青森県の工藤パンの代表商品「イギリストースト」。秋田県内にも多少流通しており、当ブログでも何度も紹介してきた。
イギリストーストばかり注目されがちだが、ほかにも看板商品はある。2022年7月28日付同社公式ツイッター(現・X)では「イギリストーストに次ぐソウルフード」としている。
僕も存在は知っていて、青森県内の店頭で目にしていた(イギリストーストよりは扱い店は少ないか)が、青森在住当時は買おう食べようと思わないでしまっていた。また、秋田県内では見たことがなかった。
ところが、先月オープンした、ウエルシアグループ ハッピー・ドラッグ秋田土崎東店で売っていた!
ハピドラでは、店舗ごとに月単位で仕入れるパンを選んでいるような感じがする。工藤パン製品では、土崎東店はほかにノーマルのイギリストーストと、チョコレイもあった。秋田保戸野店では、まんじゅうなどお菓子はあるが、パンはイギリストーストしかないことが多い。【追記・土崎東店では本品を2025年1月、2月も、引き続き販売。】
なお、ウエルシア限定販売の食パン「ヤマザキ サンハート」は、少なくとも秋田市内各店舗での販売分は、工藤パンが製造している(製造所固有記号KD)。
ニューカツサンド(キャベツ入りソース使用) 値引き前税込み213.84円
265kcal、たんぱく質10.1g、脂質6.6g、炭水化物41.7g、食塩相当量1.9g
製造所は、系列企業の幸福の寿し本舗。工藤パンは販売者名義。
メーカーロゴが「KUDOPAN」でなく、昔の「ユ藤パン」。近年では、「シベリア」とパンの復刻商品でしか用いないはずだが、本品に「復刻」マークはない。
また、シールではない「New」の大きな表示があり、「Newニューカツサンド」という名称かのようにも受け取れるが、裏面バーコードの上の商品名表示は「ニューカツサンド(キャベツ入りソース使用)」。
細かいことは後にして、この「ニューカツサンド」が、工藤パンの代表商品にして青森のソウルフード。
背割れコッペにチキンカツと、キャベツ入りソース(原材料名表示では濃厚ソース、キャベツペースト)をはさんだ、常温保存の調理パン・惣菜パン。
秋田のたけや製パンにおける、「学生調理(この記事後半)」的位置付けのパンと言える。※学生調理は要冷蔵。
初めてのニューカツサンド。思っていたより小さく感じたが、昨今の情勢により小さくなった可能性がある(後述)。
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コッペパンはとても柔らかく、袋から取り出す時につまんだ部分が崩れたほど。これが工藤パンのコッペパンの特長なのだろう。ラップ包装のドッグ類のコッペパンに似ているが、甘さは弱いと感じた(後述)。
袋越しでも、取り出しても、パンの間には細長いカツしか見えないが、めくると、
奥のほうにソースと刻みキャベツ
チキンカツはほどよい食感。ソースは甘い。キャベツは少ないものの、表示通りシャキシャキする。この絶妙な組み合わせが、青森の人たちに愛されるのは納得。
こぼれたり汚れたりしにくいのもいい。温めてもおいしそう(トーストするとパンが焦げやすいかも)だが、冬でもそのままで充分おいしかった。
僕が買おうと思わなかったのは、見た目が地味なのもあったと思う。もっと早く買うべきだった。また食べたい。
以上、2024年12月時点で売られているニューカツサンドについて。
以下、主に青森の皆様による、ニューカツサンドに関する情報を、ネットで集めてみた。
・キャベツが入っておらず、ソースだけだった時期がある。
・カツは、大きい1切れが入ったものと、小さい2切れ(かそれ以上)入ったものがあった。
・製造されていなかった時期(ごく短期間?)があり、再開後に「復刻」扱いとなった。
・2006年時点でキャベツ入り。
・2017年1月は、KUDOPANロゴ、大きな白文字で「ニューカツサンド」の包装。
・2017年の栄養成分は、340kcal、たんぱく質17.6g、脂質13.3g、炭水化物37.4g、ナトリウム671mg→食塩相当量1.7g。
・2021年10月は、今回とほぼ同じ包装だが、「New」や「キャベツ入り~」がなく(実際、ソースのみだったようだ)「復刻」あり。「新発売」シール貼布。
・2022年2月でも同上。
・2022年7月28日の公式ツイッターで「イギリストーストに次ぐソウルフードのニューカツサンドが8月からリニューアルします。」「チキンカツ1/2切れを2枚トッピングして食べやすくなりました。」「コッペパンも甘みを抑えた生地に変更し、カツの味が引き立つようになっています。」。画像は同上。
・現時点で工藤パン公式ホームページに掲載されているニューカツサンドの商品紹介も、この写真で、栄養成分も現行と異なる。
熱量 381kcal、たんぱく質22.0g、脂質16.7g、炭水化物35.7g、食塩相当量1.6g 。
・2023年4月頃? 「キャベツ入り~」あり、「復刻」ありの包装。
・2024年1月 同上。
ニューカツサンドは、細かい変化を繰り返してきたことになる。以前のパンは甘かったようだから、ラップ包装のコッペパンと同じ感じだったのか。そして、栄養成分からしても、昔より小さくなったのだろう。
今回紹介した「復刻」がなく、「New」があるバージョンは見つけられなかったので、ごく最近、さらに何らかの仕様変更があった可能性がある。「復刻」がなくなったのは、厳密には復刻版とはいえない、違うパンになってしまったからなのか。あるいは、常時販売することになったからなのか。
派生商品として、
・2017年夏「ニューカツサンド スタミナ源たれ」が発売。
・2019年8月には、ラップ包装のニューカツサンドが存在。
真偽は不明だが、
・1980年代後半までは、鯨肉のカツで、ある日突然、チキンカツに代わった。
ニューじゃない「カツサンド」は存在しなかったのだと思うが、ひょっとしたら、鯨カツ時代が「カツサンド」で、チキンカツになった時に「ニュー」が付いたのかも…(根拠がない想像です)
イギリストーストと比べると、注目するネットメディアもマスコミもないようで、ニューカツサンドの歴史は謎が多そう。今、おいしければ、それでいいですけれど。
イギリストーストばかり注目されがちだが、ほかにも看板商品はある。2022年7月28日付同社公式ツイッター(現・X)では「イギリストーストに次ぐソウルフード」としている。
僕も存在は知っていて、青森県内の店頭で目にしていた(イギリストーストよりは扱い店は少ないか)が、青森在住当時は買おう食べようと思わないでしまっていた。また、秋田県内では見たことがなかった。
ところが、先月オープンした、ウエルシアグループ ハッピー・ドラッグ秋田土崎東店で売っていた!
ハピドラでは、店舗ごとに月単位で仕入れるパンを選んでいるような感じがする。工藤パン製品では、土崎東店はほかにノーマルのイギリストーストと、チョコレイもあった。秋田保戸野店では、まんじゅうなどお菓子はあるが、パンはイギリストーストしかないことが多い。【追記・土崎東店では本品を2025年1月、2月も、引き続き販売。】
なお、ウエルシア限定販売の食パン「ヤマザキ サンハート」は、少なくとも秋田市内各店舗での販売分は、工藤パンが製造している(製造所固有記号KD)。
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265kcal、たんぱく質10.1g、脂質6.6g、炭水化物41.7g、食塩相当量1.9g
製造所は、系列企業の幸福の寿し本舗。工藤パンは販売者名義。
メーカーロゴが「KUDOPAN」でなく、昔の「ユ藤パン」。近年では、「シベリア」とパンの復刻商品でしか用いないはずだが、本品に「復刻」マークはない。
また、シールではない「New」の大きな表示があり、「Newニューカツサンド」という名称かのようにも受け取れるが、裏面バーコードの上の商品名表示は「ニューカツサンド(キャベツ入りソース使用)」。
細かいことは後にして、この「ニューカツサンド」が、工藤パンの代表商品にして青森のソウルフード。
背割れコッペにチキンカツと、キャベツ入りソース(原材料名表示では濃厚ソース、キャベツペースト)をはさんだ、常温保存の調理パン・惣菜パン。
秋田のたけや製パンにおける、「学生調理(この記事後半)」的位置付けのパンと言える。※学生調理は要冷蔵。
初めてのニューカツサンド。思っていたより小さく感じたが、昨今の情勢により小さくなった可能性がある(後述)。
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コッペパンはとても柔らかく、袋から取り出す時につまんだ部分が崩れたほど。これが工藤パンのコッペパンの特長なのだろう。ラップ包装のドッグ類のコッペパンに似ているが、甘さは弱いと感じた(後述)。
袋越しでも、取り出しても、パンの間には細長いカツしか見えないが、めくると、
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チキンカツはほどよい食感。ソースは甘い。キャベツは少ないものの、表示通りシャキシャキする。この絶妙な組み合わせが、青森の人たちに愛されるのは納得。
こぼれたり汚れたりしにくいのもいい。温めてもおいしそう(トーストするとパンが焦げやすいかも)だが、冬でもそのままで充分おいしかった。
僕が買おうと思わなかったのは、見た目が地味なのもあったと思う。もっと早く買うべきだった。また食べたい。
以上、2024年12月時点で売られているニューカツサンドについて。
以下、主に青森の皆様による、ニューカツサンドに関する情報を、ネットで集めてみた。
・キャベツが入っておらず、ソースだけだった時期がある。
・カツは、大きい1切れが入ったものと、小さい2切れ(かそれ以上)入ったものがあった。
・製造されていなかった時期(ごく短期間?)があり、再開後に「復刻」扱いとなった。
・2006年時点でキャベツ入り。
・2017年1月は、KUDOPANロゴ、大きな白文字で「ニューカツサンド」の包装。
・2017年の栄養成分は、340kcal、たんぱく質17.6g、脂質13.3g、炭水化物37.4g、ナトリウム671mg→食塩相当量1.7g。
・2021年10月は、今回とほぼ同じ包装だが、「New」や「キャベツ入り~」がなく(実際、ソースのみだったようだ)「復刻」あり。「新発売」シール貼布。
・2022年2月でも同上。
・2022年7月28日の公式ツイッターで「イギリストーストに次ぐソウルフードのニューカツサンドが8月からリニューアルします。」「チキンカツ1/2切れを2枚トッピングして食べやすくなりました。」「コッペパンも甘みを抑えた生地に変更し、カツの味が引き立つようになっています。」。画像は同上。
・現時点で工藤パン公式ホームページに掲載されているニューカツサンドの商品紹介も、この写真で、栄養成分も現行と異なる。
熱量 381kcal、たんぱく質22.0g、脂質16.7g、炭水化物35.7g、食塩相当量1.6g 。
・2023年4月頃? 「キャベツ入り~」あり、「復刻」ありの包装。
・2024年1月 同上。
ニューカツサンドは、細かい変化を繰り返してきたことになる。以前のパンは甘かったようだから、ラップ包装のコッペパンと同じ感じだったのか。そして、栄養成分からしても、昔より小さくなったのだろう。
今回紹介した「復刻」がなく、「New」があるバージョンは見つけられなかったので、ごく最近、さらに何らかの仕様変更があった可能性がある。「復刻」がなくなったのは、厳密には復刻版とはいえない、違うパンになってしまったからなのか。あるいは、常時販売することになったからなのか。
派生商品として、
・2017年夏「ニューカツサンド スタミナ源たれ」が発売。
・2019年8月には、ラップ包装のニューカツサンドが存在。
真偽は不明だが、
・1980年代後半までは、鯨肉のカツで、ある日突然、チキンカツに代わった。
ニューじゃない「カツサンド」は存在しなかったのだと思うが、ひょっとしたら、鯨カツ時代が「カツサンド」で、チキンカツになった時に「ニュー」が付いたのかも…(根拠がない想像です)
イギリストーストと比べると、注目するネットメディアもマスコミもないようで、ニューカツサンドの歴史は謎が多そう。今、おいしければ、それでいいですけれど。