🌸『源氏物語』の時代は恋愛至上主義(7)
『要旨』
☆義経の恋人・静御前「白拍子」
*白拍子は、皆の前で舞を披露する踊り子
☆白拍子は、権力者の恋人として歴史に登場した
*後鳥羽上皇にも亀菊と言うお気に入りの白拍子がいた
*彼女は、荘園などを受け継ぎ、自分でも十分に財産を得ていた
☆ヨーロッパの高級娼婦のような存在だった白拍子
*鎌倉時代の白拍子には梅毒はなかったので、
*江戸時代と異なり「穢れれがうつる」等で敬遠されることがなかった
☆『平家物語』での平清盛と祗王、仏御前の「三角関係」
*祗王と仏御前、二人とも白拍子
*清盛が、最初に気に入っていたのが祗王
*祗王の斡旋で白拍子仏御前が、清盛と接点を持つ
*清盛は、まだ若くてかわいらしい仏御前にころりと参ってしまう
*「祗王を追い出してやる」と祗王を屋敷から追い出す
「白拍子」「静御前」「祗王」「仏御前」
(ネットより画像引用)
⛳義経の恋人・静御前「白拍子」
☆白拍子は、皆の前で舞を披露する踊り子
☆白拍子は、皆の前で舞を披露する踊り子
*現代風に言えば男装の麗人、さながら宝塚のようなもの
☆「白拍子」には、様々な階級がある
☆「白拍子」には、様々な階級がある
*全国津々浦々を回りながら語り伝える歩き巫女のような存在
*権力者の愛人として、歴史の影に登場することも多かった
☆白拍子で有名な人物、源義経の愛人だった静御前
*最初は義経と一緒に頼朝の追っ手から逃げる旅 をした静御前
*権力者の愛人として、歴史の影に登場することも多かった
☆白拍子で有名な人物、源義経の愛人だった静御前
*最初は義経と一緒に頼朝の追っ手から逃げる旅 をした静御前
*彼女は途中で「もう一緒に逃げられません」と義経に伝えた
*二人は道を分かち、静御前は捕まり、頼朝の元へと連れていかれる
*頼朝は「鶴岡八幡宮での神事で、 一つ舞いをやってくれ」と命じる
*頼朝は「鶴岡八幡宮での神事で、 一つ舞いをやってくれ」と命じる
☆白拍子は、神事の際に舞を披露する神聖な存在でもあった
*義経への恋心などを聞かされた頼朝
*頼朝をたしなめたのが、北条政子でした
*「どうか彼女を罰さないでください」と告げた
(「吾妻鑑」に記載されている)
⛳白拍子は、権力者の恋人として歴史に登場した
☆白拍子は、遊女のような役割を果たすこともあった
*お客さんには権力者やお金持ちが多かった
☆源頼朝の父・義朝が「平治の乱」で敗れ、関東へ落ち延びたとき
☆白拍子は、遊女のような役割を果たすこともあった
*お客さんには権力者やお金持ちが多かった
☆源頼朝の父・義朝が「平治の乱」で敗れ、関東へ落ち延びたとき
*美濃の青墓宿の土地の支配者が元白拍子だった
☆後鳥羽上皇にも亀菊と言うお気に入りの白拍子
*彼女は、荘園などを受け継ぎ、自分でも十分に財産を得ていた
☆白拍子が独自に私財や立場を築く
*その場所に強い影響力を持つこともあった
☆白拍子の中には貴族の妻になる人もいた
☆白拍子の中には貴族の妻になる人もいた
☆白拍子が売春婦のように軽んじられる存在ならば
*その子どもを跡取りに据えることはなかったはず
☆彼女たちはある一定の社会的地位があった
⛳ヨーロッパの高級娼婦のような存在だった白拍子
☆ヨーロッパの社交界で男性側が白拍子に興味を持っても
☆ヨーロッパの社交界で男性側が白拍子に興味を持っても
*一方的なら、彼女と無理やり関係を持つことはできなかった
☆白拍子も「この人のこと、好きだわ」と恋愛感情を持ち
*お互いの合意が採れた上でょうやく男女の関係になった
*当時の人にとって、相手の肩書や出自よりも
*当時の人にとって、相手の肩書や出自よりも
*愛し合っているのが重要で、江戸時代の高級遊女などとは違う
☆鎌倉時代の白拍子と江戸時代の遊女の大きな違いのひとつ
*鎌倉時代には性病がなかった
*江戸時代には梅毒などの性病が存在していた
*不特定多数の男性と関係を持つ女性を敬遠されること多かった
☆江戸時代は、梅毒が蔓延したせいで
*遊女は病気をもたらす存在だという認識が世の中に浸透した
☆鎌倉時代の白拍子には梅毒はなかったので、
☆鎌倉時代の白拍子には梅毒はなかったので、
*「穢れれがうつる」などと敬遠されることがなかった
⛳『平家物語』での平清盛と祗王、仏御前の「三角関係」
☆大きな年齢差がありながらも、恋人関係に陥る男女が多かった
⛳『平家物語』での平清盛と祗王、仏御前の「三角関係」
☆大きな年齢差がありながらも、恋人関係に陥る男女が多かった
*平安時代末期の代表的な例、平清盛と祗王・仏御前
☆祗王と仏御前、二人とも白拍子
*清盛が気に入っていたのが祗王と祗女という姉妹の白拍子
*清盛が寵愛したのは、姉の祗王
*年齢差、清盛は五十代、祗王の年齢は十八歳
☆清盛と祗王の元に、十六歳の白拍子・仏御前が清盛の元を訪ねてくる
☆祗王と仏御前、二人とも白拍子
*清盛が気に入っていたのが祗王と祗女という姉妹の白拍子
*清盛が寵愛したのは、姉の祗王
*年齢差、清盛は五十代、祗王の年齢は十八歳
☆清盛と祗王の元に、十六歳の白拍子・仏御前が清盛の元を訪ねてくる
*仏御前も売れたい一心で、平清盛に「私の歌を聴いて」と懇願した
*祗王のとりなしで、無事に仏御前は舞を披露することができた
*清盛はまだ若くてかわいらしい仏御前にころりと参ってしまう
☆仏御前に骨抜きになってしまった清盛
*「祗王を追い出してやる」と祗王を屋敷から追い出す
*祗王とその妹の祗女は、泣く泣く屋敷を出ていく
*祗王は実家に帰り、母と妹と共に隠遁生活を送るようになった
(敬称略)
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⛳出典、『愛憎の日本史』
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