麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

都電の駅の真横の新築ビルを見上げて

2024年07月18日 | 身辺雑記

都電荒川線というのと

東京さくらトラムでは

随分イメージが違う。

   

欅小路静磨という筆名の作家の

本名が田中武だったりするギャップ

というのは譬えとしてイマヒトツか。

 

 

新宿区早稲田と荒川区三ノ輪を結ぶ

1911年開業(全通は1930年)の、

今や首都を走る唯一のチンチン電車。

 

私は池袋の西口側に住んでいて、

東口からも少々遠くを走る都電を

余り利用しないのだけれど。

 

先月、豊島区役所に寄って、

そのあと早稲田に移動する流れ。

雑司ヶ谷から西早稲田という

地下鉄副都心線で一駅って

選択肢もあったのだが、

降りてからの距離があるから、

都電の東池袋四丁目まで

首都高の下をテクテク歩いた。

 

 

そうそう、この辺りは20代の頃に

頻繁に訪れていて、

それがトンと御無沙汰になって久しい。

なので、都電停留所脇にあった

絵に描いた様な雑居ビルが

瀟洒な高層ビルになっていて、

思わず息を呑み、感慨深く首を上に。

 

 

専門学校のようだ。

通学にはメチャ便利だろう。

都電の真横。

そのさくらトラムを使わずとも、

地下鉄有楽町線東池袋駅も近いし、

池袋から歩くのも可能だ。

 

知り合いじゃなけりゃ

入るのに勇気のいる呑み屋が

せいぜい三階建てほどに

何軒も同居していた時代、

地下にあったのが「馴染み」

 

芝居仲間の女優が切り盛りしていた

・・・かもん。

確かに「かもん」という店名。

だけれど漢字が思い出せない。

歌もしくは花から始まるよな〜と

当時の仲間達に聞けば「香門」だと

言い張る奴もいる。

 

都電荒川線という名前しかなかった

遠い遠いむかしのこと。仕方ない。

見上げるほどの新しい学舎の

学生たちが此処で新しい物語を

紡いで行くのだろうと、

初老の男は「ていしゃば」に立った。

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