ブームになっているらしい、生クリームをはさんだパン、「マリトッツォ」。
5月に工藤パンが発売し、秋田県内でも購入できた(6月に入ると見なくなった)。
要冷蔵、透明パック入り、「菓子パン」扱い、248kcal、幸福の寿し本舗製造。
その後、6月に山崎製パンが、6月5日(毎日製造は12日以降)にはたけや製パンも、マリトッツォを発売した。
ヤマザキ系列3社が、ぞれぞれマリトッツォを出したことになる。あんパンやクリームパンなど、3社それぞれで独自の商品があるパンはあるが、目新しいもので3社それぞれは、とても珍しいと思う。
いずれも秋田では購入できたので、比較。
ヤマザキ マリトッツォ
菓子パン扱い、336kcal。3社中、唯一の常温保存・袋入りで、いちばん小さい。値段も安めで、100~120円程度。さらにイオングループでは、6月上旬はWAONボーナスポイントを35ポイントも付与していた。
製造所固有記号は「KD」。工藤パンだ!
工藤パンブランドのは幸福の寿し本舗に委託して、工藤パン自身はヤマザキから受託するという、おもしろい構図。青森市で大量のマリトッツォが作られていることになる。
従来、工藤パンやたけやなど、山崎製パンとは別企業のグループ会社へ製造委託した製品では、裏面の山崎製パンの名が「製造者」でなく「販売者」として記載されていた。
このマリトッツォでは、販売者とも製造者とも記載がなく、単に山崎製パンの名と連絡先が書いてあるだけになっていた。ランチパックでも同様に変わっていて、そういうことになったのだろうか。
※仙台工場など自社製造のものは、引き続き「製造者」表記。
ネット上で、他地域のヤマザキマリトッツォの画像を拝見すると、製造はいずれも自社の松戸第一工場、松戸第二工場、武蔵野工場、安城工場、大阪第一工場、岡山工場を確認できた。
上下のパンが少々つぶれてズレてしまった
袋入りだから無理なのだろうが、粉砂糖は振られていない。
マリトッツォが基本的にそういうものであるそうで、生クリームの中に「オレンジピール砂糖漬け」が混ざっている。工藤パンのよりオレンジ感が強いと思う。
まあ、オレンジ風味のホイップをサンドしたパンという感想。
この常温のヤマザキマリトッツォは、バーコードの上に表記される正式な商品名は「マリトッツォ」のみ。
ヤマザキでは、これと別に、要冷蔵・袋入りで150円以上する、「Yamazaki マリトッツォ(オレンジピール入り)」もあるとのこと。高いしチルドだから当然ながら、そちらのほうがおいしいという話もある。さらに透明パック入りのもあるらしく、ヤマザキブランド内でも乱立。いずれも秋田で売られているかは不明。
そして、満を持してたけや製パンもマリトッツォを発売。12日付 秋田魁新報 経済面でも報道された。
6月5日に土曜日限定で製造したところ、注文が多く、翌週12日から毎日製造に切り替えたとのこと。
要冷蔵・透明パック入り、税込み希望小売価格162円。「菓子パン」扱い、339kcal。リベールなどでなくたけや自身が製造者。
バーコード上の商品名は「マリトッツォ」のみ。※工藤パンではバーコード上に記載なし。
表のシールの商品名は違う。
「バナナボートのホイップたっぷり マリトッツォ」
魁にも書いてあったが、たけや版マリトッツォの大きな特徴がクリーム。
同社の看板商品である「バナナボート(関連記事)」のホイップクリームを使っている。
工藤パンのよりも若干、大きいかな。粉砂糖あり。
断面
たしかにバナナボートのクリームの味だ。バナナボートはほとんど食べないけど、分かる。オレンジピールなどは何も入らず、ほんとにそのもの。
そして、パンがふわふわしておいしいような気もした。
工藤パンやヤマザキのパンは、表面がバターロールのようにテカテカしていたが、たけやのは光沢感がない。
本場のマリトッツォにもいろいろあるだろうけど、何も入らないクリームというのはどういう存在かは知らない。でも、日本人としてはすんなり受け入れられて、好まれる味だと思う。悪くない。
あと、マリトッツォに果物などもはさんでアレンジすることもあるそうだから、バナナボートのたけやとしてはバナナそのものを入れてしまうのも手では?
秋田市の「菓子舗 榮太楼」では、看板商品の山ぶどうゼリー「さなづら(過去の記事)」をクリームに混ぜたマリトッツォを発売しているとのこと。
などと言いつつ、要は「生クリームバーガー」。そんなに大騒ぎするものでもないような。マリトッツォ、ブームに終わるか、定着するか。
【7月3日追記】7月に入ると、たけやでは「チョコバナナボートのホイップたっぷり マリトッツォ」という、チョコクリーム入りのマリトッツォも発売されていた。クリーム以外の外見は、白いのと同じ。
【8月22日追記】たけやでは8月16日に「メロトッツォ」なるものを発売。「メロンパン×マリトッツォ」として、要はメロンパンでバナナボートのホイップをはさんだもの。透明パック入り要冷蔵。
ちなみにに、8月(1日から?)には「プレミアム生どら焼き」として、バナナボートのホイップと粒あんをはさんだどらやきを、やはり透明パック入り要冷蔵で発売。
※2022年5月には、たけやからこんな派生商品が発売された。
5月に工藤パンが発売し、秋田県内でも購入できた(6月に入ると見なくなった)。
要冷蔵、透明パック入り、「菓子パン」扱い、248kcal、幸福の寿し本舗製造。
その後、6月に山崎製パンが、6月5日(毎日製造は12日以降)にはたけや製パンも、マリトッツォを発売した。
ヤマザキ系列3社が、ぞれぞれマリトッツォを出したことになる。あんパンやクリームパンなど、3社それぞれで独自の商品があるパンはあるが、目新しいもので3社それぞれは、とても珍しいと思う。
いずれも秋田では購入できたので、比較。
ヤマザキ マリトッツォ
菓子パン扱い、336kcal。3社中、唯一の常温保存・袋入りで、いちばん小さい。値段も安めで、100~120円程度。さらにイオングループでは、6月上旬はWAONボーナスポイントを35ポイントも付与していた。
製造所固有記号は「KD」。工藤パンだ!
工藤パンブランドのは幸福の寿し本舗に委託して、工藤パン自身はヤマザキから受託するという、おもしろい構図。青森市で大量のマリトッツォが作られていることになる。
従来、工藤パンやたけやなど、山崎製パンとは別企業のグループ会社へ製造委託した製品では、裏面の山崎製パンの名が「製造者」でなく「販売者」として記載されていた。
このマリトッツォでは、販売者とも製造者とも記載がなく、単に山崎製パンの名と連絡先が書いてあるだけになっていた。ランチパックでも同様に変わっていて、そういうことになったのだろうか。
※仙台工場など自社製造のものは、引き続き「製造者」表記。
ネット上で、他地域のヤマザキマリトッツォの画像を拝見すると、製造はいずれも自社の松戸第一工場、松戸第二工場、武蔵野工場、安城工場、大阪第一工場、岡山工場を確認できた。
上下のパンが少々つぶれてズレてしまった
袋入りだから無理なのだろうが、粉砂糖は振られていない。
マリトッツォが基本的にそういうものであるそうで、生クリームの中に「オレンジピール砂糖漬け」が混ざっている。工藤パンのよりオレンジ感が強いと思う。
まあ、オレンジ風味のホイップをサンドしたパンという感想。
この常温のヤマザキマリトッツォは、バーコードの上に表記される正式な商品名は「マリトッツォ」のみ。
ヤマザキでは、これと別に、要冷蔵・袋入りで150円以上する、「Yamazaki マリトッツォ(オレンジピール入り)」もあるとのこと。高いしチルドだから当然ながら、そちらのほうがおいしいという話もある。さらに透明パック入りのもあるらしく、ヤマザキブランド内でも乱立。いずれも秋田で売られているかは不明。
そして、満を持してたけや製パンもマリトッツォを発売。12日付 秋田魁新報 経済面でも報道された。
6月5日に土曜日限定で製造したところ、注文が多く、翌週12日から毎日製造に切り替えたとのこと。
要冷蔵・透明パック入り、税込み希望小売価格162円。「菓子パン」扱い、339kcal。リベールなどでなくたけや自身が製造者。
バーコード上の商品名は「マリトッツォ」のみ。※工藤パンではバーコード上に記載なし。
表のシールの商品名は違う。
「バナナボートのホイップたっぷり マリトッツォ」
魁にも書いてあったが、たけや版マリトッツォの大きな特徴がクリーム。
同社の看板商品である「バナナボート(関連記事)」のホイップクリームを使っている。
工藤パンのよりも若干、大きいかな。粉砂糖あり。
断面
たしかにバナナボートのクリームの味だ。バナナボートはほとんど食べないけど、分かる。オレンジピールなどは何も入らず、ほんとにそのもの。
そして、パンがふわふわしておいしいような気もした。
工藤パンやヤマザキのパンは、表面がバターロールのようにテカテカしていたが、たけやのは光沢感がない。
本場のマリトッツォにもいろいろあるだろうけど、何も入らないクリームというのはどういう存在かは知らない。でも、日本人としてはすんなり受け入れられて、好まれる味だと思う。悪くない。
あと、マリトッツォに果物などもはさんでアレンジすることもあるそうだから、バナナボートのたけやとしてはバナナそのものを入れてしまうのも手では?
秋田市の「菓子舗 榮太楼」では、看板商品の山ぶどうゼリー「さなづら(過去の記事)」をクリームに混ぜたマリトッツォを発売しているとのこと。
などと言いつつ、要は「生クリームバーガー」。そんなに大騒ぎするものでもないような。マリトッツォ、ブームに終わるか、定着するか。
【7月3日追記】7月に入ると、たけやでは「チョコバナナボートのホイップたっぷり マリトッツォ」という、チョコクリーム入りのマリトッツォも発売されていた。クリーム以外の外見は、白いのと同じ。
【8月22日追記】たけやでは8月16日に「メロトッツォ」なるものを発売。「メロンパン×マリトッツォ」として、要はメロンパンでバナナボートのホイップをはさんだもの。透明パック入り要冷蔵。
ちなみにに、8月(1日から?)には「プレミアム生どら焼き」として、バナナボートのホイップと粒あんをはさんだどらやきを、やはり透明パック入り要冷蔵で発売。
※2022年5月には、たけやからこんな派生商品が発売された。
対して、生クリームのみ、しかもバナナボートのクリームならば、なじみがあるからこそのおいしさなのでしょう。
スーパーのベーカリーでも、そう高くないマリトッツォを作っていたりして、気になります。カロリーも気になりますが。
ブームが去るかもしれないので、いろいろ試しておいたほうがいいのでしょうかね…
たけやのバナナボートクリーム食べるとフルーツが恋しくなりますが、美味しかったですね。
突然訪れたブームはどうなるかわかりませんが、いろんなパターンのマリトッツオ食べてみたいものです。
そしてFMEN様もご返事ありがとうございます。
お菓子なのかパンなのか、食事用パンとしてはどうなのか。
シュー皮でなく完全なるパンなんですよね。生クリームもいいけど、カスタードクリームもいいということで、たしかにシュークリームのほうがいいですね。
「ツォ」が独特ですよね。僕は「おとっつぁん」を連想してしまいます「ツァ」ですけれどね。
>FMENさん
生菓子でなくパン扱いなので、大手から個人店までパン屋さんの得意分野なのでしょう。
カスタードクリーム入りも悪くなさそうですが、本場の感覚ではどうなのか。名古屋方面では小倉あんを入れたりして。ガラパゴス化マリトッツォが始まるでしょうか。
最近見なくなりつつある学校食パンにこれとクリームパンのクリームをまぜてマリトッツォ風ダブルクリームアベックトーストなんかもできそうです。
>>あんなかさん
毛沢東でこれまたたけや山崎のマーラーカオを思い出しました…
英国だかフランスでのティーセレモニーで出されるシュークリームはクリームに砂糖が入っていない甘くないシュークリームなんだそうです。
スイーツ系って盛り上がるのも早いですが飽きられるのも早いですね。
マリトッツォという発音を聞くと毛沢東(マオツォートン)を連想するのは私だけ?