麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

バケツ一杯のお湯

2022年02月16日 | 身辺雑記

『コップ一杯の水』

今から30年くらい前の、とある大学での演目。

演目ったって講演などではなく芝居のタイトル。

しかも昔過ぎて「一杯」がもしや平仮名だったかも

と記憶はあいまいである。

作演出の名前も忘れているくらいだ。

 

ただ彼がのちに劇団「猫ニャー」の中心となり、

『コップ~』とはまるで趣の異なる作品を次々に放ち、

演劇界でブレイクしたこと、それは不条理なコントとも呼ばれ、

その評判を逆手にとるかのように、集団名を変更。

将来弁当屋を目指すと「演劇弁当猫ニャー」に。

もちろん彼らしい世の中への向かい方であった。

惜しまれ・・・たのかどうなのか(笑)2004年に解散。

 

突然「コップ一杯の水」が思い浮かんだのは、

ある寒い日のこと、風呂に入っていた時だ。

追い焚き機能がなく、徐々にぬるくなってきて、

というのも、湯を貯めたあたりに電話が鳴り、

それ自体もそこそこ長かったが、至急他にも要連絡の案件で、

ラインをポチポチしたりしているうちに時間が過ぎたのだ。

で、少しぬるくなった湯船に浸かっていた際に、

バケツで熱湯を注げたらな~という画像がまず

♪ぽわ、ぽわっぽわぽわぽわっぽわぽわ、ぽわぁ~ん♪

と、湯気のなかに現れて。

それを追っかけるよーに、バケツ一杯のお湯という文字、

その文字を追って、何なら追い抜くくらいな勢いで

コップ一杯の水がやはり文字でやってきて。

 

こうなると、もう。

陸上競技場から、先頭集団の10人くらいがロードに出たあと

ドドドと後続が大集団で走っていくように、

同時多発に・・・

 

大学のキャンパス。2号館地下のサークルボックス。

卒業したのに我れもの顔で出入りするOB。

さらに上の先輩が出演するチラシを撒いて、自分事に語る。

 

都内某劇場。たまさか会った後輩から聞くOBの名前。

故郷に帰り、実家の呉服屋を継いだらしい。

 

某県文化会館。後輩が管理者になっていて、

バラシが長引き退館時間を過ぎたがお目こぼし。

 

・・・そうゆう、あれやこれやが脳内を走り周り、

危うくのぼせそーになった。


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