慶喜

心意気
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人間失格(太宰治による中編小説)

2020年09月02日 | 雑誌・書籍
🌸人間失格(太宰治による中編小説)

 ☆太宰の代表作で、太宰は書き上げて1か月後
 *山崎富栄とともに入水自殺した
 ☆人間失格
 *他人の前では面白おかしくおどけてみせる
 *本当の自分を、さらけ出すことのできない男の人生を描いた作品
 *主人公の語る過去は、太宰の人生を色濃く反映している
 *自伝的な小説とも考えられている
 ☆戦後の売り上げは、累計発行部数700万部を突破
 *夏目漱石の『こころ』と累計部数を争っている

 ⛳はしがき

 ☆私は、その男の奇妙な写真を”三葉”見たことがあるで始まる文章
 ☆幼年時代・学生時代・奇怪な写真の"三葉"の写真を見比べる
 ☆その様子が第三者の視点で書かれている

 ⛳第一の手記

 ☆「恥の多い生涯を送って来ました」の書き出しから始まる
 ☆「自分」は、人とはまったく違う感覚を持っている
 *それに対して、自分は混乱し発狂しそうになる
 *それゆえにまともに人と会話が出来ない
 ☆「自分」は、人間に対する求愛として道化を演じる
 *「自分」の本性は、女中や下男に犯されるが
 *力なく笑っている人間であった
 ☆結果的に「自分」は欺きあいながら
 *「清く明るく朗らかに」生きうる自信を持つ人間たちより
 *難解さの果てに、誰にも訴えない孤独を選んでいた

 ⛳第二の手記

 ☆中学校時代、「自分」道化の技術が見抜かれそうな恐怖を抱く
 ☆旧制高等学校で、人間への恐怖を紛らわすために
 ☆悪友堀木と、酒と煙草と淫売婦と左翼思想とに浸った
 *「自分」にとり醜悪に見える人間の営みから
 *ひとときの解放をもたらすものだった
 *自分は、さまざまなしがらみから逃れがたくなる
 ☆人妻との暖かな一夜ののちに、彼女と心中未遂事件を起こす
 *「自分」一人が生き残り、自殺幇助罪に問われる
 *起訴猶予となり、釈放されるが、混乱した精神状態は続く

 ⛳第三の手記

 ☆罪に問われ高等学校を放校になる
 ☆引受人の男の家に逗留するが「自分」は家出をする
 ☆子持ちの女性や、バーのマダムらと女性関係にはまりこむ
 ☆「自分」は、さらに深い絶望の淵に立つ
 ☆堀木とのやり取りを経て
 *「世間とは個人ではないか」という思想めいたものを持つ
 *世の中からの用心が和らぎ、漫画家となる
 ☆自分は、1人の無垢な女性と知り合い酒を止める
 *結婚し一時の幸福を得る「自分」であった
 *その女性は、出入りの商人に犯される
 *自分は、怒り、嫌悪、悲しみでも無い凄惨な恐怖に襲われる
 *あまりの絶望に、アルコール飲料を浴びるように呑む
 *ある晩、睡眠薬で、発作的にふたたび自殺未遂を起こす
 *助かったが、その後は体が衰弱し、さらに酒を呑む
 ☆自分は、薬屋で入手したモルヒネの注射液を使いモルヒネ中毒になる
 *モルヒネ欲しさのあまり、何度も薬屋からツケで薬を買う
 *自分は、薬屋の奥さんと関係を結ぶに至る
 *自分は、実家に状況を説明して金の無心の手紙を送る
 ☆自分は、脳病院へ入院させられる
 *自分は、他者より狂人としてのレッテルを貼られたことを自覚する
 *「自分」はもはや人間を失格したのだ、と確信するに至る
 ☆入院生活ののち、故郷に引き取られた
 *「自分」は廃人同然となる
 *自分は、不幸も幸福もなく、老女に犯され、ただ時間が過ぎていく
 *「人間」の世界においてたった1つ真理らしく思われた
 *自分は、実年齢でも27歳でも、40歳以上に見られると最後に語る
 ☆自白は、以上で終わる

⛳あとがき

 ☆「私」がマダムと会い、小説のネタとして提供された
 *葉蔵の手記と写真を見てその奇怪さから熱中する
 ☆「私」がマダムに葉蔵の安否を尋ねると
 *不明であると告げられる
 ☆マダムは「お父さんが悪い」と言う
 ☆マダムは、葉蔵のことを「神様みたいないい子」と語る
 *小説は幕を閉じる
                  (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『WIKIPEDIA』他






人間失格(太宰治による中編小説)
(ネットより画像引用)

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