広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

10連休とNHK

2019-05-02 23:58:45 | 秋田のいろいろ
2019年限り・前代未聞の10連休。
内訳は、4月27日:土曜日、28日:日曜日、29日:祝日・昭和の日、30日:国民の休日、5月1日:祝日・天皇の即位の日、2日:国民の休日、3日:祝日・憲法記念日、4日:祝日・みどりの日、5日:祝日・こどもの日、6日:振替休日。

秋田市中心部の人出や人の動きは、今のところいつもの大型連休並み程度ではないだろうか。
ATMの中の現金が足りなくなることが危惧されているが、今のところ大丈夫そう。その他業界も含めて、見守ってくれている人たちのおかげか。

休める人はありがたく休めばいいのだけど、そうもいかないものの1つが報道機関。
NHKの県域放送局(県庁所在地+αに置かれ、その県内向けに放送する)では、近年は、祝日は県内向けローカルニュースをまったく放送しなくなっていた。
代わりにブロック拠点局から一括で放送する(東北6県では仙台放送局から)ため、自分の県のニュースが流れないこともあるし、19時前では気象予報士が出る東京からの全国版気象情報もカット。
連休や年末年始は、自分の県のニュースが見られない日が続くことになるし、万が一、大きな災害や事故が発生した場合、その初動報道が充分にできるのか、はなはだ不安である。
NHKでも過重労働対策、働き方改革を実行しているのは分かるけれど、これでは報道機関としての役目を放棄しているも同然だと思う。
この10連休も、(28日までは普通の土日なので)29日以降8日間はそうなるかと予想というかあきらめていたら、違った。

19時前のローカル枠について、公式サイトの番組表によれば、今回は、
29、2、3、6日は、18時50分からブロック(通常の祝日対応)。
30、1、4、5日は、18時45分から県域(土日と同じ=秋田では「ニュースこまち645」、東京からの気象情報あり)。
29日から日付順に並べてみると、ブ県県ブブ県県ブ。
2日ごとに入れ替わる不思議な並びだけど、30日と1日は、改元前後の各県の話題を伝えようということかもしれないし、4日と5日は、土曜日と日曜日だから祝日であっても通常通り県域にしたのかもしれない。
1週間以上県域放送をしないのはさすがにマズいということも、あったに違いない。
【7日補足】コメント欄の通り、ブロック一括にするか県域にするかは、全国一律ではなかったそうで、各県域局(もしくは各ブロック局?)で対応が異なった。連日県域版あるいは連日ブロック版という局もあったそうで、上記は、秋田放送局での対応ということになる。

視聴者としては、多少改善されたとは思えるが、やっぱり…
今年の年末~来年年始はどうなるだろう。そして令和が終わる頃には、NHKの県域放送局というものは存続しているだろうか。

秋田の民放各局では、ABSとAKTは、通常の平日通りのローカル放送(=NHKより情報量が多い)。一方、秋田朝日放送(AAB)は控えめで、夕方の「スーパーJチャンネル」のローカルは17時36分から53分までで18時台はなし(そこではテレ朝の話題をそのまま流している模様)。
青森朝日放送もおそらく同じような対応、岩手朝日テレビは祝日・振替休日は同様(国民の休日は18時台にローカル)のようだ。



NHKの1日朝の全国ニュースでは、横浜の百貨店が設置した、連休中に出勤する社員向けの臨時託児施設からの中継。
NHKだから当然、どこの百貨店なのかは言わない。

しかし、預けに来た母子にインタビューした時、母親の仕事内容を尋ねられた小学生であろうの女の子が、
「お母さんは高島屋の5階のなんとか売り場の、なんとかマネージャーで…」
と話してしまった!(っていうかそもそも親のほうにするべき質問では?)
「NHKのど自慢」では、リハーサルを重ねた大人でも、企業名を口走って、小田切さんがあわてる(かスルーするか)ことがたまにあるけどね。
【4日補足】今回の高島屋の中継では、子どものアップが映り続け、アナウンサーが何事もなかったかのように次の質問を続けた。

そんな中継をする人員があるのなら、県域局に回してほしいものです。



NHK秋田の平日夕方の「ニュースこまち」。
たしか4月24日だったと思うが、10連休を控えて、生活に関わる情報をまとめて伝えた。
病院、保育、ゴミ収集、金融機関、郵便など。NHKのローカルニュースについては言及なし(告知してもいいのでは)。
片手間に見ていたので、正確ではないのだけど、その公共交通機関が引っかかった。

同じ画面内で、JRとバスを表示していた。第3セクター鉄道や市町村のコミュニティバスは含んでいたのかは不明。
バスは、県内各社・10日間とも休日ダイヤとのことで、それは想像に難くないし、実際その通り。
一方、JRは30日から2日は「平日ダイヤ」と伝えていたかと思う。おやっと思った。

それ以前の話として、秋田のJRのダイヤに、平日と休日の区別があるのかと、疑問を持たれる方もおられよう。
「こまち」の臨時列車は、曜日でなく具体的に運転日が明記されているので、ここでは関係ない。
在来線では、たった2点だけだけど、ダイヤが平日と休日で異なるのだ。

奥羽本線上り・八郎潟7時02分発新屋行きの八郎潟→秋田間と、下り・羽後境5時55分発秋田行きは、休日運休。(新屋行きは休日は秋田始発で運行)
JRの「休日」の定義だが、土曜日は含まず、日曜日と祝日・振替休日・国民の休日と、年末年始(日付を明記する)が対象。したがって、今回の10連休は毎日が休日になるはず。
土崎駅に掲示が出ていた。やはり4月28日~5月6日は運休
公式サイトの駅別時刻表を見ても、羽後境駅発も含めて、同様。

NHKが事実でないことを伝えたことになる。
もしかしたら後で訂正があったのかもしれないし、JR側が間違って回答した可能性もなくはないが、とにかく正しくはない。僕の聞き間違いでなければ。

なお、休日運休の八郎潟発の直後には、秋田行き列車が複数本続行しており、それで新屋行きに追いつけるのでさほど問題はないはず。
羽後境発は、運休となるのが下り始発で後続は30分以上後だから、場合によっては影響を受ける人がいるかもしれない。

間違えて伝えたのなら、ホームページやツイッターで訂正・周知したほうがいいと思う。NHKがそれを認識しているかどうかも分からないけど。
コメント (20)
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