少なくとも東日本では、ソースのトップシェアの「ブルドックソース」。ブルドッ“グ”ソースではない。
ロゴマークのブルドッグの顔とともに、ブルドックソースを特徴付けるのが、容器ではないだろうか。四角いボトルで、キャップも四角く、軽く回して開け、カチッと押して閉める。他社のソースにはないデザイン。
最近、ネットでブルドックソースの商品写真を見てみたら…
ホームページにも掲載される「商品のご案内」より
見慣れぬ姿。主力商品であるウスターソース、中濃ソース、とんかつソースなどでリニューアルが行われたのだった。
専用サイト(https://www.bulldog.co.jp/special/new_regular/)もあった。
「おなじみの四角いボトルから」「持ちやすい丸型ボトルに」
「さいきん、まるくなりました」
「50年以上もの間、お客様に慣れ親しんでいただいたブルドックソースの四角い容器が 愛され続けてきたおいしさはそのままに 開けやすく 持ちやすく 使いやすく 新たに生まれ変わりました。」
新旧ともいちばん大きいのが500ml、希望小売価格税抜き430円で変化はないから、昨今流行りの、リニューアルに名を借りた値上げ・ステルス値上げではないみたいだ。
中濃ソースのいちばん小さい60mlは、角形容器で存続している模様。
他のサイトをいろいろ見てみると、変更は2023年9月から順次。前の容器は、1969年にガラス瓶から代わって54年間使用(細部の変更はあった)。新容器は、開けやすさ、持ちやすさ、汚れにくさ、ラベルの分別などに配慮。
たしかに、今の時代、配慮しなければならないことはたくさんあり、改良していくことは当然。だけど、ブルドックソースの象徴と言っていいであろう、角形容器と決別してしまったのは、潔すぎるのでは。角形の趣を残しつつ、時代に合った容器にすることもできたのでは。
ヤクルトの容器は「立体商標」として登録されているが、ブルドックソースの容器もそうなってもいいくらいだと思う。会社としてはそこまでこだわりがなかったのか。
秋田のスーパーでよく売られているブルドック以外のソースは、カゴメソースやキッコーマンデリシャスソース。それぞれ容器の形は違うが、どこか似ているというか、従来のブルドックの容器ほど際立った個性はなかった。
ブルドックの新容器は、それら、特にカゴメの容器にちょっと似ていて、店頭に並んでも目を引かず、ブルドックソースがあるとは気付きづらいと思う。ネット上にもそんな声はある。そういう反応があることを予測して、承知の上で、容器を替えたのだろうか。
2012年にカルピスの容器が変わったが、メーカーの思惑とは違って、秋田市ではごみがかさばることになったし、我が家では冷蔵庫のドアポケットにはまらなくなった。ブルドックソースの容器変更でも、そういうデメリットもあるかもしれない。
最後に旧容器の記録。
我が家では、昔から中濃ソースを常備している。昔はブルドックかカゴメだったが、最近は値段の都合もあってブルドックはご無沙汰。カゴメかキッコーマンかトップバリュを使っている。なお、トップバリュは、ブルドック傘下のイカリソース製【22日補足・イカリソースもトップバリュも容器はカゴメに似ている】。
ただ、家族の1人がウスターソースが好きならしく、ブルドックのがあった。僕はウスターソースにはなじみがなく、飲食店でソース差しから注ぐ時、間違って醤油をかけてしまったのかと、いつもドキッとする。
2025年4月賞味期限
フタとの境にシールが貼ってある。「ありがとうだワン」「おかげさまで、120周年」。ブルドックソースは1902年創業。
120thのほうがブルドッグの表情が柔らかい
キャップには点字で「ソース」と「上から押して閉めてください。」
改めてじっくり見ると、印象にあるブルドックソースの容器と微妙に違う。
ラベルがない側面にある、つかみやすくするための凹凸は昔はなかった気がするし、昔は全体にもっと角張っていて【22日補足・輪郭がより直線的で】、正面から見るともっと台形(立体としては四角錐台)に近かった気もする。写真の容器は、思っていたよりもストンとした直方体でありながら、角は丸っこい印象がした。記憶違いかもしれないけれど。
フタを外す
キャップ周りは、昔と明らかに違っている。
注ぎ口が二重になっていて、細い丸い口が上に上がって、十字の大きめの口が現れる。
ロゴマークのブルドッグの顔とともに、ブルドックソースを特徴付けるのが、容器ではないだろうか。四角いボトルで、キャップも四角く、軽く回して開け、カチッと押して閉める。他社のソースにはないデザイン。
最近、ネットでブルドックソースの商品写真を見てみたら…
ホームページにも掲載される「商品のご案内」より
見慣れぬ姿。主力商品であるウスターソース、中濃ソース、とんかつソースなどでリニューアルが行われたのだった。
専用サイト(https://www.bulldog.co.jp/special/new_regular/)もあった。
「おなじみの四角いボトルから」「持ちやすい丸型ボトルに」
「さいきん、まるくなりました」
「50年以上もの間、お客様に慣れ親しんでいただいたブルドックソースの四角い容器が 愛され続けてきたおいしさはそのままに 開けやすく 持ちやすく 使いやすく 新たに生まれ変わりました。」
新旧ともいちばん大きいのが500ml、希望小売価格税抜き430円で変化はないから、昨今流行りの、リニューアルに名を借りた値上げ・ステルス値上げではないみたいだ。
中濃ソースのいちばん小さい60mlは、角形容器で存続している模様。
他のサイトをいろいろ見てみると、変更は2023年9月から順次。前の容器は、1969年にガラス瓶から代わって54年間使用(細部の変更はあった)。新容器は、開けやすさ、持ちやすさ、汚れにくさ、ラベルの分別などに配慮。
たしかに、今の時代、配慮しなければならないことはたくさんあり、改良していくことは当然。だけど、ブルドックソースの象徴と言っていいであろう、角形容器と決別してしまったのは、潔すぎるのでは。角形の趣を残しつつ、時代に合った容器にすることもできたのでは。
ヤクルトの容器は「立体商標」として登録されているが、ブルドックソースの容器もそうなってもいいくらいだと思う。会社としてはそこまでこだわりがなかったのか。
秋田のスーパーでよく売られているブルドック以外のソースは、カゴメソースやキッコーマンデリシャスソース。それぞれ容器の形は違うが、どこか似ているというか、従来のブルドックの容器ほど際立った個性はなかった。
ブルドックの新容器は、それら、特にカゴメの容器にちょっと似ていて、店頭に並んでも目を引かず、ブルドックソースがあるとは気付きづらいと思う。ネット上にもそんな声はある。そういう反応があることを予測して、承知の上で、容器を替えたのだろうか。
2012年にカルピスの容器が変わったが、メーカーの思惑とは違って、秋田市ではごみがかさばることになったし、我が家では冷蔵庫のドアポケットにはまらなくなった。ブルドックソースの容器変更でも、そういうデメリットもあるかもしれない。
最後に旧容器の記録。
我が家では、昔から中濃ソースを常備している。昔はブルドックかカゴメだったが、最近は値段の都合もあってブルドックはご無沙汰。カゴメかキッコーマンかトップバリュを使っている。なお、トップバリュは、ブルドック傘下のイカリソース製【22日補足・イカリソースもトップバリュも容器はカゴメに似ている】。
ただ、家族の1人がウスターソースが好きならしく、ブルドックのがあった。僕はウスターソースにはなじみがなく、飲食店でソース差しから注ぐ時、間違って醤油をかけてしまったのかと、いつもドキッとする。
2025年4月賞味期限
フタとの境にシールが貼ってある。「ありがとうだワン」「おかげさまで、120周年」。ブルドックソースは1902年創業。
120thのほうがブルドッグの表情が柔らかい
キャップには点字で「ソース」と「上から押して閉めてください。」
改めてじっくり見ると、印象にあるブルドックソースの容器と微妙に違う。
ラベルがない側面にある、つかみやすくするための凹凸は昔はなかった気がするし、昔は全体にもっと角張っていて【22日補足・輪郭がより直線的で】、正面から見るともっと台形(立体としては四角錐台)に近かった気もする。写真の容器は、思っていたよりもストンとした直方体でありながら、角は丸っこい印象がした。記憶違いかもしれないけれど。
フタを外す
キャップ周りは、昔と明らかに違っている。
注ぎ口が二重になっていて、細い丸い口が上に上がって、十字の大きめの口が現れる。
やはりブルドックソースやカゴメか、となります。
ウスターソースといえば秋田では「CoCo壱番屋」ぐらいでしょうか。
ウスターソースは、食卓でなく調理の段階で入れる用途では、使う人がいそう。あとはお弁当の小さいパックが、ウスターソースのことも。やはりドキッとします。