「暖かくなったら会いませんか?」
というメールが届いた。
携帯を替えてきた歴史の中で
突然電源が入らなくなった場合等
電話帳機能を移せなかったことがあった。
なので、友人知人なのに
名前が表示されないこともある。
「俺のメアド登録してあんだから」
ってな心持ちで発信者は考え、
とはいえ文末に一応苗字は添える。
それが「熊取谷」的ならば良いが、
例えば「太田」みたいな平凡なものだと
誰だかわからん。
実際その辺りを狙ってくるアウトなヤツを
経験してもいる。
なのでまず、詐欺メールを疑って掛かる。
今回はccの中に人物が判明できる
メアドがあって、詐欺容疑は晴れた。
次の段階として、集まった面々が
次々に殺され、犯人は意外な人物
ということが想像され……ん?
これは小説やドラマの話だわな
それに「ドラマ」になるには
男女混合が必須な気がするが、
「暖かく~」メールの面子は野郎ばかり。
しかも四人と、随分こぢんまりとして
サスペンスを成立させる
ボリュームに達していない。
話が前後するが、差出人は高校の友人。
卒業後、四者四様の道を歩みながらも
年一では少なくとも集まっていた。
結婚式も(式を開かなかった一名…
あ、俺だ……以外)呼び呼ばれした。
やがてそれぞれの暮らしに埋没して、
かれこれ10年近く空いたようだ。
つまりcovid-19とは関係なく。
・・・いずれにしろコロナ禍を過ぎ、
誘ってきたのだろうと推測される。
「実は離婚を考えていてね」的な
ネガティブな相談ならば、即集合。
暢気に春は待たないはず。
嗚呼、たった一行のメールでも
おもいのほか楽しめるものだな~。
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