慶喜

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「生殖細胞への感染」「RD―114ウイルス」

2023年06月11日 | 生命科学
🌸 現代のコアラはタイムマシンか(1)

 ☆種の壁を超えていくウイルスの現場

レトロウイルスが生殖細胞に入り内在化する過程
 ☆レトロウイルスに感染した個体の細胞に
 *レトロウイルスのゲノムが組み込まれても
 *その細胞が生殖細胞でなければ
 *レトロウイルスが遺伝によって世代を越えて受け継がれない
 ☆子孫に遺伝するのは、レトロウイルスが生殖細胞に感染した場合
 ☆体内で増殖したレトロウイルス
 *フリーウイルス粒子、もしくは感染細胞血流に乗って移動する
 *ウイルスや感染細胞が血流に乗れば、生殖細胞の近くにまで行く
 *生物にとり、種の存続に関わる生殖細胞は大事なもの
 ☆雄にある血液精巣関門
 *生殖細胞にウイルスが簡単に感染しない仕組みがあるが
 *血液精巣関門は完全なものではない
 *レトロウイルスが血液から精原細胞に感染すれば
 *遺伝的に変異した精子が作られ
 *その変異が子孫に引き継がれていく可能性がある
 ☆雌の卵巣においては
 *血液精巣関門のような物理的な防御の壁はない
 ☆生殖にかかわる細胞
 *血液から守られているイメージがあるが
 *生殖細胞もウイルスに感染する可能性は決して低くない

⛳完全な形のレトロウイルスは内在化できるのか
 ☆ウイルスが生殖細胞に感染することは考えられます
 ☆ほ乳類での生殖細胞へのレトロウイルスの感染
 *レトロウイルスの生殖細胞のゲノムヘの侵入
 *何らかの方法でブロツクされていると思われる
 *レトロウイルス、容易には内在化しない理由
 (レトロウイルス感染受容体が、生殖細胞にはないのでは)
 ☆動物での生殖細胞へレトロウイルスの感染
 *ヒト以外の動物のレトロウイルスの感染受容体
 *生殖細胞にも発現していると考えられる
 *生殖細胞の前駆細胞にレトロウイルスが感染したら
 *精原細胞、卵原細胞などでウイルスが増殖すると
 *減数分裂の過程で異常を来す可能性があります
 *受精卵で新しいレトロウイルスがゲノムに入った場合
 *発生の過程で分裂した細胞に再感染する可能性がある
 ☆生殖細胞でウイルスの増殖を抑える機構をほ乳類はもっている
 ☆ほ乳類の胎盤においては発現抑制制御が緩んでいる
 *胎盤では内在性レトロウイルスが活性化しており
 *胎盤からは内在性レトロウイルスの粒子と思われる
 *レトロウイルス様粒子飛び出してきている
 *母親もレトロウイルスの感染の危険にさらされてしまう
 ☆しかし 胎盤から出てくるレトロウイルス様粒子
 *遺伝子欠損により増殖能力は失われているようだ

ヒトのレトロウイルスと誤解されたRD―114ウイルス
 ☆RD―114ウイルス(レトロウイルス)
 *がん遺伝子が見つかった
 *ヒトで腫瘍を起こすレトロウイルスは見つかっていない
 ☆RD―114ウイルスがネコに存在することがわかった
 *ネコの内在性レトロウイルスだったのです
 ☆ヒトの横紋筋肉腫からネコのRD―114ウイルスが出てきた理由
 *RD―114ウイルスは
 *ヒヒの内在性レトロウイルスと遺伝的に極めて似ている
 ☆RD―114ウイルス約600~1000万年前
 *別の動物からヒヒとネコに感染した
 ☆ネコは「自分自身に感染する」レトロウイルスを
 *生まれながらにしてゲノムにもっている
 *ネコはなぜがんになるリスクのある感染性のレトロウイルス
 *何百万年もゲノムに維持しているのか
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『なぜ私たちは存在するのか』







 「生殖細胞への感染」「RD―114ウイルス」
『なぜ私たちは存在するのか』記事他より画像引用)

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