🌸内村鑑三 1(キリストに生きた武士)
⛳「我いかに生くべきか」
☆内村鑑三の『後世への最大遺物』は小冊子
*「我々は人生を通じこの世に何を残していけるのか」のテーマについての講話本
*宗教者の講話であるこのような演題の小冊子
*明治という時代の日本人の生真面目さに心打たれる
☆内村は「我いかに生くべきか」を自らに問いかける
*自己の存在の証を生涯に残そうとして、何が出来るのかを吟味していく
*不朽の名声?巨万の富?教育的事業?万人に読まれる作品?
*それは、万人に可能な「最大遺物」ではないとしている
☆優れた才能がなくても、金も地位もなくとも、学問がなくとも、
☆「人生」という元手があれば、誰にでも遺しうる生涯
*「あの人はああやって真摯に生きた」という記憶そのもの
*「勇ましい高尚なる生涯」と
⛳新渡戸稲造が「母」なら、内村鑑三は「父」である
☆我々は内村鑑三の生き方そのものの中に壮烈な「高尚なる人生」を見る
*昭和初期の日本人の多くは内村の代表作を読んだ
☆寛容で包容力あふれる新渡戸、峻厳で妥協を許さぬ存在感を放つ内村鑑三
☆クラーク精神を継承してキリスト教に帰依し同じく米国への留学を体験しながら
*二人の人生は余りにも異なる
⛳内村の米国留学と日本再発見
☆内村鑑三にとり米国生活は、米国に幻減し、日本を再発見する契機となった
☆米国で内村鑑三はクラーク博士と面談している
*「青年よ、大志を抱け」の言葉とともに北海道を去った伝説の人物クラーク
☆内村はクラークの印象、「彼ハ宗教家タル以上二軍人ナリ」
*偉大な宣教者のイメージからはかけ離れたクラークの姿を見た
☆この時期のクラークは、詐欺事件に巻き込まれ訴訟沙汰の最中であった
☆クラークの教育者としての名声は地に堕ち
*俗臭漂う投機家として「失意の境遇」にあったクラークに会った
☆内村はコネチカツト州ハートフォードの神学校に進む
*「牧師」の資格を取得しての帰国という希望が存在していたのでは
*内村は神学校に失望し、4ヵ月で自主退学、帰国の途についた
☆内村の職業的「神学者」や「神学」に対する、失望が導いた結論だった
☆内村の形式主義を拒否し、内実のみを純粋に求める選択であり
*後に「無教会派」運動の中心に立つ内村鑑三の萌芽でもあった
⛳「手ぶらの帰国」
☆内村鑑三の米国留学についての感想
*「手ぶらの帰国」という興味深い表現をしている
*科学、医学、哲学、神学等一枚の卒業証書も余の鞄の中にはなかった
*両親への贈物として其を以て両親を喜ばすことは出来なかった
*免許も資格もない裸一貫の帰国だった
☆内村の米国留学が無意味だったということはない
*内村は二つの「J」のために生きる決意を固めての帰国であった
*JPPAN,JESUS(キリスト)
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