🌸人間、なぜ他人が気になるのか1
⛳長生きで他の個体との付き合いが生まれる
☆少産少死の戦略を極めていくと、生物はどんどん長生きする
*線虫1か月の生涯で一度も兄弟以外の他の線虫と出会うことはない
⛳長生きで他の個体との付き合いが生まれる
☆少産少死の戦略を極めていくと、生物はどんどん長生きする
*線虫1か月の生涯で一度も兄弟以外の他の線虫と出会うことはない
*カエルやイヌのように何年も生きれば、別のカエルと出会う
*人間のように何十年も生きるようになると、 人数はもっと多くなる
*長生きで一生の間に同じ個体と何度も出会うことも多くなる
☆ほ乳類くらいの知能を獲得した生物
☆ほ乳類くらいの知能を獲得した生物
*同じ個体を識別できるようになる
*ここで初めて他の個体との付き合いが生まれる
☆本章では基本的には繁殖相手とはならない別個体を記載する
⛳他の個体との付き合い方のケース
☆他の個体との付き合い方としては大きく3通りある
☆本章では基本的には繁殖相手とはならない別個体を記載する
⛳他の個体との付き合い方のケース
☆他の個体との付き合い方としては大きく3通りある
*仲良くなるか、無視するか、敵対するか
☆昆虫ほどの小型の多細胞生物の場合は、敵対するか無視する
☆昆虫ほどの小型の多細胞生物の場合は、敵対するか無視する
*一部の昆虫を除くと、ほとんどの昆虫
*同性の他の個体と出会っても特に何もせず無視する
(虫取りで、セミを捕まえて虫かごに入れておいても)
(彼らはお互いなんの干渉もしません)
☆イヌやネコなどある程度の知能と社会性をもった生き物
*仲良くなるケースも見ることができる
*イヌやネコくらいになると
*餌にも交配相手にもならない生物にも好き嫌いが出てくる
*野生では敵対的なケースも多く観察される
*野生では敵対的なケースも多く観察される
☆縄張りを持つ生物
*同性の非血縁個体に出会うということは
*縄張りに侵入されたということですので
*戦って追い出す必要があります
☆ペットとして買われているイヌが別個体とも仲良くなれるのは
*餌の心配がなく、縄張りを守る必要がないうえ
*ボスの飼い主どうしが仲良くしていることから
*同じ群れのメンバーだとみなしている
⛳人間における他の個体との付き合い方
☆現代の人間の場合は、初対面の人に
⛳人間における他の個体との付き合い方
☆現代の人間の場合は、初対面の人に
*威嚇や攻撃など敵対的な行動をすることはない
*普通の大人であれば、失礼のない程度に愛想よくする
☆どのくらい愛想よくするかは
☆どのくらい愛想よくするかは
*「その人とまた会うかどうか」も重要なポイントになる
*近所に住んでいる人等の場合、敵対していてもいいことありません
*敵対していたら、顔を合わせるたびに嫌な気分になります
☆近所の人ではなく、旅先でたまたま出会った人であれば
☆近所の人ではなく、旅先でたまたま出会った人であれば
*たとえ険悪な雰囲気になったとしても二度と会うことはない
*失礼のない程度の付き合いはするにしても
*良好な関係を築く必要性は感じないのではないのでは
☆今後もつきあう可能性がある人とない人で
☆今後もつきあう可能性がある人とない人で
*態度を変えることはいたって合理的
⛳「進化ゲーム理論」の研究
☆同じ個体と長く付き合えば付き合うほど
*協調的な行動が有利に働く
*付き合いの長さが、安定な協力関係を生み出すひとつの要因になる
☆付き合いの長さに大きく影響を与えるのは寿命の長さです
☆付き合いの長さに大きく影響を与えるのは寿命の長さです
*寿命の長い生物どうしは生涯でまた出会う可能性が高まる
*人間は長生きで、成長に時間のかかる生物
☆これは少産少死の戦略による
*その結果として同じ他人と長く付き合うことになり
*敵対したり無視したりするよりも仲良くなって協力し合うほうが
*お互いの生存に有利になる
☆人間の場合では、血縁関係にない個体との協力関係が発展した
(敬称略)
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⛳出典、『増えるものたちの進化生物』
「長生き」「お互いの付き合い」「進化ゲーム理論」
(ネットより画像引用)
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