前回に続き、満開の秋田市の桜。
今回は、いちおう秋田市最大の桜の名所、千秋公園。※昨2020年の千秋公園。
不慣れなカメラで撮影したので、色合いなどやや不満です。
千秋公園外周斜面では、ソメイヨシノに先駆けてコブシ(キタコブシ)が点々と咲いていており、終わりかけ。二の丸の階層の西側では、
背景の斜面下は県職員公舎
手の届く位置まで枝が伸びて、間近で花を見られた。モクレン科の花は芳香がするものが多いようで、コブシも近づくとかすかにいい香り。
晴天で18度まで上がった月曜の昼過ぎ、公園西側=裏側は散策やランニングする人がぽつぽつ。
メインの出入口である、秋田市立中央図書館明徳館・旧県民会館跡地(ミルハス建設現場)の坂=「大坂」は、
こんな具合
まずは、大坂を知る人なら、風景が変わったと思われることだろう。坂の両側に樹脂製の柵がずらりと並んでいる。
現在、大坂の路面への融雪装置(ロードヒーティング)設置工事が行われているため。千秋公園を通年で魅力ある場所にするためらしい。
昨年度後半から施工されていて、冬は歩行者も含めて全面通行止めだった。4月1日からこの形で歩行者は通行できるようになった。【13日補足・車はさほど通らないが、坂の上に一般向けコインパーキングがわずかにある。そのほかは各施設関係の業務車両が通る程度。】
【17日追記・5月10日から6月末頃までは、再び歩行者も通行止めになるとのこと。花見対応で休工・開放したのだろう。※工事終了後の様子。】
※上の写真は柵の外側に出て撮影していますが、下の内堀への階段の下り口のこの1か所だけ、柵が途切れている場所です。上のほうの「松下」前の広い階段は、すぐ近くを迂回できるためか、封鎖されていた。
大坂は途中でほぼ直角に折れ曲がっている。
昭和末の花見の時期には、この角で傷痍軍人の人がアコーディオンを弾いて寄付を募っており、特に夜は独特の雰囲気があったものだ(過去の記事)。近年はババヘラアイスが来ていたが、今年はいない。
今年はそこに看板が立っていた。上の写真左。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から…
「千秋公園桜まつりは(略)中止いたします。」が秋田観光コンベンション協会、マスク着用、宴会はご遠慮、ゴミはお持ち帰りへの協力要請が秋田市公園課という、2者の看板。
昨年2020年は、ステージイベントなどは中止して、桜まつり自体は開催する予定だったのが、直前になって緊急事態宣言の全国拡大と秋田市内での感染者発生により、全面中止となった(露店なし、提灯設置やライトアップなし、園内入場は自由)。
形式としては、昨年も今年も同じはずだが、今年の秋田では、外出を自粛させるような緊急事態宣言やその他要請の類は出ていない。
この看板は、人通りが多い出入口にだけ設置されているようで、裏側にはなかった。裏から入ると、マスクなど不要な人出だから、そのまま表へ来てしまうよ。
【20日追記】今年の秋田市外も含めた桜の名所では、「出店はあるが持ち帰り用販売のみ」とか、「飲酒禁止」「シートを敷いて座るのを禁止」など、対応が分かれた。
緊急事態宣言中の昨年の千秋公園は、とても人が少なかった。
昨年と比べると、今年は人が多いと感じた。でも、桜まつり通常開催時の好天の盛りと比べれば、ずっと少ないし、この程度の中を歩いても感染の懸念などまずないでしょう。
これまでなら、高齢者施設の人たちが車で花見に来ていたものだが、今回はまったくいなかった。施設側の感染予防の一環なのだろう。
一方、地元の人ではなさそうな、旅行客っぽい人が少々。どちらからお越しか知らないけれど。みなさんマスクで歩くだけだから、それで感染することはまずないでしょう。
大坂を上がって二の丸広場。
柵はここまで続く
奥上が本丸
市内では遅咲き、かつ老木の千秋公園としては、上々の咲きかた。
人はいるといっても、この通りスカスカ。見頃でこれでは、やはり人出は少ない。
いつもは宴会のシートがびっしり敷かれる芝生には、「宴会はご遠慮ください」の独立した看板があった。二の丸広場でも本丸でも、シートを敷いて少人数でお弁当など食べる人たちはちらほらいたが、それはいいってことなんでしょう。歌ったり騒いだりしてないし。
二の丸広場にある、コンベンション協会運営の売店は営業していた。
ソフトクリームも売っていて、2019年から「千秋公園桜ソフトクリーム」もあるそうだ。それと思しきソフトがなかなかの売れ行き。食べながら歩くのはいいの?
ババヘラアイスすらいない園内では、実態として売店の独占状態。
昨年のお盆は、お寺にババヘラが来ていて、注文すると手にアルコールスプレーをかけられ、ババさんも手袋で盛り付けていた。そのやり方で対応可能だと思うけど、やはり売り上げは厳しいのかな。なお、エリアなかいちでは露店みたいなのが出ていたとか聞いたが未確認【17日追記・一昨年以前に公園内に出ていたような飲食の屋台が並んでいたとのこと】。
千秋公園の桜は、かつては1年おきに表年と裏年を繰り返す傾向があったが、ここ最近は手入れがいいのか、毎年それなりに見られる状態。本丸へ上がって、毎年恒例のアングルを。
下は胡月池、向こうに太平山
桜のトンネル
二の丸広場方向
13日は夜から雨。早かった今年の桜はもう終わりか。
※翌2022年の千秋公園の桜。
今回は、いちおう秋田市最大の桜の名所、千秋公園。※昨2020年の千秋公園。
不慣れなカメラで撮影したので、色合いなどやや不満です。
千秋公園外周斜面では、ソメイヨシノに先駆けてコブシ(キタコブシ)が点々と咲いていており、終わりかけ。二の丸の階層の西側では、
背景の斜面下は県職員公舎
手の届く位置まで枝が伸びて、間近で花を見られた。モクレン科の花は芳香がするものが多いようで、コブシも近づくとかすかにいい香り。
晴天で18度まで上がった月曜の昼過ぎ、公園西側=裏側は散策やランニングする人がぽつぽつ。
メインの出入口である、秋田市立中央図書館明徳館・旧県民会館跡地(ミルハス建設現場)の坂=「大坂」は、
こんな具合
まずは、大坂を知る人なら、風景が変わったと思われることだろう。坂の両側に樹脂製の柵がずらりと並んでいる。
現在、大坂の路面への融雪装置(ロードヒーティング)設置工事が行われているため。千秋公園を通年で魅力ある場所にするためらしい。
昨年度後半から施工されていて、冬は歩行者も含めて全面通行止めだった。4月1日からこの形で歩行者は通行できるようになった。【13日補足・車はさほど通らないが、坂の上に一般向けコインパーキングがわずかにある。そのほかは各施設関係の業務車両が通る程度。】
【17日追記・5月10日から6月末頃までは、再び歩行者も通行止めになるとのこと。花見対応で休工・開放したのだろう。※工事終了後の様子。】
※上の写真は柵の外側に出て撮影していますが、下の内堀への階段の下り口のこの1か所だけ、柵が途切れている場所です。上のほうの「松下」前の広い階段は、すぐ近くを迂回できるためか、封鎖されていた。
大坂は途中でほぼ直角に折れ曲がっている。
昭和末の花見の時期には、この角で傷痍軍人の人がアコーディオンを弾いて寄付を募っており、特に夜は独特の雰囲気があったものだ(過去の記事)。近年はババヘラアイスが来ていたが、今年はいない。
今年はそこに看板が立っていた。上の写真左。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から…
「千秋公園桜まつりは(略)中止いたします。」が秋田観光コンベンション協会、マスク着用、宴会はご遠慮、ゴミはお持ち帰りへの協力要請が秋田市公園課という、2者の看板。
昨年2020年は、ステージイベントなどは中止して、桜まつり自体は開催する予定だったのが、直前になって緊急事態宣言の全国拡大と秋田市内での感染者発生により、全面中止となった(露店なし、提灯設置やライトアップなし、園内入場は自由)。
形式としては、昨年も今年も同じはずだが、今年の秋田では、外出を自粛させるような緊急事態宣言やその他要請の類は出ていない。
この看板は、人通りが多い出入口にだけ設置されているようで、裏側にはなかった。裏から入ると、マスクなど不要な人出だから、そのまま表へ来てしまうよ。
【20日追記】今年の秋田市外も含めた桜の名所では、「出店はあるが持ち帰り用販売のみ」とか、「飲酒禁止」「シートを敷いて座るのを禁止」など、対応が分かれた。
緊急事態宣言中の昨年の千秋公園は、とても人が少なかった。
昨年と比べると、今年は人が多いと感じた。でも、桜まつり通常開催時の好天の盛りと比べれば、ずっと少ないし、この程度の中を歩いても感染の懸念などまずないでしょう。
これまでなら、高齢者施設の人たちが車で花見に来ていたものだが、今回はまったくいなかった。施設側の感染予防の一環なのだろう。
一方、地元の人ではなさそうな、旅行客っぽい人が少々。どちらからお越しか知らないけれど。みなさんマスクで歩くだけだから、それで感染することはまずないでしょう。
大坂を上がって二の丸広場。
柵はここまで続く
奥上が本丸
市内では遅咲き、かつ老木の千秋公園としては、上々の咲きかた。
人はいるといっても、この通りスカスカ。見頃でこれでは、やはり人出は少ない。
いつもは宴会のシートがびっしり敷かれる芝生には、「宴会はご遠慮ください」の独立した看板があった。二の丸広場でも本丸でも、シートを敷いて少人数でお弁当など食べる人たちはちらほらいたが、それはいいってことなんでしょう。歌ったり騒いだりしてないし。
二の丸広場にある、コンベンション協会運営の売店は営業していた。
ソフトクリームも売っていて、2019年から「千秋公園桜ソフトクリーム」もあるそうだ。それと思しきソフトがなかなかの売れ行き。食べながら歩くのはいいの?
ババヘラアイスすらいない園内では、実態として売店の独占状態。
昨年のお盆は、お寺にババヘラが来ていて、注文すると手にアルコールスプレーをかけられ、ババさんも手袋で盛り付けていた。そのやり方で対応可能だと思うけど、やはり売り上げは厳しいのかな。なお、エリアなかいちでは露店みたいなのが出ていたとか聞いたが未確認【17日追記・一昨年以前に公園内に出ていたような飲食の屋台が並んでいたとのこと】。
千秋公園の桜は、かつては1年おきに表年と裏年を繰り返す傾向があったが、ここ最近は手入れがいいのか、毎年それなりに見られる状態。本丸へ上がって、毎年恒例のアングルを。
下は胡月池、向こうに太平山
桜のトンネル
二の丸広場方向
13日は夜から雨。早かった今年の桜はもう終わりか。
※翌2022年の千秋公園の桜。
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