広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

モミジバフウ2021

2021-11-01 19:52:36 | 動物・植物
広面(ひろおもて)の秋田大学医学部附属病院正面の市道に「モミジバフウ(紅葉葉楓、ただしモミジやカエデの仲間ではない)」が街路樹として植えられ、きれいに紅葉する。遅ればせながら2017年に初めて知って、当ブログでは以後毎年紹介している。

今年は行かないと思っていた(理由は後述)が、ワクチン接種時にシャトルバスの車窓から見えてやはりきれいだと思い直し、出直した。
一斉に紅葉せず、グラデーションになる
これまでは10月末~11月では散り初めていることが多かった。昨2020年は遅めで盛り。今年の紅葉も全体に遅い感じがするが、ここも昨年よりさらに遅れているか。まだ緑の葉もあるし、散っている葉が少ない。

今年、モミジバフウをあきらめかけた原因は、少し前の秋田魁新報の記事。
道路管理者である秋田市が、紅葉前にバッサリと太い枝を切ってしまったとのこと(樹種の言及はなかったと思う)。
この効率優先の管理方法について秋田市議会(の委員会か何か?)で取り沙汰され、今後は見栄えや木の生育にも考慮した管理を行っていくことを、市役所内の関係部署で申し合わせた、といった内容だったと記憶する。

秋田市以外の自治体も含めて、こまめな剪定や落葉の処理が負担といった理由で、バッサリ切り落とすことはされている。剪定には税金が使われるわけだし、落ち葉は沿道・地元の住民が掃除するとしても、高齢化や空き家の増加でままならない場所も増えているはず。
少なくとも今後は、高木になる街路樹を新たに植えることは難しい世の中になるかもしれない。むしろそれが持続可能な道路・街に求められるかもしれない。
ただ、それで「緑豊かな街」などとは言えなくなるだろう。今の秋田市だって、街なかの緑は多いとは言い難い。

そんな記事を読んだ後の接種帰りの車窓(写真は後日再訪時)。切られたモミジバフウなどなく、これまで通りの紅葉。新聞には写真も出ていたのに…と南へ進むと、
これか
「谷内佐渡(やないさど)」バス停のところ。県道28号と交わる「秋田大学付属病院」交差点から、すぐ南の元県道と交わる「大学病院入口」交差点の間の木(7本?)だけが、バッサリだった。1本に葉が10枚くらいしか付いていない状態にされていた。

残りの北側
最近の記事にちなんで地名。上の写真、大学病院に向かって左・西側は広面字蓮沼。右・東側は基本的には広面字糠塚(柳田字糠塚ではない)だが、写真手前の交差点付近では東側も蓮沼。角のローソンが秋田広面蓮沼店なのは間違っていない。

さて、セントラルフィットネスクラブの前のモミジバフウ。
足元も紅葉?
ひざ丈ほどにこんもりと紅葉した植物が茂っていた。それもモミジバフウ。

切り株から生えたひこばえかとも思ったが、現役の木の根本にも茂っている。種が芽生えたにしてはここだけこんなにならないだろうし。

ここの木々は、紅葉時期がずれるし、実がなる木とならない木があるようで、遺伝的に同一ではないようだ。となると、この木だけ、根からブッシュ状に新芽が出やすい性質なんだろうか。

2024年はこの記事後半。
コメント (5)
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