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鶏めし玉手箱

2024-12-21 23:01:08 | 各地お土産・食べ物
秋田県北部・大館市、JR東日本・奥羽本線 大館駅の駅弁として有名な、花善「鶏めし」の派生商品。※前回は2023年11月
要予約商品(期限や受け取りに条件あり)で、駅弁大会などでも見ないであろう商品。12月20日に、秋田生鮮市場保戸野店で150個限定(生鮮市場としては多い)で売られていた。
鶏めし玉手箱  600kcal、食塩相当量3.0g 税込み550円
コンパクトな2段重ね。つまようじ付き、おてふきなし。
ノーマルの「鶏めし弁当」の980円も、今どきでは安いけれど、それ以上に安い。
上がおかず、下が鶏めし。下には抗菌シートがかかる


鶏めしの上には、鶏肉甘辛煮は載らないものの、けっこう多めな「そぼろ卵」、モミジ形の「飾り麩(蒲鉾)」と、ノーマル鶏めしのレギュラー陣。
※原材料名欄では、商品や時期によって「そぼろ玉子」表記のこともある。
※飾り麩は昔はほんとうの麩だった。
一方、おかず側は見慣れぬ面々。

上の写真、右上から時計回りに、鶏肉のパン粉揚げ×2切れ、とうもろこし入り蒲鉾揚げ、切干大根(山くらげ、人参、ひじき、その他)、枝豆入り蒲鉾(たら、吉切サメ、豆腐、その他)、蓮根の竜田揚げ田楽味噌和え×2切れ。

鶏めしは、定番のおいしさ。見た目は少なそうだが、例によってみっちり詰められている(上げ底でもない)ので、少ないとは感じなかった。
おかずは、どれもおいしい。見た目は肉っぽいレンコン竜田揚げは、濃いめの甘辛。ほかは、ほどよく味付け。漬け物が入っていなくて、カマボコが2種あるのが特徴的。
通常版と比べて、おかずがバラエティーに富んで、量もそこそこ。これで550円はお得。個人的には鶏肉甘辛煮がないのが惜しい。


この弁当は、「駅弁資料館」サイトによれば2015年11月の発売とのことで、それ以前にあった「わっぱ鶏めし(2014年の記事)」の後継かと指摘しているが、現在とはおかずはだいぶ違う。
玉手箱になってからも、おかずの入れ替わりがあり、2023年3月では、鶏肉のパン粉揚げ、蓮根の竜田揚げのほかは、鶏ひき肉と枝豆蒸し、さつま芋のレモン煮、みずの生姜和え、しば漬だった。このご時世、コスト削減か。
ニッポン放送NEWS ONLINE「ライター望月の駅弁膝栗毛」によれば、さらに以前には、鶏肉のパン粉揚げが「せんべい粉揚げ」だった。
また、この弁当は「大館の地元の方向けに開発された鶏めし駅弁」で「実際、大館市内をはじめ周辺の町で開かれる会合などで重宝されている」とのこと。そんなわけで、「駅弁」マークはあるものの駅では入手しづらい(実質不可能?)弁当なのだけど、駅弁として売っても、充分やっていけると思う。
コメント
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