🌸生物の死に方2(細菌には寿命=老化がない)
⛳寿命という死に方がない生物も存在する
☆食べられたりして死ぬ死に方の他「寿命」での死に方もある
*進化が生き物を作ったのなら、寿命にも
*生命の連続性を支える重要な意味がある
☆多くの生き物には寿命があるが、例外的なものもいる
☆プラナリアという生物には寿命がなく、条件次第ではずっと生き続ける
*体を2つに切っても、死ぬどころか2個体になって増える
*プラナリアは全身にどんな細胞にも分化できる万能細胞を持つている
*それらが失われた部分を再生して復活する
☆「若返るクラゲ」ベニクラゲ
*寿命がないどころか「若返る」
*通常クラゲは、成熟して有性生殖をして子孫を残して老化して死ぬ
*ベニクラゲの受精卵は、浮遊性の幼生となって海中を漂い
*岩などにくっつき、イソギンチャクのようなポリプと呼ばれる形態をとる
*ポリプは、成長すると無性的に多数の幼クラゲを産出する
*ベニクラゲの成体の中には変形しポリプとなって無性的に子孫を増やすものがいる
*時計の針を逆に戻すように以前の状態に「若返る」
*若返りは、生育環境が悪くなると起こる
⛳大成功した原核生物の生存戦略
☆原核生物、細菌(バクテリア)は地球ができて最初に現れた生き物
*シンプルな構造のまま生活環境で最適化して生き残る戦略をとった
*地球上のいたるところに存在し、種類も量も地球上で一番多い
☆原核生物の特徴
*核やミトコンドリア、葉緑体などの膜に包まれた細胞内小器官を持たない
*細菌の多くは個別の環境に適応しており、実験室で簡単に培養すること出来ない
*ゲノム解析などができずに分類されていない
☆シアノバクテリアの光合成は、植物のように光エネルギーを利用できる
☆ミトコンドリアの元になったバクテリア
*酸素を利用して有機物を分解しエネルギーを取り出す
⛳老化しない細菌的死に方
☆細菌が多細胞化の道を歩まなかった理由の一つは、ゲノムの構造にある
*細菌のゲノムは輪っかのような環状で、利点はテロメアを持たないこと
*テロメアは、染色体の末端を分解から保護する役割を持つ特殊な構造
*線状の染色体は必ずと言っていいほど持っている
☆細菌のゲノムは複雑な構造のテロメアを持たず、サイズも小さい
*分裂に要する時間が短くてすみ、次々に分裂して数を増やすため
*DNAに変化(変異)を持つ細胞の発生確率が高い
*多様な性質を獲得して新しい環境に適応するまでの時間が短く
*いろんな環境で生き残ることができる
☆逆に弱点としては、環状のゲノムに載せられる遺伝子数には限界がある
*細胞を大きくしたり、多機能化したりすることができなかった
*細菌のゲノムは、変化は速いが、複雑な機能を持つには小さすぎた
☆細菌の死に方
*基本的には栄養が続く限り永遠に増え、老化はなく、自然に死はない
*細菌が死ぬ場合は、飢餓か被食、環境の変化などによるアクシデント死
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