2022年1月10日は成人の日。成人の日と言えば成人式。
今年4月の民法改正で成年年齢が18歳に引き下げられるので、20歳の新成人を祝うものとしては最後。ただし、来年以降も引き続き、式典は20歳を対象にし続ける自治体が、全国的に多数。
そして、昨2021年1月は、新型コロナウイルス感染症流行により、成人式を実施しない自治体も少なくなかった。今回は、ワクチン接種の普及やそこまでは感染拡大していないところが多く、挙行する自治体が多い。
昨度新成人向けの式典は、延期されていた自治体もあれば、中止されて成人式がないまま終わってしまう自治体もある。
秋田県では、由利本荘市と大仙市で、延期されていた昨年度成人式を2022年1月8日に行った(今年度分は9日開催)。
一方、秋田市は、いったん2021年夏に延期されるも、結局中止。首都圏では実施したところもあったし、オリンピックもやったのに。
対象者には、記念品として、市章とAR A丸ゴシックEの「Akita City」の文字入りアルミ製カードケース(名刺入れ)を、市長メッセージとともに郵送したとのこと(秋田市サイト ページ番号1030627)。住民票登録者だけでなく、電子申請により、過去の在住者と、現在市内へ通勤通学している人ももらえた。
成人式に出ようと思えば出られたのに、出なかった者としては、成人式がなくても何も問題ない思う。
でも、会いたい人がいる人も多いだろうし、毎年あるべきものが、非もないのに自分たちだけなくなったのはかわいそう。小学校や中学校卒業以来の再会で、かつこの後一生会えない相手もいるのだし。
秋田市では、成人式を「新成人のつどい」と称している。来年度以降も20歳を対象とするのは決まっているが、「新成人」でなくなるので名称変更を検討しているようだ。
2年ぶりとなる今回も、例によって、遠方から帰省して参加する人のため、成人の日前日の日曜日に、秋田市立体育館で開催。
コロナ対応で例年と違うのは、秋田市外在住者は要・事前申し込み。さらに県外在住者は、ワクチン2回接種済み/県内滞在後2週間経過し体調に異常なし/年明け後のPCR検査で陰性、のいずれかを条件とした。
さらに、以前は、午後にまとめて1回だった式典を、出身中学校で分けて午前午後の2度開催。
午前は秋田東、山王、土崎、太平、外旭川、秋田北、下北手、泉、将軍野、飯島、秋大附、特別支援学校、市外の中学校。午後は秋田南、秋田西、豊岩、城南、下浜、城東、御野場、勝平、桜、御所野学院、岩見三内、河辺、雄和。
下北手中が例外的で、それ以外は南北で区切った感じ。※今年の人たちは、聖霊中学校はすでに募集停止、県立秋田南高校中等部は開設前。
秋田市のつどいでは、例年、最後に出身中学校ごとに集まるコーナーがあり(市外出身者はアウェイ感しかないだろう)、恩師も来るらしい。今回は密対策でどうか知らないけれど。
2つに分けてしまうと、小学校卒業時に分かれてしまった人どうし、つまり複数の中学校区に分割される小学校出身者や、秋大附属中に進学した人などとは、会えない場合がある。今回の分け方では、山王中と南中に分かれる旭南小学校がそうなってしまう。
報道によれば、今年の秋田市の新成人は2613人、つどいには2013人が出席。説明がなくて誤解を招く報道。2613というのは住民票の数だと思われる。住民票がなくても出席する人もいる(それが許されている)のだから、実際の分母は2613以上になる。
また、テレビでは午前の部のみを取材していて、新聞もそんな感じ。その中で、新成人2名が壇上で決意(新成人の抱負)を述べたことを伝えている。では午後の部は? 動画がネット公開されているので確認したところ、午後も同じ人だった。どうせなら別の人にすればいいのでは?
以上前置き。本題は、秋田駅東口と会場を結ぶシャトルバスのこと。
以前から運行されていて、2014年に記事にしている。開催前後に3便(各定員50名)ずつ設定され、秋田市役所分館前(駐車場)にも停車。うち1便は秋田市教育委員会管轄「秋田市太平山自然学習センター・まんたらめ」の送迎用大型バス「まんたらめ号」が使われていたが、ピストン輸送はできないダイヤで残り2便は見当はついたが未確認だった。
今回も3便運行され、市役所付近では山王大通りの県庁市役所前バス停が乗降場所(行き便ではバス停に市職員らしき人が付いていた)。定員は、55人が先発1台、40人が後発2台。定員が変わっているが、これも見当通り。
午後の1・2便
定員55人の車は、まんたらめ号。
まんたらめ号は、秋田市交通局(秋田市営バス)の空港リムジンや貸切に使われた車両を転用した初代が役目を終え、2020年春頃に新車に更新されている。
新まんたらめ号としては初の新成人送迎。乗る新成人としては、これまでなら小中学校の宿泊研修(いわゆる林間学校)などで乗車したまんたらめ号との再会の場であったが、今回は代替わりを知らされる場となろう。
55名は車種の標準の定員なので、このご時世、空席を設ける密対策はしないことになる。ただ、午前の行き便はたまたま見られたのだが、数人しか乗っておらず、問題ない状態。後2台はたぶん誰も乗っていなかった。写真の午後の行き便も、午前と大差なさそう。
もう少し利用者がいると思ったのに。前からこうだったのだろうか。帰り便は見ていないが、帰りだけ乗る人はいるかもしれない。
残る2台。
「やまびこ号」
「せせらぎ号」
行き便は午前午後とも、まんたらめ号→やまびこ号→せせらぎ号の順の運行だった。
やまびこ号とせせらぎ号は、ナンバープレートが連番で、塗装が色違いで、正面の行灯に「秋田市」と書かれた、まんたらめ号より小さいバス。
日野自動車の貸切・自家用(路線使用例もあり)の中型バス「メルファ」。※ジェイ・バスが製造し、いすゞ「ガーラミオ」との共通車種。2021年秋にマイナーチェンジしているので、その1つ前。
やまびこ号も、以前の車を取り上げていた。これも市営バスの貸切車の転用で、まんたらめ号と同サイズ・おおむね同車齢(1990年代前半製)の大型バスだった。
「社会教育バス」として秋田市教育委員会 生涯学習室が所管。各市民サービスセンター主催あるいは「○○地区高齢者学級」みたいな市民の生涯学習で、市内外への見学の足が主な用途のようだ。郊外部でスクールバス(路線バス扱いのスクールバスでなく、市が送迎する形なのだと思う)が運行されている地域で、専用車の代走をすることもあるとのこと。
せせらぎ号は、当ブログ初登場。
現在は、やまびこ号と同じ扱い。秋田市には社会教育バスが2台あることになり、参加人数によっては2台そろって走る場合もある。
この以前の車は、市営バス由来ではないはずの、貸切タイプの大型バス。たぶん、旧・河辺町が所有していた(根拠は忘れたけど、そう記憶する)。2005年の秋田市編入後も使われたことになるのか???
数度一瞬見ただけでうろ覚えだが、三菱エアロバス・エアロクイーンか日野セレガ(後述)。車体塗装は白をベースに、青や緑が使われたもの。岩見温泉の送迎バスと、デザインに共通性があるような気もした。
旧やまびこ号を最後に目撃したのは2018年。新しいやまびこ号は、2019年10月に初めて目撃していた。せせらぎ号と連番なので、同時購入だろう。秋田市議会の会議録でも、2台を2019年度納車とされている。
その他、会議録によれば、購入ではなく「借り上げ」で「7年間のメンテナンスリース契約」。当時はオリンピック・パラリンピックや環境規制対応のためバス車両の需要が旺盛で、購入だと納車が待たされることを理由に挙げている。ちなみに、まんたらめ号も7年リースだった。
先代の車は1990年と1993年製造である旨の発言があった。やまびこ号が1993年のはずなので、せせらぎ号は1990年か。当時だと、エアロバス・エアロクイーンはもう1世代前のモデルになるから記憶と合わないのでセレガか。セレガは1990年7月に新車種としてデビューした。なお、やまびこ号もセレガ。
メルファは、旧セレガの流れを汲むデザインで、今も他車種のような大胆なデザイン変更がないので、顔付きとしては、先代車両の面影があるが、塗装は大きく変わった。
色違いのボディは、アスタリスクのようなものが側面後方に並ぶほかは無地。側面前方には、斜めにしたフォントワークス「(ニューじゃない)ロダン」で、名前が表記される。文字配置が等間隔ではないような。
後部は無地。後続車にしてみれば謎の白いバス。前に「秋田市」があるだけいいけれど、まんたらめ号や秋田市自然科学学習館のバスでも指摘したように、秋田市章があってもいいし、もっと秋田市のバスであることを明示したほうがいいと思う。
この塗装は、メーカーの標準ラインナップの1つ。やまびこ号が「ライトターコイズ(BUS-8114)」、せせらぎ号が「ライトピンク(BUS-8001)」。
メルファには3つのグレードがあり、用途に応じて設備が異なる。最上位「ロイヤルサルーン」と中位「スーパーデラックス」は、リクライニングシートで、選べる塗装が共通しているなど違いが分かりづらいし、日野自動車のホームページも分かりづらい(いすゞガーラミオを参考)。座席の間隔が違うのか、客席数はロイヤルサルーン(ガーラミオM-III)が35、スーパーデラックス(M-II)は41だから、この2台はスーパーデラックスだと思われる。
昨年撮影。ドアは前にせり出すスイング扉
ただ、現行車種では、ドアがロイヤルサルーンはスイングドア、スーパーデラックスは折り戸なのに、この2台はスイングドア(プラグドア、スライドドア)。オプションで変更したのか、前モデルではこうだったのか。
座席の布地は、いすゞの路線バスでも見かける青い柄入り「ネオジャスティスブルー」。メーカーホームページの現行車種には出ていないが、頭が当たる部分にビニールレザーっぽいものが付いていて、2台で色が違う。やまびこ号が濃い赤(外からでも目立つ)、せせらぎ号が青紫。
リース期間は2026年度途中までということだろうか。
これらの秋田市有バスを運転している人たちは、秋田市営バスの運転士だった職員(移管途中~閉局時に交通局から他部局へ異動)もいると思われる。でも、近いうちに、定年退職していく人も増えていくだろう。いずれは外部委託や都度借り上げになったりするのだろうか。
【2023年3月13日追記】やまびこ号とそっくりな(車体色も)バスを、にかほ市が所有していた。側面の「やまびこ号」の位置に「にかほ市」と表記され、ナンバーは26番(たぶん)ほど先に登録。
今年4月の民法改正で成年年齢が18歳に引き下げられるので、20歳の新成人を祝うものとしては最後。ただし、来年以降も引き続き、式典は20歳を対象にし続ける自治体が、全国的に多数。
そして、昨2021年1月は、新型コロナウイルス感染症流行により、成人式を実施しない自治体も少なくなかった。今回は、ワクチン接種の普及やそこまでは感染拡大していないところが多く、挙行する自治体が多い。
昨度新成人向けの式典は、延期されていた自治体もあれば、中止されて成人式がないまま終わってしまう自治体もある。
秋田県では、由利本荘市と大仙市で、延期されていた昨年度成人式を2022年1月8日に行った(今年度分は9日開催)。
一方、秋田市は、いったん2021年夏に延期されるも、結局中止。首都圏では実施したところもあったし、オリンピックもやったのに。
対象者には、記念品として、市章とAR A丸ゴシックEの「Akita City」の文字入りアルミ製カードケース(名刺入れ)を、市長メッセージとともに郵送したとのこと(秋田市サイト ページ番号1030627)。住民票登録者だけでなく、電子申請により、過去の在住者と、現在市内へ通勤通学している人ももらえた。
成人式に出ようと思えば出られたのに、出なかった者としては、成人式がなくても何も問題ない思う。
でも、会いたい人がいる人も多いだろうし、毎年あるべきものが、非もないのに自分たちだけなくなったのはかわいそう。小学校や中学校卒業以来の再会で、かつこの後一生会えない相手もいるのだし。
秋田市では、成人式を「新成人のつどい」と称している。来年度以降も20歳を対象とするのは決まっているが、「新成人」でなくなるので名称変更を検討しているようだ。
2年ぶりとなる今回も、例によって、遠方から帰省して参加する人のため、成人の日前日の日曜日に、秋田市立体育館で開催。
コロナ対応で例年と違うのは、秋田市外在住者は要・事前申し込み。さらに県外在住者は、ワクチン2回接種済み/県内滞在後2週間経過し体調に異常なし/年明け後のPCR検査で陰性、のいずれかを条件とした。
さらに、以前は、午後にまとめて1回だった式典を、出身中学校で分けて午前午後の2度開催。
午前は秋田東、山王、土崎、太平、外旭川、秋田北、下北手、泉、将軍野、飯島、秋大附、特別支援学校、市外の中学校。午後は秋田南、秋田西、豊岩、城南、下浜、城東、御野場、勝平、桜、御所野学院、岩見三内、河辺、雄和。
下北手中が例外的で、それ以外は南北で区切った感じ。※今年の人たちは、聖霊中学校はすでに募集停止、県立秋田南高校中等部は開設前。
秋田市のつどいでは、例年、最後に出身中学校ごとに集まるコーナーがあり(市外出身者はアウェイ感しかないだろう)、恩師も来るらしい。今回は密対策でどうか知らないけれど。
2つに分けてしまうと、小学校卒業時に分かれてしまった人どうし、つまり複数の中学校区に分割される小学校出身者や、秋大附属中に進学した人などとは、会えない場合がある。今回の分け方では、山王中と南中に分かれる旭南小学校がそうなってしまう。
報道によれば、今年の秋田市の新成人は2613人、つどいには2013人が出席。説明がなくて誤解を招く報道。2613というのは住民票の数だと思われる。住民票がなくても出席する人もいる(それが許されている)のだから、実際の分母は2613以上になる。
また、テレビでは午前の部のみを取材していて、新聞もそんな感じ。その中で、新成人2名が壇上で決意(新成人の抱負)を述べたことを伝えている。では午後の部は? 動画がネット公開されているので確認したところ、午後も同じ人だった。どうせなら別の人にすればいいのでは?
以上前置き。本題は、秋田駅東口と会場を結ぶシャトルバスのこと。
以前から運行されていて、2014年に記事にしている。開催前後に3便(各定員50名)ずつ設定され、秋田市役所分館前(駐車場)にも停車。うち1便は秋田市教育委員会管轄「秋田市太平山自然学習センター・まんたらめ」の送迎用大型バス「まんたらめ号」が使われていたが、ピストン輸送はできないダイヤで残り2便は見当はついたが未確認だった。
今回も3便運行され、市役所付近では山王大通りの県庁市役所前バス停が乗降場所(行き便ではバス停に市職員らしき人が付いていた)。定員は、55人が先発1台、40人が後発2台。定員が変わっているが、これも見当通り。
午後の1・2便
定員55人の車は、まんたらめ号。
まんたらめ号は、秋田市交通局(秋田市営バス)の空港リムジンや貸切に使われた車両を転用した初代が役目を終え、2020年春頃に新車に更新されている。
新まんたらめ号としては初の新成人送迎。乗る新成人としては、これまでなら小中学校の宿泊研修(いわゆる林間学校)などで乗車したまんたらめ号との再会の場であったが、今回は代替わりを知らされる場となろう。
55名は車種の標準の定員なので、このご時世、空席を設ける密対策はしないことになる。ただ、午前の行き便はたまたま見られたのだが、数人しか乗っておらず、問題ない状態。後2台はたぶん誰も乗っていなかった。写真の午後の行き便も、午前と大差なさそう。
もう少し利用者がいると思ったのに。前からこうだったのだろうか。帰り便は見ていないが、帰りだけ乗る人はいるかもしれない。
残る2台。
「やまびこ号」
「せせらぎ号」
行き便は午前午後とも、まんたらめ号→やまびこ号→せせらぎ号の順の運行だった。
やまびこ号とせせらぎ号は、ナンバープレートが連番で、塗装が色違いで、正面の行灯に「秋田市」と書かれた、まんたらめ号より小さいバス。
日野自動車の貸切・自家用(路線使用例もあり)の中型バス「メルファ」。※ジェイ・バスが製造し、いすゞ「ガーラミオ」との共通車種。2021年秋にマイナーチェンジしているので、その1つ前。
やまびこ号も、以前の車を取り上げていた。これも市営バスの貸切車の転用で、まんたらめ号と同サイズ・おおむね同車齢(1990年代前半製)の大型バスだった。
「社会教育バス」として秋田市教育委員会 生涯学習室が所管。各市民サービスセンター主催あるいは「○○地区高齢者学級」みたいな市民の生涯学習で、市内外への見学の足が主な用途のようだ。郊外部でスクールバス(路線バス扱いのスクールバスでなく、市が送迎する形なのだと思う)が運行されている地域で、専用車の代走をすることもあるとのこと。
せせらぎ号は、当ブログ初登場。
現在は、やまびこ号と同じ扱い。秋田市には社会教育バスが2台あることになり、参加人数によっては2台そろって走る場合もある。
この以前の車は、市営バス由来ではないはずの、貸切タイプの大型バス。たぶん、旧・河辺町が所有していた(根拠は忘れたけど、そう記憶する)。2005年の秋田市編入後も使われたことになるのか???
数度一瞬見ただけでうろ覚えだが、三菱エアロバス・エアロクイーンか日野セレガ(後述)。車体塗装は白をベースに、青や緑が使われたもの。岩見温泉の送迎バスと、デザインに共通性があるような気もした。
旧やまびこ号を最後に目撃したのは2018年。新しいやまびこ号は、2019年10月に初めて目撃していた。せせらぎ号と連番なので、同時購入だろう。秋田市議会の会議録でも、2台を2019年度納車とされている。
その他、会議録によれば、購入ではなく「借り上げ」で「7年間のメンテナンスリース契約」。当時はオリンピック・パラリンピックや環境規制対応のためバス車両の需要が旺盛で、購入だと納車が待たされることを理由に挙げている。ちなみに、まんたらめ号も7年リースだった。
先代の車は1990年と1993年製造である旨の発言があった。やまびこ号が1993年のはずなので、せせらぎ号は1990年か。当時だと、エアロバス・エアロクイーンはもう1世代前のモデルになるから記憶と合わないのでセレガか。セレガは1990年7月に新車種としてデビューした。なお、やまびこ号もセレガ。
メルファは、旧セレガの流れを汲むデザインで、今も他車種のような大胆なデザイン変更がないので、顔付きとしては、先代車両の面影があるが、塗装は大きく変わった。
色違いのボディは、アスタリスクのようなものが側面後方に並ぶほかは無地。側面前方には、斜めにしたフォントワークス「(ニューじゃない)ロダン」で、名前が表記される。文字配置が等間隔ではないような。
後部は無地。後続車にしてみれば謎の白いバス。前に「秋田市」があるだけいいけれど、まんたらめ号や秋田市自然科学学習館のバスでも指摘したように、秋田市章があってもいいし、もっと秋田市のバスであることを明示したほうがいいと思う。
この塗装は、メーカーの標準ラインナップの1つ。やまびこ号が「ライトターコイズ(BUS-8114)」、せせらぎ号が「ライトピンク(BUS-8001)」。
メルファには3つのグレードがあり、用途に応じて設備が異なる。最上位「ロイヤルサルーン」と中位「スーパーデラックス」は、リクライニングシートで、選べる塗装が共通しているなど違いが分かりづらいし、日野自動車のホームページも分かりづらい(いすゞガーラミオを参考)。座席の間隔が違うのか、客席数はロイヤルサルーン(ガーラミオM-III)が35、スーパーデラックス(M-II)は41だから、この2台はスーパーデラックスだと思われる。
昨年撮影。ドアは前にせり出すスイング扉
ただ、現行車種では、ドアがロイヤルサルーンはスイングドア、スーパーデラックスは折り戸なのに、この2台はスイングドア(プラグドア、スライドドア)。オプションで変更したのか、前モデルではこうだったのか。
座席の布地は、いすゞの路線バスでも見かける青い柄入り「ネオジャスティスブルー」。メーカーホームページの現行車種には出ていないが、頭が当たる部分にビニールレザーっぽいものが付いていて、2台で色が違う。やまびこ号が濃い赤(外からでも目立つ)、せせらぎ号が青紫。
リース期間は2026年度途中までということだろうか。
これらの秋田市有バスを運転している人たちは、秋田市営バスの運転士だった職員(移管途中~閉局時に交通局から他部局へ異動)もいると思われる。でも、近いうちに、定年退職していく人も増えていくだろう。いずれは外部委託や都度借り上げになったりするのだろうか。
【2023年3月13日追記】やまびこ号とそっくりな(車体色も)バスを、にかほ市が所有していた。側面の「やまびこ号」の位置に「にかほ市」と表記され、ナンバーは26番(たぶん)ほど先に登録。
仁井田なのに北部に友達たくさんいた自分は複雑。
まあ、南高新屋と中央西高あたりと居住地のねじれはしかたがないのかもしれませんが。
希望を取るのも難しいでしょうし、他に分けようがないのだと思います。来年は1度に開催できる状況になっているといいのですが。
でも、ミルハスの計画~建設段階になっても、反響板だったかを付けるか付けないかで、地元利用者と意思疎通が取れていないような話もあります。この調子では、観客となる県民や全国を巡るアーティストが求めるコンサートホールになるのか、ミルハスに期待していいのか不安なところもあります。これ以上、新たなホールは何十年も造れないでしょうし。
ブルックナーやマーラーの交響曲をやって欲しいのですがこれらは反響の善し悪しが簡単に分かってしまうのでこけら落としなど祝いの場では滅多に演奏されないみたいです。
ただ完成予想図を見ると「駄目かなこりゃ」。
過大な期待はしない方が心の傷はつかないかも。
本当はアトリオンより大きいオルガンも付けて頂きたかったのですが反響板を付けるくらいでピーピー言っていたので無理でした。
あと、子供向けにズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団をぜひ呼んで頂きたいです。
秋田は文化県だとの心意気をぜひ見せて頂きたい。
せっかく新しくするのなら、どれにも対応できて、あるいはできないのであればアトリオンなどと棲み分けできるように、充分に検討して設計してくれるものと思っていました。県と市が連携して。
新設によるにぎわい創出もいいですが、第一義はステージ・ホールがメインの施設だから、そこが肝だと思います。
実際の評価はどうなるのでしょうね。部外者ながらちょっと怖いような。