麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

懇話会

2022年05月24日 | 制作公演関連

昨晩、とある懇話会に出席いたしました。

 

経済産業省、文化庁、東京都の、

各文化芸術支援に関わる担当者と

劇団、劇場関係者による

主には助成金に関する集まりで。

COVID-19禍の、緊急の「それ」から

withコロナの社会でのあり方へ。

お堅くゆーと、そーゆーのを学びました。

 

まず各担当者の真摯なお話が良かった。

正直にいえば「要項」を読んでも解りにくいし、

提出すれば、重箱の隅をつついてくるから

「ぶっちゃけ出したくないんでしょ」と

つい言いたくもなるし、あるいはまた

「現場をわかってねーなー、まったく」と

声に出したことは数え切れないのである。

 

冷静になれば、お役所の立場も理解できるし、

額に汗して働いている多くの国民が

「好きなことやってんだから甘えるな」と

思っていらっしゃることも知っている。

 

言うまでもないが我々も額に汗はしていて、

国民でもあるのだが、そのあたりは一度置いて。

 

昨夜は、お役所の現況や具体的な苦労を聞きつつ、

現場サイドの率直な意見も出させていただき、

わりと形だけで終わりがちな「懇話会」が多いなか、

本音がたんまりあったぞ、と個人的には思いました。

 

それから。

良い悪いではなくて、若手は勝手が言えないから、

ほぼマニュアルを読み上げるしかなく、

ベテランは誤魔化しながら抜け道をポロリ、

「あ、でもこれ言うと○○君困るか?」と振り、

中堅が「その解釈に関しては、えっと」と

汗を拭き拭き苦しげに話を接いだりした。

・・・こうゆう役割分担がハナにつく御仁もあれば、

僕のように微笑ましく思うカモもいる。

 

そうそう、こーしてお上に丸め込まれずに、

我々の権利を勝ち取らねばならないんだ!

先輩世代はそうして現在の地位を得たと聞く。

 

気づけば、我々の下の世代を鼓舞する年頃。

でも向いてないよーな自覚が強い。

強いけれども、情報収集に努めてはいきたい。

 

昨晩、とある懇話会に出席いたしました。

 

その会場とは関係ないのだが、寂しい本文が

少しは彩れれば、と。

 

 

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