り切っているようだが、タイミング悪く「6日に白内障の手術をするといい、」一時休業。「追加注文には来週以降に対応したい」という。
NHKの対応が、傲慢に感じてしまう。
ろくに説明もせずに使用許可だけもらったのもなんだかなと思うが、了解をもらってそれっきりというのが冷たいし相手のことを考えていない。改めて「使わせていただいたシーンは、5日に放送します。ありがとうございました」ぐらいのあいさつがあってしかるべきだろう。
それがあれば、あらかじめ多めに生産したり、店主の手術日程を変更したりして、需要に応える(&より儲かる)こともできただろうに。
また、(おそらく魁の取材に対して)「記録がないため分からない」というのもおかしい。
何年も前のことならともかく、現在進行中の番組。経費を精算する必要もあるだろう。ほんとうに記録がないのなら問題だし、不正経理などの可能性もある。原資は受信料なんだし。
要は、「公共放送だから特定の企業や店の宣伝になることはできない」「ドラマというフィクションの中のこととしてとらえてほしい」ということなのだと思う。そこのところを上手にコメントできないものだろうか。
まあ、秋田の宣伝になったのならば、素直に喜ぶべきなんでしょうけれど。
もし、秋田がドラマの舞台になったら、ものすごい経済効果がもたらされるのだろう。それは否定できない。
前から述べている(この記事末尾)ように、個人的には、連続テレビ小説ベスト作品は「あぐり」。
ちょうど20年前のことになる。そういえば、その1997年は、ほかにもおもしろく見たドラマがあった。いずれまた。