昨晩、とある懇話会に出席いたしました。
経済産業省、文化庁、東京都の、
各文化芸術支援に関わる担当者と
劇団、劇場関係者による
主には助成金に関する集まりで。
COVID-19禍の、緊急の「それ」から
withコロナの社会でのあり方へ。
お堅くゆーと、そーゆーのを学びました。
まず各担当者の真摯なお話が良かった。
正直にいえば「要項」を読んでも解りにくいし、
提出すれば、重箱の隅をつついてくるから
「ぶっちゃけ出したくないんでしょ」と
つい言いたくもなるし、あるいはまた
「現場をわかってねーなー、まったく」と
声に出したことは数え切れないのである。
冷静になれば、お役所の立場も理解できるし、
額に汗して働いている多くの国民が
「好きなことやってんだから甘えるな」と
思っていらっしゃることも知っている。
言うまでもないが我々も額に汗はしていて、
国民でもあるのだが、そのあたりは一度置いて。
昨夜は、お役所の現況や具体的な苦労を聞きつつ、
現場サイドの率直な意見も出させていただき、
わりと形だけで終わりがちな「懇話会」が多いなか、
本音がたんまりあったぞ、と個人的には思いました。
それから。
良い悪いではなくて、若手は勝手が言えないから、
ほぼマニュアルを読み上げるしかなく、
ベテランは誤魔化しながら抜け道をポロリ、
「あ、でもこれ言うと○○君困るか?」と振り、
中堅が「その解釈に関しては、えっと」と
汗を拭き拭き苦しげに話を接いだりした。
・・・こうゆう役割分担がハナにつく御仁もあれば、
僕のように微笑ましく思うカモもいる。
そうそう、こーしてお上に丸め込まれずに、
我々の権利を勝ち取らねばならないんだ!
先輩世代はそうして現在の地位を得たと聞く。
気づけば、我々の下の世代を鼓舞する年頃。
でも向いてないよーな自覚が強い。
強いけれども、情報収集に努めてはいきたい。
昨晩、とある懇話会に出席いたしました。
その会場とは関係ないのだが、寂しい本文が
少しは彩れれば、と。
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