２３代顕宗・２４代仁賢天皇（雄略天皇の墓の破壊）

🌸２３代顕宗・２４代仁賢天皇（雄略天皇の墓の破壊）

⛳顕宗天皇の殺された父の墓づくり

　☆顕宗天皇天下を治めること８年、天皇には子はなかった
　☆天皇の父は、雄略天皇に狩場で射殺されている
　☆顕宗天皇は即位すると父の遺骨を捜させた

　＊近江国住む老女が、遺骸が埋められた場所をよく知っていた

　＊老女の言う場所を掘ると、遺骸が見つかった

　＊墓をつくって、手厚く葬った

　☆天皇は父が殺された凶報を聞いて播磨国へ逃げ落ちる途中

　＊自分たちの乾飯を奪つた猪飼のことを忘れてはいなかった

　＊捜し出して都へ引き出し、飛鳥川の河原で斬り殺した

　＊その一族の者たちも、膝の腱を切るという体刑を科した

⛳報復される雄略天皇

　☆顕宗天皇は、父を殺し雄略天皇を深く恨んでいた

　☆雄略天皇の霊に報復を考えた

　＊墓を破壊してやろうと、家臣の派遣を決める
　☆兄のオケは天皇である弟にこう言う
　＊他人を遣わしてはいけません

　＊私が行き、天皇のお考え通り破壊してきましょう
　☆オケが雄略天皇の墓所に赴いた

　＊オケは墓のかたわらを少し掘り返しただけで、皇居に帰ってきた

　＊父の仇、墓をすつかり破壊しなければいけないのに

　＊土を少し掘り返しただけの理由を兄に問う

⛳報復される雄略天皇の墓への兄の対応
　☆父の仇であるその霊に報復しようと思うのは当然
　☆雄略天皇は父の怨敵ではあるけれども

　＊私たちの叔父でもあり、天下を治めた天皇

　＊仇ということでその御陵を無残に破壊してしまったら

　＊後世の人たちがなんと言うでしょう

　☆仕返しもしないのでは気がすみません

　＊そこで少しだけ掘り返してきたのです
　☆道理にかなっていると天皇は答えて納得した

⛳第２４代仁賢天皇

　☆顕宗天皇のあとを継いだのが兄のオケで第２４代仁賢天皇

　☆７人の皇子の一人があとを継いで第２５代武烈天皇.
　☆仁賢天皇からあと３３代推古天皇までは

　＊古事記では、系図的な記事の記述ばかり

　（誰が誰を妻とし、誰を生んだ）

　☆『古事記』の下巻は、それで閉じられている

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⛳出典、『眠れないほど面白い古事記』

２３代顕宗・２４代仁賢天皇（雄略天皇の墓の破壊）

（ネットより画像引用）