慶喜

心意気
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「長生き」「お互いの付き合い」「進化ゲーム理論」

2024年04月01日 | 生命科学
🌸人間、なぜ他人が気になるのか1

長生きで他の個体との付き合いが生まれる
 ☆少産少死の戦略を極めていくと、生物はどんどん長生きする
 *線虫1か月の生涯で一度も兄弟以外の他の線虫と出会うことはない
 *カエルやイヌのように何年も生きれば、別のカエルと出会う
 *人間のように何十年も生きるようになると、 人数はもっと多くなる
 *長生きで一生の間に同じ個体と何度も出会うことも多くなる
 ☆ほ乳類くらいの知能を獲得した生物
 *同じ個体を識別できるようになる
 *ここで初めて他の個体との付き合いが生まれる
 ☆本章では基本的には繁殖相手とはならない別個体を記載する

他の個体との付き合い方のケース
 ☆他の個体との付き合い方としては大きく3通りある
 *仲良くなるか、無視するか、敵対するか
 ☆昆虫ほどの小型の多細胞生物の場合は、敵対するか無視する
 *一部の昆虫を除くと、ほとんどの昆虫
 *同性の他の個体と出会っても特に何もせず無視する
 (虫取りで、セミを捕まえて虫かごに入れておいても)
 (彼らはお互いなんの干渉もしません)
 ☆イヌやネコなどある程度の知能と社会性をもった生き物
 *仲良くなるケースも見ることができる
 *イヌやネコくらいになると
 *餌にも交配相手にもならない生物にも好き嫌いが出てくる
 *野生では敵対的なケースも多く観察される
 ☆縄張りを持つ生物
 *同性の非血縁個体に出会うということは
 *縄張りに侵入されたということですので
 *戦って追い出す必要があります
 ☆ペットとして買われているイヌが別個体とも仲良くなれるのは
 *餌の心配がなく、縄張りを守る必要がないうえ
 *ボスの飼い主どうしが仲良くしていることから
 *同じ群れのメンバーだとみなしている

人間における他の個体との付き合い方
 ☆現代の人間の場合は、初対面の人に
 *威嚇や攻撃など敵対的な行動をすることはない
 *普通の大人であれば、失礼のない程度に愛想よくする
 ☆どのくらい愛想よくするかは
 *「その人とまた会うかどうか」も重要なポイントになる
 *近所に住んでいる人等の場合、敵対していてもいいことありません
 *敵対していたら、顔を合わせるたびに嫌な気分になります
 ☆近所の人ではなく、旅先でたまたま出会った人であれば
 *たとえ険悪な雰囲気になったとしても二度と会うことはない
 *失礼のない程度の付き合いはするにしても
 *良好な関係を築く必要性は感じないのではないのでは
 ☆今後もつきあう可能性がある人とない人で
 *態度を変えることはいたって合理的

「進化ゲーム理論」の研究
 ☆同じ個体と長く付き合えば付き合うほど
 *協調的な行動が有利に働く
 *付き合いの長さが、安定な協力関係を生み出すひとつの要因になる
 ☆付き合いの長さに大きく影響を与えるのは寿命の長さです
 *寿命の長い生物どうしは生涯でまた出会う可能性が高まる
 *人間は長生きで、成長に時間のかかる生物
 ☆これは少産少死の戦略による
 *その結果として同じ他人と長く付き合うことになり
 *敵対したり無視したりするよりも仲良くなって協力し合うほうが
 *お互いの生存に有利になる
 ☆人間の場合では、血縁関係にない個体との協力関係が発展した
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『増えるものたちの進化生物』




「長生き」「お互いの付き合い」「進化ゲーム理論」
(ネットより画像引用)

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