広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

手形陸橋5・さらに迷走

2020-05-01 00:24:12 | 秋田のいろいろ
昨年11月に新しくなったものの、未完成・中途半端っぽい箇所もあった、秋田県道28号のオーバーパス「手形陸橋」の続き。※直近の記事
4月初めに通った時は以前と同じだったはずのいくつかが、4月下旬に変化していた。
親柱
石でできた4つの親柱には、市立明徳小学校の児童4名がそれぞれ揮毫した、名称などの金属板が埋められていたが、その下に、小さな凹みがあった。おそらく揮毫者名が入りそうな気がしていたが、やっと実現した。

上の本体と同じ仕様の金属板で、「明徳小学校(改行)氏名」が活字で横書き。フォントはDF太楷書体か。
4名のうち2名は6年生だったそうなので、卒業してからやっと設置された。

北側歩道手形寄り下り口
手形陸橋の端は、千秋側南側を除く3か所で、狭い市道と交わる。信号機がなく線形が不自然で、安全とは言い切れない。
これまでも、手形側南側は、市道と重なる県道の歩道の延長部分が、緑色に塗装されていた。今回、その向かい側も同じようになった。
どうして白ゼブラの横断歩道じゃないのかと言えば、おそらく警察の横断歩道設置基準を満たさないからだろう。通学路でもあるし、自転車が下りてくるし、強引な車もあるし、注意喚起のために、道路管理者ができることとして、緑色に塗ったのではないだろうか。→この記事参照
ほかにも、秋田駅の大屋根西側【2024年2月22日追記・白線はなく緑色のみ】とか、弘前駅前バス乗り場などにもある。

千秋側北側は、従来どおり、正式な横断歩道。でも、渡る距離が長いし、緩いカーブで速度を落とさずに曲がってくる車がいて、歩行者は怖い。さらなる対策が必要ではないだろうか。
昨年末撮影


北側歩道には、線路際に下りられるらせん階段が東西それぞれにあるが、ここが迷走していた。
手形側線路向き螺旋階段接続部の現状。
どこが変わったかお分かりでしょうか?
(再掲)直近の状態
陸橋本体の手すりと、らせん階段の手すりとの間にすき間が生じていた。
開通直後はロープを張ってとりつくろっていて、その後半月ほどして、上の再掲写真のように陸橋側の手すりのパイプをL字型に延長して、すき間をカバーするようにされた。ただ、その延長部分の手すりに傷のようなものが付いていて、少々残念だった。

そこに今回、4か所とも白いプラスチックの板が取り付けられた。一見すると、らせん階段部分の白い板と一体感があるのだが…


裏側から
金属製の部材も新たに設置して、それにプラスチック板を付けたようだ。でも、その金属の枠、ホームセンターで売っているようなもの。さらに、
千秋側線路向きのプラスチック板上辺
上の写真で分かるだろうか、プラスチック板の切り口が毛羽立ってブサブサしている。他の箇所も同様だし、よく見ると、切り口が一直線でなくゆがんでいるような。
手作りですき間にプラスチック板を設置したようだ。
千秋側外向き
ここではらせん階段の手すりとぶつかってしまうため、プラスチック板の角を落としているが、それが雑な切り方。
長く使うものであろう。多少手間になっても、もっと丁寧にカットするなりヤスリをかけるなり、それができないなら専門業者に頼むなりして、見栄え良くできなかったのだろうか。
さらにまた、やっつけ仕事で迷走してしまった。

そもそも、このプラスチック板の必要性はあるのだろうか。パイプを延長した段階で、少なくとも常識的な通行をする人には、危険も問題もなくなったと思うのだが。
お手製プラ板は経費節減にはなるのかもしれないが、あんな金属の枠では何らかの理由で通行人が体重をかけたり、今後何年も経って強風にさらされたりして、外れて落下しないだろうか。下は道路そして線路である。心配だ。

最後、あまりに迷走していたので現地では気づけなかったのだが、らせん階段の踏面。さらに迷走している。
上と同じ千秋(西)側らせん階段
踏面の角には、注意喚起や滑り止めがあるのが普通。開通時点では西側には赤いテープ状のもの(滑り止め機能はなさそう)が貼られたのに、東側には何もなし。その後、東にも貼られたが、開通からひと月ほどで、両側ともすべて撤去されてしまっていた。
それが3か月で再び、赤い帯が付けられた。※東側は未確認なので、後で追記します。【3日追記・東西とも、以前と同様に赤いテープがすべての段(下側数段は、以前同様ちゃんとした===模様の滑り止め)に貼られていた。】
5か月の間で設置→撤去→同じものを再設置。何があったのだろう。

まったくもって秋田県のやることが理解できない。税金の無駄遣いというほど費用はかかっていないとは思うが、やっていることそのものが無駄だ。
この後は、どんなことが起きるだろうか。

【2日追記】近くの秋田市道の千秋トンネル内では、融雪剤散布装置「まきえもん」に関して、手作業の試行錯誤がされたことがあった。
まきえもんでは、方向性というか目的はなんとなく伝わったし、比較的丁寧に作業されていた。現在も汚れただけで、変更や破損はない状態。

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