慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

ヒトの死に方7(進化が生き物を作った)

2022年03月26日 | 生物
🌸ヒトの死に方7(進化が生き物を作った)

テロメアと個体の老化の関係
 ☆ヒトの体の細胞の大部分を占める体細胞のテロメア
 *分裂のたびに短くなる
 *全ての細胞が50回のリミットを持つていたら全てが老化してしまう
 ☆人が長い寿命を維持するために
 *ヒトの細胞にもテロメア合成酵素が発現し
 *テロメアが短くならないようにする長寿の細胞も必要
 *その代表的な細胞は、幹細胞と生殖細胞
 ☆分化した細胞(体細胞)が次々に老化して排除される
 *幹細胞が常に新しい細胞を生み出し、補填してくれます
 *一生涯生き続ける幹細胞のテロメア
 ☆テロメア合成酵素によって常に伸長され維持されています
 *幹細胞も、加齢とともにテロメア合成酵素の活性が低下し
 *少しずつそのテロメアは短くなると考えられている
 *新しい細胞の供給は徐々に減つていく
 ☆生殖系列の細胞
 *テロメア合成酵素の働きによってテロメアの長さが維持されている
 *生殖細胞は次世代に命を繋ぐ大切な細胞で、老化は極力抑えられている
 *生まれた赤ちやんの全ての細胞テロメア、リセットされて長い
 ☆世界のいくつかの研究室でテロメアを破壊したマウス
 *ノックアゥトマウスが作製されテロメアに関し実験されている
 ☆ヒトでも高齢者のテロメアが極端に短いというわけではない
 *テロメアが短くなると細胞が老化することは示されているが
 ☆個体老化には
 *テロメアの短小化も含めて、他にさまざまな要因が働いている

人の細胞の老化
 ☆分化したヒト細胞
 *分裂のたびにテロメアが短くなる
 *程度以下の長さになると老化を誘導するのは確か
 ☆分化した細胞ではなぜ
 *幹細胞で発現していたテロメア合成酵素の働きを止め
 *老化を誘導するような勿体無いことをするのか
 ☆「進化が生き物を作った」に立ち返えると
 *老たという性質を持った個体が
 *選択されて生き残ってきたと考えることが出来る
 ☆細胞を捨てるような無駄な行為にも意味がある

人の細胞では、老化が必要である
 ☆細胞が老化して死なないと細胞の入れ替わりが起こらない
 *古い細胞が溜まっていくと、時間とともに細胞の中身は劣化する
 ☆例えば、細胞が生きていく上ではエネルギーを作る必要性がある
 *細胞内でミトコンドリアが酸素呼吸を行い
 *糖を「燃やして」エネルギーを作り出す
 *このときに副産物として必ず酸化力の強い「活性酸素」が生じる
 ☆活性酸素、リンパ球が細菌などの侵入者を殺菌、分解する際に
 *利用するなど、有効な使われ方もする
 ☆活性酸素には
 *細胞の構成成分(タンパク質、核酸、脂質)を酸化させて
 *ダメにする副作用もある
 ☆厄介なのは、機能が低下した細胞、静かに死んでくれればいいが
 *中には異常になってしまうものも現れます
 *一番困るのはがん化
 ☆ヒトの体には約37兆個の細胞があり、一つでもがん細胞が生き残り
 *そのまま増殖を続けると、その個体が死んでしまう
 ☆がん化は、多細胞生物の持つ最大のリスクであり宿命です
 ☆単細胞生物では、異常になってもその細胞1つだけが死ん終了する

がんはゲノムの変異で起こる
 ☆ゲノムの変異は、DNA合成酵素のミスなどによって
 *分裂のたびに蓄積していく
 ☆細胞増殖のコントロー関わる遺伝子が壊れると
 *制御不能になってどんどん細胞が増殖し
 *がん化することは容易に想像できる
 ☆変異細胞が貯まれば貯まる程、確率は確実に上がる
 *ヒトの場合には55歳くらいから
 *がんによる死亡率が急激に上昇するのはそれが原因
                     (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『生き物はなぜ死ぬのか』


ヒトの死に方7(進化が生き物を作った)
『生き物はなぜ死ぬのか』記事より画像引用)
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本居宣長とやまとごころ2『古事記伝』

2022年03月26日 | 宗教
🌸本居宣長とやまとごころ2『古事記伝』

本居宣長、生涯を町医者として送る
 ☆宣長が家督を相続せず、医学修行のため京都遊学を選択
 ☆医学を学ぶための漢籍の読解力を身につけるべく
 *堀景山に入門し、その後医術を堀元厚に師事
 ☆松坂に帰って医業を開き、内科の町医者として生涯を送った
 ☆本居宣長の転機は34歳の時
 *加茂真淵と松坂の旅籠で面談し、翌年誓詞を提出して弟子となった
 ☆真淵の教え
 *「からごころを清く離れて古のまことの心を訪ね知ること」の大切さ
 *『古事記』を解明したいという宣長の意思を強く後押しした
 ☆本居宣長、荻生徂徠学の影響を受け
 *官製儒学の限界を感じていた
 *真淵に触発される形で古学へと向かっていった
 *30数年をかけて『古事記伝』に立ち向かった
 ☆多くの知的探究者が宣長に惹かれる核質『古事記伝』
 *全44巻を69歳にして完成し、これが宣長思想の集大成であった

宣長思想「もののあわれ」から「古学」への踏み込み
 ☆『源氏物語』は、儒教的価値観においては
 *好色な貴族の色恋物語として隠微な文芸であったが
 *宣長は、そこに人間世界を貫く「もののあわれ」を見た
 ☆物事の本質を深く捉える心の構えとして
 *主客一体の感情の移入、共感が大切という
 ☆そこから何故『古事記伝』古道なのか
 *古事記へと向かった宣長を理解することは簡単ではない
 *宣長は、口誦文化から文字文化に移行する時代の
 *上代日本人に迫る挑戦であり「宗教的啓示」にも近い
 *「神のしわざ」を信じ神代の古道を探求する宣長となっていく
 *「儒学で権威付けられた規範」を超えようとする美意識であった
 ☆18世紀における本居宣長の登場
 *「からごころからの脱皮」という意味で
 *江戸期日本における思想的葛藤の到達点だった
 ☆宣長の古道の探求の中から示したのは
 *「日本の限りない肯定」でありその価値を体現する存在として
 *天皇の復権・親政に光を見出すことであった
 *「討幕の思想」に点火する国学の姿が現れ始めた

宣長の「世界地図」開かれた国学という視界
 ☆宣長は、地球が丸いことも、日本が極束の島国であることも知っていた
 ☆宣長の世界観は、彼自身は偏狭な排外主義ではない
 *オランダについては好意的関心を抱いていたことが窺える
 ☆宣長は、京都には五年半遊学
 *名古屋、京、大坂、和歌山、吉野などに旅行を繰り返し
 ☆この時代の人としては行動的に動き回り、視界を広げた人だった

宣長の思想は、時代を動かす源流ヘ
 ☆宣長は、政治的発言や行動から距離を置いて
 *静かに古の日本へと価値を探求した
 ☆本人の意区を起えて時代を動かす思想の源流となる
 *非政治的人間として松坂に正座した宣長
 *「からごころ」の儒学を正学とする幕府を倒す
 *理念的根拠を提起して静かに去った
 ☆その志を継ぐ形で文化年間から
 *平田篤胤が古道への回帰を主張して討幕の正当性を支える
 ☆本居宣長という人は静かに「日本とは何か」を追い
 *歴史の古層にまで内の深さに迫っていった
                     (敬称略)                                     
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⛳出典、『人間と宗教』





本居宣長とやまとごころ2『古事記伝』
(ネットより画像引用)
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あの“高成長企業”、創業者が急死

2022年03月26日 | 
🌸“高成長企業”、創業者が急死

 ☆不正会計発覚で新興企業株価が暴落
 ☆米フェイスブック社名をメタに変更
 *メタバース事業を経営の柱にすると表明した
 *メタの決算が期待外れの内容で、メタ株は1日で26%もの大暴落
 ☆メタショックは日本にも飛び火
 ☆ハイテク株の比率の高い東証マザーズの株価、激しく下落
 *東証マザーズ指数は年初から30%近く下げた

日本のマザーズの極端な不振は要因
 ☆「マザーズ上場企業の実力不足」を指摘する市場関係者が多い
 ☆世界的金融緩和の金余り、将来への期待感でリスクマネーが集まった
 *マザーズ企業の株価、異常な高値になった銘柄が多かった
 ☆その反動がきついのは当然の成り行きである

グレイス上場廃止のインパクト
 ☆不正会計が発覚した製品マニュアル制作のグレイステクノロジー
 *上場廃止となった
 ☆松村氏(故人)が国内初の製品マニュアル制作会社として創業
 *東証一部上場に昇格し、松村氏の急逝で会計の不正が発覚した
 (架空売り上げ計上などの不正会計)
 ☆特別調査委員会の報告書調査結果
 *松村会長が急逝で、架空売り上げ支え棒の現金
 (入金する自転車操業ができなくなった)
 *21年3月期の単独売上高のうち55%が架空売り上げ

グレイスの株価のキャッチフレーズ
 ☆技術集約型の高成長企業というイリュージョンを創り出した
 ☆5ケタの株価が、東証一部に昇格するテコの役割を果たした
 ☆外国人持ち株比率は当時、46%に達していた
 ☆投資家向け説明会を頻繁に開き、株価を上げることを経営目標にした
 ☆松村氏の「バルーン(風船玉)」経営だった
 ☆投資家はグレイスに一杯食わされた

新興企業に向ける投資家の目は一段と厳しくなった
 ☆新規上場の第1号の訪問介護サービス
 *Recovery International
 *公開価格3060円に対して初値は公開価格を13.7%下回る価格
 *その後、1000円以上、安くなった
 ☆ジャスダックに上場した美容師求人情報サイト、セイファート
 *公開価格(1120円)を8%下回り1030円で初値をつけた
 *その後も下がり、取引日数で数え半月で30%近く値を消した

21年の株式新規公開銘柄の7割が公開価格を下回っている
 ☆岸田政権の、公開価格への基本方針を含めて波乱含みだ
 ☆公開価格を上げろなどと上から目線で決めたりしたら
 *新興市場にはペンペン草も生えないことになる
 ☆マザーズ市場には“上場ゴール”の銘柄が数多く存在する
 *22年に上場企業の経営破綻が起こるとすれば
 *マザーズ上場銘柄からと指摘する市場関係者は多い

東証一部に上場したビーウィズも公開価格割れ
 ☆セレコーポレーション(東証2部)も公開価格下回る初値
 *1都3県でアパートの設計・施工・運営管理を担う企業
 ☆22年に新規上場したのは10社
 *公開価格を下回って発進したのは4社
                     (敬称略)                                     
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あの“高成長企業”、創業者が急死
(『Business Journal』記事より画像引用)
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